どうも、CHASUKEです。
面白いネットカメラを見つけました。
それが、今回紹介する「ATOM Cam」というスマートカメラ。珍しく日本ブランドです。
これの何が良いかを言うと、機能豊富かつ高性能なのに価格が安いんです。税込で2500円。
実は「将来的にHomeKit対応予定」という宣言に釣られて、「Ready for」という聞き慣れないクラファンで購入してました。なので、以前から手元にはあったものの、未開封のまま放置でした。

本記事では、スマートカメラ「ATOM Cam」を紹介・レビューしていきます。カメラ性能もさることながら、アプリの使い勝手も良い。是非おすすめしたいと思えるネットカメラでした。

ATOM Cam の豊富な機能
ATOM Camは低価格2500円ながら、多機能なネットワークカメラです。
僕が記事を書いてる時点でも、これだけの機能が使えます。とにかく盛り盛りです。
機能リスト
- フルHD画質
- 動体検知(AI人体検知)
- 検知エリア設定
- 音声検知
- 双方向オーディオ
- 赤外線ビジョン
- 高感度CMOSセンサー
- 14日間の無料クラウド保存
- 8倍デジタルズーム
- microSDローカル保存
- アレクサ連携
- 4台分の画面同時再生
- タイムラプス
- Edge AI(高性能CPU)

ATOM Camは、これだけの機能を持ちながら、小型で設置しやすい構造をしている。防水機能こそないが、利用範囲はむちゃくちゃ広い。
ATOM Camが他と違うのは、カメラ側に人工知能が内蔵(Edge AI)されている点。よくあるスマートカメラは、AI分析などの重たい処理はクラウドサーバーに一旦映像を送信して解析をします。だが、ATOM Camではカメラ側の高性能なCPUとAIで処理をするため、より安全でサクサクした使い心地を実現しています。例えば、このAIのおかげで動体検出した動画内に人が映ってるか自動判断、仕分けが可能です。

ATOM Cam の外観とサイズ
ATOM Camは、バランスの良いスクエア型の小型スマートカメラ。
正面にあるレンズは、広角130度でフルHD画質の撮影が可能。高感度CMOSセンサーにより、暗い場所での低ノイズを実現し、4個の赤外線LEDでナイトビジョン(夜間撮影)にも対応してます。
サイズはH56×W50×D50mmで、重さは109gです。手に乗せるとこのサイズ感。

背面には、相互会話用のスピーカー、電源用のmicroUSBポート、その横はステータスランプがあります。
USB-Aポートは、機能拡張用に使用します。
▼面白いのが、この土台。
グレーの土台部分は伸縮可能。さらに360度回して角度調節ができます。
また土台の裏には、マイクロSDソケット、初期設定に使うスイッチがあります。
中央が磁石になってます。
軽量なアトムカムは、冷蔵庫などにそのままペタッとマグネットで固定することもできます。

▼付属品は下記の通り。
microUSBケーブル(1.8m)、電源アダプタ(5V/1A)、壁設置用の金属プレートと両面テープが揃ってます。
設置したい面に貼り付けた金属プレートに、ATOM Camを固定しての定点撮影ができます。
金属プレートの中央には穴があり、両面テープが使えないところでは、ネジ打ちも可能。
ATOM Cam を実際に使った感想
ATOM Camを操作する前には、専用アプリで初期設定が必要です。
アカウント作成から始まり、Wi-Fi設定して、アプリに表示されるQRをかざすだけと手順は少ない。また、全てアプリの指示に従うだけなので、5分もあればすぐ使えます。
▼無造作に置かれたATOM Cam。
この状態でアプリで覗くとこんな感じ。
ATOMアプリを開くと、3秒も待たずにリアルタイムな映像が映し出される。今まで使ってたカメラは、接続までモタモタしててストレスだったが、ATOM Camはストレスフリー。当然、同じネットワーク上なら表示はもっと早くなる。
動画や写真撮影、アルバム操作などは画面そばのボタンで操作しやすい。その他、動作検出やSDカード設定など頻繁に触らないものは右上の歯車アイコンから設定ができます。
あらゆる角度で設置できる
ATOM Camはバランスの良いスクエア型と特殊な土台構造により、すぐに欲しい角度が手に入る。まさに変芸自在です。
▼少し持ち上げて、自立させたり。
上下左右の好きな方に向けられる。
▼土台が固定されてれば、もっと前方に乗り出して撮影もできる。
さらに壁掛けしちゃえば、上からも、下からも思うがままに。

これほどまで手軽に設置できるとは感動です。これなら思い通りの撮影ができます。

広角・高画質かつ遅延も少なめ
僕の書斎には、モノを吊す用のアイアンバーがあるのだが、こんなのにも磁石で張りついてくれる。
▼ATOMアプリからの映像がこちら。
部屋は3畳と横長ですが、広角レンズでワイドに。もう少し下を向ければ部屋全体をカバーできそう。
超綺麗とまでは言えないが、周りの状況がきちんと把握できるほどに高画質です。遅延も少なく十分使えます。
動体検出を有効にして、放置すると、反応があった12秒間の動画をクラウドに保管します。保管データは、アプリから2週間いつでも、確認・ダウンロードできます。暗闇でも、この通りばっちり獲物を捕らえます。
指定時間帯のみの検出や、SDカードへのデータ保存(モーション検知時/連続録画)も設定可能
モーションタグ表示を有効にしてると、映像のどこを検知したのか、緑の枠でマーカーしてくれるのでわかりやすい。
AIによる人体検出は、リリースされたばかりなのもあり、精度がイマイチなときもある。だがデータが溜まって学習を繰り返せば、徐々に改善されていくと思われる。
夜間でも外でしっかり撮影可能
僕が放置してた「ATOM Cam」を引っ張り出した理由は、夕方や夜間に現れるコウモリを映すためでした。
▼軒下が映るようにベランダに設置。

結果的には、コウモリは映らなかったが、真っ暗闇の夜間撮影でも十分に使えることがわかった。ナイトビジョンで十分鮮明な映像が見える。

ちなみに、ATOM Camにはバッテリー内蔵されておらず、防水でもないので、基本的には屋内カメラです。しかし、5V/1AのUSBモバイルバッテリーがあれば、電源確保できます。
Cheeroの13400mAhモバイルバッテリーで、3日間以上使えた。Wi-Fiがつながる前提ではあるが、雨をよければ屋外でもいける。
タイムラプスが手軽に撮れる
撮影間隔と終了時間を設定するだけで、タイムラプス映像が手軽に撮れます。
夜空を7時間撮影(30秒間隔)してみました。
こんな映像がすぐ撮れちゃいます。タイムラプスは面白いけど、設定が大変だと面倒になってしまう。
ですが、ATOM Camほどの手軽さなら、すぐやってみようという気持ちにさせてくれます。雲だけでなく、作業風景や植物、色々な場所で試してみたい。
アレクサ連携もばっちり
仕事帰りに娘とビデオ通話を楽しんでる10.1インチスマートスピーカー「Echo Show」です。
これに「アレクサ、アトムカムを見せて!」と言うだけで。はい、この通り。
監視されるのは嫌だが、子供の見守りやベビーモニターとしても使えるのは便利です。
IFTTTやHomeKit対応は今後に期待!
ATOM Camを開発するATOM tech社はユーザーの声がきちんと届くメーカー。公式サイトにはこうある。
今までの日本ブランドが実現していなかった、「進化するプロダクト」をもっとうに、作ってしまうと変わることのない完成品ではなく、製品を使っていただいているみなさんからのニーズに合わせて、お手元の製品はそのままに必要な新機能が追加されるような製品を作っていきます。

例えば、スマホだけでなく、PCでも閲覧したい。
例えば、リモートワーク用のWebカメラとして使いたい。
例えば、店内の人数を可視化し、3密を防ぎたい。

個人的には、まずは自動化サービス「IFTTT」に対応して欲しいと思っている。
IFTTT対応すれば、幅広いサービス・ガジェットとスマートに連携できる。例えば、今はできないスケジュール撮影も使えそう。

ATOM Cam まとめ
以上、コスパ最強のスマートカメラ「ATOM Cam」のレビューを書きました。
ATOM Cam まとめ
- 設置しやすい
- 高画質でサクサク
- 夜間でも使える
- 防水ではない
- モバイルバッテリーが使える
- タイムラプスも手軽
- 今後も機能拡張
ATOM Camは、ちょっとした実験や調査、遊びにも使えて満足度の高いカメラ。手軽で実用的なスマートカメラをお探しの人に、特におすすめです。
