どうも、CHASUKEです。
LINEのスマートディスプレイ『Clova Desk』を購入しました。
CHASUKE
我が家で初めてLINE Clovaシリーズを導入です!
なかなか手を出しづらい価格(税込27,540円)ですが、Clova Deskは1台でイイ働きしてくれます。正直あまり期待してなかったのですが、他とは一味違った機能たちが魅力ですw
具体的には、LINEのメッセージ、音声・ビデオ電話に加え、赤外線リモコンやネットワーク経由の家電音声操作、YouTubeやAbemaTVとエンタメ系まで楽しめます。
しばらく使ってみたので、競合となるAmazonのスマートディスプレイ『Echo Show』と比較しつつ紹介していきます。
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良い面もあれば悪い面もある。シンプルにLINEが使いたいならオススメです
手の届く範囲に置きたいスマートディスプレイ
パッケージ内容は、本体、ACアダプター、取扱説明書と音声コマンド表です。
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機能の呼び出し方法が書かれた音声コマンド表は近くに置いておくと便利♪
LINEを使用中の端末で以下のClovaアプリを設定するとすぐに使えるようになった。
本体をチェック
こちらがClova Desk本体です。
重さ915gと片手で持ち上げれちゃうくらいのコンパクトさ。バッテリー3000mAh内臓であり、家中を持ち運んでLINEビデオ通話なんて使い方もできる。
▼本体インターフェースは以下の通り。
正面には、写真やビデオ通話のためのカメラ、赤外線リモコンのための機器が前方・後方に備わってます。上部には4つの物理ボタン、背面には電源ボタンとシンプルな作り。
上部のボタンは音量調節に便利なのですが、手探りで押しづらい感があります。
続いて、画面サイズについて。
10.1インチ(1280 x 800)のEcho Showと比較すると、Clova Deskの7インチ(1280 x 800)はとてもコンパクトに見えます。Echo Showはスピーカー位置が背面に対し、Clova Deskは画面下に備わっているので約半分はスピーカーです。
Echo Show(左)は画面が大きく離れた場所でも存在感を発揮しますが、Clova Deskは書斎など作業デスクのすぐ隣に置いておくのに適しています。
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我が家では家族間でメイン利用するため、食卓の脇に設置しました!
ホーム画面には、日付時刻・天気・カレンダー等を表示できます。
Clova Deskで撮影した写真やお気に入りの写真をスライドショーさせることも可能です。
Echo Showではプライムフォトに作った専用アルバムに放り込めば良いのですが、Clova Deskの場合は、本体で写真を撮る、またはLINE KEEPに「#clova」とハッシュタグをつけることで表示します。
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設定がやや面倒だが、スマートフォトフレームとしてもお勧め♪
音声コマンドガイドで操作に困らない
ホーム画面から1タッチでコマンドガイドが表示できます。
最初のうちは、使いたい機能の起動ワードがなかなか出てこなかったりします。コマンドガイドでは、やりたい操作・出来る事を確認できて必要な音声コマンドを教えてくれる。スマートスピーカーに不慣れな初心者をしっかりサポートしてくれます。
CHASUKE
コマンドガイドをタップして機能をそのまま起動してくれた、もっと便利なのに..
▼上から下に指でなぞると、メニューが表示される。
Clovaに「ねぇ、クローバ」と呼びかける事で、音声操作が可能になります。話にならないレベルではないですが、Echoデバイスと比較すると、呼びかけの反応は悪いです。
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たまに2,3回呼んでも振り向いてくれないことも..
反応が鈍いときや呼び掛けが恥ずかしい時は、下から上に指をなぞる事で、クローバを呼んだ状態と同じになります。
主要機能を使ってみた感想
Clova Deskでどんなことができるか、ざっくり知るには、こちらの動画が早いです。
https://youtu.be/c7DHRIdcmNk
主要な機能を一通り使ってみたので、感想を書いていきます。
CHASUKE
ちなみに、僕は料理しないため、レシピ機能は使ってません!
音楽はBluetoothスピーカーとして利用
AIスピーカーといえば、気分に合わせて「〇〇を再生して」でお気に入りの曲をサクッと再生出来るのが良いところ。
しかしながら、Clova DeskはLINEサービスである「LINE MUSIC」の有料プランでなければ、1曲30秒しか再生できません。
Echoデバイスでは「LINE MUSIC」こそ未対応なものの、「Amazon Music」の他に「Spotify」等の他サービスにも対応してるのに..Amazon Music Unlimited会員の僕としては、残念すぎる。
CHASUKE
他社の音楽サービスも使えるようになって欲しい
Bluetoothスピーカーとして利用可能
Echo Showと比べるとスピーカー性能は落ちる。
これはEcho Showのスピーカーが高性能なだけで、Clova Deskのスピーカーが最悪なわけではない。Clova DeskはスマホとBluetoothでペアリング出来るので、スマホからAmazon Musicの曲をBluetooth経由で飛ばして再生する使い方が可能です。
CHASUKE
僕はこっちの方法で利用しています
AbemaTVの「ながら見」が捗る!
Clova Deskでは、YouTube(ブラウザ版)とAbemaTVが再生可能です。Echo Showでは、AbemaTVが再生できない代わりに、プライムビデオが再生できます。
CHASUKE
どっちが好みかは個人の趣味ですね
プライムビデオが見れないのは残念ですが、個人的にはClova Deskで映画を見るには画面が小さく感じます。いつでも興味をそそる番組を放送する「AbemaTV」は、パソコン横に置いて、ブラウジングやゲームしながらの「ながら見」が捗ります。
Bluetoothは「IN・OUT」とも対応しているため、Bluetoothイヤホンを使えば、深夜に利用しても家族からの文句はありません!!
YouTube(ブラウザ版)利用イメージ
▼ブラウザ版の「YouTube」の再生はこんな感じに使えます。
ブラウザ版のYouTubeは使いづらいですねー。
Clova Deskは画面が小さいのでなおさら。また検索キーワードの入力で音声入力ができないのは改善して欲しいところです。
CHASUKE
画面が小さい上にキーボード操作はしんどいです
赤外線家電をスマート化できる
Echo Showと大きく異なるのが、家電連携の機能です。
Clova Desk本体に赤外線リモコンが搭載されるため、別でスマート学習リモコンを用意しなくてもすぐに既設家電のスマート化が可能です。
「ねぇ、クローバ。テレビをつけて」
これでテレビが声に反応するようになります。
我が家では、スマートスピーカーの登場以来、あらゆる家電を連携させてますが、とっても便利です。最近は、音声操作が使えないビジネスホテルや実家などの空間にいると不便を感じています。
CHASUKE
実家は僕が頑張るとして、アパホテルとかルートインとか早く音声対応して欲しいものだ
赤外線連携の残念な点
便利な家電連携の機能ですが、残念な点もいくつか。
赤外線の送信は、前方・後方のみで上方向に送信できなかった。我が家のシーリング照明が操作できなかった。最近のスマート学習リモコンは半天球どこでも赤外線が届くように設計されているのだが、LINE Clovaはそうではないようだ。
もう1つ、登録できる家電は、エアコン、テレビ、照明を各1台ずつ。
「1台できれば十分じゃん」と思われるかもしれないが、我が家のリビングには2つの照明があります。また、DVDプレーヤーやロボット掃除機などの機器も操作したい。
CHASUKE
何台でも登録できるようにして欲しいですな
スマート家電の連携も可能
上記の残念な点は、いわゆるスマート家電の連携で解消するかもしれない。
Clova Deskでは、スマート照明「Philips Hue」のようなネットワーク家電の連携も可能です。ただし、アレクサやGoogleアシスタントと違い、まだまだ対応製品が少ないのが現状です。
▼こちらは一例ですが、対応するスマート製品は以下の通り。(→全サービスはこちら)
- Philips Hue(照明)
- Meross(プラグ・照明)
- TP-LINK Kasa(プラグ・照明)
- Qrio Lock(スマートロック)
- sRemo(スマートリモコン)
これらをプラスさせることで、スマートホーム化が加速します。
CHASUKE
当ブログでいくつか紹介しているので上記リンクからチェックしてくださいねー!
LINEが使えるのが最大の強み
最後になってしまいましたが、LINEの使い心地です。
Clova Deskの最大の武器ですね。
「〇〇(友達)に(ビデオ)電話して」や「〇〇(メッセージ)ってLINEして」で簡単にLINEメッセージや音声・ビデオ通話が使えます。
CHASUKE
我が家はLINEモバイルとSIM契約してて、通話も含めLINE使い放題です。相性抜群なのだ♪
使い慣れたLINEなので使いやすい
Echo ShowでもAlexaアプリがあればスマホと音声・ビデオ通話ができますが、使い慣れたLINEの方が圧倒的に実用的です。うちの親も、電話は全てLINE経由ですね。
CHASUKE
当然、妻も親もAlexaアカウントを持ってませんからw
▼Clova DeskとEcho Showでの発信イメージ。LINEアイコンが表示され、スマホアプリと同様な感じに使える。
LINEのビデオ通話では、映された顔に犬や猫のCGを重ねて表示する面白い機能があるのですが、Clova Deskからはそれができない。カメラ撮影では使える機能なのに、なぜだろう。
CHASUKE
コミュニケーションを豊かにするので、是非使えるようにして欲しい
メッセージは「Desk専用アカウント」が使える
はじめに気になったのがLINEアカウント。通話とメッセージで使えるアカウントが違います。
LINEメッセージには、個人アカウントとDesk専用アカウントが選べます。
この専用アカウントでは指定グループのみのトークを送受信できます。
我が家では、食卓に設置したClova Deskから家族用に作成したグループLINEに、音声入力で送受信できる形を取っています。音声操作で簡単なので、思った事をすぐにLINEできて便利です。
音声の聞き取り能力にも限界があり、長い文章は厳しいですが、「今日は何時に帰る?」「今日はゴハンいる?」「アイス買ってきて」などと思いつきで手軽にLINEできます。
グループLINEに返信があれば、Clova Deskに「新しいメッセージ」という表示がされ、「メッセージを読んで」と言えば、音声で読み上げてくれます。
CHASUKE
このDesk専用アカウントは、ナイスな機能ですね!
通話は個人アカウントのみ設定可能
音声・ビデオ通話に使えるのは個人アカウントのみです。
個人的には、これが少々使いづらかった。
個人アカウントを設定した場合に、気になるのがプライバシー問題です。これは自分の声を鍵にする「声認証」によりプライバシーを保護します。
とは言っても着信がこれば名前が表示されます。それが知らない人なら「ムムム」ってなりますよね。色々と面倒ですw
それに加えて、僕のLINEアカウントを通話に設定すると、Clova Desk(僕)から妻へ連絡できますが、Clova Desk(僕)から僕へ発信はできないです。当然ですよね。
個人で書斎で利用するなら、問題ないですが、僕の使い方としては、近くに住む親との連絡手段だったり、家族の相互連絡のためです。
CHASUKE
こちらもDesk専用アカウントが使えたらベスト何ですが..コレは色々と不便だ!
ということで、Clova Desk専用のLINEアカウントを作りました。
もう1つLINEアカウントを作るには、電話番号が必要になるんですが、LINEモバイルで契約すればデータSIM(電話番号なし)でもLINEアカウントが作れます。
しかも、毎月1GでLINEは使い放題プランで、たったの500円です。
CHASUKE
コレって裏技なんですかね
僕はこれで理想の使い方ができました。また、下手に友達表示とかされないのも都合が良いです。ちなみにデータSIMは手持ちのiPadで、毎月1Gを有効利用できてます。
データSIMの場合は、解約手数料が発生しないため、使い方に悩んでる人は、検討してみても良いかもです。
最後に
Clova Deskを実際に使ってみた感想をEcho Showと比較しつつ書いてみました。
記事では触れてませんが、アレクサスキルと同じように、Clovaのスキルを取り込むことで機能を拡張できます。(→スキルをチェック)
Clova Deskは、Echo Showと使い方や出来る事が違うため、どちらを買うのが正解ではなく、理想の使い方ができるかが選ぶポイントだと思います。
▼以下に特徴をまとめます。
- 7インチのスマートディスプレイ
- スマートフォトフレームとして使える
- AbemaTV・YouTubeが見える
- 音楽サービスはLINE MUSICのみ
- BluetoothはIN、OUTに対応
- 赤外線リモコン+スマート家電に対応
- LINEメッセージ・通話が使える
色々と不満点や改善点を書いたものの、総合して満足のいく使い方が出来ています。
▼少しでも気になった人は、Clova Deskの販売ページは以下です。
▼Echo Showはこちら。
それではまた。