どうも、CHASUKEです。
プライム会員であれば実質無料な『Amazon Dash Button(ダッシュボタン)』をAppleのHomekitに対応させて照明を操作させてみました。
以前は「ダッシュボタンはタイムイズマネー派に最適だー!!」っと豪語してたものの、最初の方にちょろっと使っただけでした...
https://chasuke.com/wp/amazondash/
我が家に5個くらいのダッシュボタンが転がってて、こりゃ有効利用せねばとなったわけです...
▼出来上がりは、こんな感じ。(※動画は30秒くらい)
これをやる一番難しいところは、「ラズベリーパイ(小さいPC)」とNode(プログラミング言語)を使ってダッシュボタンをHomekit対応させるところです。だが、安心してください。先駆者たちがしっかりと手順を作ってくれているのでw
僕のように、ダッシュボタンを転がしちゃってる人は、ぜひ有効活用してみましょう。有能なIoTボタンになる可能性を秘めてますよ!!
▼細かいところはあとで説明していきますが、ダッシュボタンで照明操作するために以下のものが必要となります。
- Wi-Fi環境
- ダッシュボタン
- ラズベリーパイ
- Homekit対応された照明器具
では、行ってみましょう。
ダッシュボタンで照明を操作する手順・仕組み
今回はヘアシャンプーとかの「パンテーン」のダッシュボタンを使います。
ダッシュボタンは最近種類が追加されて、130種類以上になってます。価格は500円ですが、最初のダッシュボタンでの購入で500円割引になるので、実質無料です。
▼Amazonベーシックとかもあって、そそられる..
▼ざっくりと手順を4ステップ化すると、こんな感じ。
- ダッシュボタンの初期設定を途中まで実施
- ダッシュボタンをHomekit対応させる
- ホームアプリにダッシュボタンを追加
- ホームアプリでオートメーションを作成
使用するネットワークの設定
通常のダッシュボタンの使い方は、Amazonアプリを使って接続するネットワークとボタンプッシュ時に購入する商品を設定します。その状態でボタンを押すと、翌日に商品が届く。
なのですが、今回はボタンを押して商品を購入するわけではありません。IoTボタンとして利用したいので、接続するネットワークの設定までを行います。
▼Amazonアプリメニュー[アカウントサービス] - Dash端末[新しい端末をセットアップ]を選択します。
▼ダッシュボタンを押して、Bluetoothでスマホと接続します。
▼2.4GHzネットワークを選択して、ダッシュボタンに登録してやります。
▼購入する商品の選択画面において、右上の「×」ボタンで終了させる。
Dash端末[端末を管理]で確認して、「セットアップを完了するには商品を選択してください」となっていればOKです。
Homekit対応させる
ここが少し難しい!!
ダッシュボタンをHomekit対応させる方法は、以前にIRKitをHomekit対応させたときと同じです。(※ただし、root権限での実行が必要)→記事はこちら
上の記事では、ラズベリーパイ上で「homebridge」を起動させ、そのプラグインである「homebridge-irkit」を利用することでIRKitをHomekit対応させました。
今回は「Amazonダッシュボタン」をHomekit対応させるので、「homebridge-irkit」の代わりに「homebridge-dash」というプラグインを利用します!!
ここまで来たら、homebridgeの設定ファイル(config.json)のアクセサリ部分にダッシュボタンを追加します。→設定ファイルの書き方はこちら
そして、上の設定ファイル内に手持ちのダッシュボタンのMACアドレス情報を記載する必要があるため調査します。→このやり方が一番簡単です!!
iOSのホームアプリにアクセサリ追加
ここまで設定できたら、homebridgeをホームアプリのアクセサリに追加します。これで、下の画像のようにダッシュボタンのアイコンが登場してくるはずです。
homebridgeで動かしているため「このアクセサリは認定されていないため.....」というメッセージが出ていますが、問題ありません。
ダッシュボタンを押すことで、オン/オフが切り替われば成功です^^
オートメーションの作成
さぁ、最後の仕上げはオートメーション機能でダッシュボタンを押したら、照明をON/OFFにする仕組みを設定していきます。
iPhoneのホームアプリを起動して、オートメーションタブをタップして設定を開始します。オートメーションを利用するにはハブが必要と言われてしまいますが、サードパーティ製アプリを利用することでハブ無しでも設定することができます。
▼オートメーション新規作成ボタンから「アクセサリがコントロールされたとき」を選びます。
▼まず、照明をつけるトリガーとして、ダッシュボタンの「オン」を設定します。このオートメーションが有効になる時間も設定できます。
▼続いてダッシュボタンが「オン」されたら反応させるアクセサリを選びます。
今回は操作したい照明アクセサリを選びます。複数選択してもOK。
照明アクセサリは、Koogeekのスマートソケットを利用することで、いつも使っている電球を簡単にスマート化できます。
▼完成したオートメーションがこちら
「オン」と「オフ」の2種類を作成しました。
これで、冒頭の動画のとおり、ダッシュボタンで照明の操作ができるようになりました♪
最後に
Amzon ダッシュボタンもこうして使えると利用の幅がかなり広がりますね!!
ボタンを押すと、ボタン自身が起動してから電波を飛ばすので、少し時間がかかる(10秒ほど)のが弱点です。とは言うものの、どこにでも持ち運べて設置できる物理ボタンを手に入っちゃいました。
ちなみに、ダッシュボタンはプライム会員の特典として購入可能ですが、メルカリなどで手に入れてしまえば無料会員でも普通に使えるようです。
ぜひ、転がしてるダッシュボタンを有効活用してみてください!!