どうも、CHASUKEです。
ポータブル電源といえば、アウトドアや車内、災害時にも強い味方となるアイテム。今回は前回レビューしたRIVER Miniより大容量・高出力な「EcoFlow RIVER Max」を試してみました。
RIVER Maxのスペックは容量576Wh・定格出力600Wとなっており、万が一の停電時でも、スマホ充電や照明、体温・空調を調節するサーキュレータや電気毛布も問題なく利用できます。

X-Boost技術で1200Wのドライヤーも動く!!
AC×3とUSB×4を含む10個の出力ポートを搭載し、入出力や設定を確認できるスマホアプリ対応にも対応。また、1.6時間の高速充電もできる多機能なポータブル電源です。
本体サイズは28.8×18.5×25.3cm、重さは7.7kgの中型クラスで、立派なハンドルのおかげで非常に持ち運びしやすくなってます。

ということで本記事では、ポータブル電源「EcoFlow RIVER Max」のレビューをします。製品の特徴から、デザインや付属品、色々と試してみた感想をお伝えしていきます。
災害時の備え、アウトドアや車中泊にも使いやすいポータブル電源をお探しにおすすめです。同スペックの中では価格もお手頃(セールで5万円台前後)なのもポイントです。
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EcoFlow RIVER Max の概要と特徴(製品スペック)

洗練されたデザイン
EcoFlow RIVER Maxは、アウトドアや車内、災害時にも役立つポータブル電源です。
▼まずは概要や特徴をまとめます。
RIVER Maxの特徴
- 容量576Wh・定格出力600W
- 10個の出力ポートを搭載
- 288Whを分離して使える
- 定格出力1200Wの家電が動かせる
- わずか1.6時間の高速AC充電に対応
- ソーラー・シガーソケット充電に対応
- スマホアプリ対応のIoTモデル
- 保護システム(BMS)搭載で2年保証
今や災害時の停電対策として、ポータブル電源は定番とも言えます。情報伝達や収集するためのスマホや、部屋を照らす明かり、季節によってサーキュレータや電気毛布も2,3日使えるものを備えておきたいですよね。
RIVER Maxなら、容量576Whが蓄電可能でiPhone13(3,227mAh)を約40回分のフル充電が可能。AC端子を3つ備えており、さまざまな電化製品を動かすことができます。
▼例えば、これだけ使えます。
照明(10W) | 50時間(DC) 17時間(AC) |
冷蔵庫(150W) | 3〜6時間 |
テレビ(110W) | 4〜8時間 |
ドライヤー(1200W) | 0.8〜1.6時間 |
コーヒーメーカー(1000W) | 21〜25カップ |
電気ケトル(1200W) | 0.8時間 |
電気フライパン(1200W) | 0.8時間 |
スマホ(11Wh) | 42回 |
ノートPC(49.9Wh) | 10回 |
AC出力は家庭用コンセントと同じ純正弦波です。これが修正正弦波だと電子機器やモーター駆動系の製品には利用できないが、RIVER Maxなら問題なく使えます。
▼出力は10ポートと豊富に揃ってます。
詳細な出力スペック
AC ×3 | 純正弦波 合計600W(サージ1200W) |
USB-A ×2 | 最大12W |
USB-A Fast Charge | 最大28W |
USB-C | 最大100W |
シガーソケット | 最大136W, 13.6V DC, 10A |
DC5521 ×2 | 13.6V DC, 3A |
種類が豊富です。
AC出力は定格出力600Wまで。通常、それを超える出力はエラーでストップしてしまうが、EcoFlow独自技術X-Boostにより、2倍の1200Wまでの電化製品を動かせます。
X-Boostとは?
稼働させる電化製品の電圧を下げて、消費電力を下げて動作させるEcoFlow独自技術。
例えば、定格出力1200Wのドライヤーなら、定格出力600W以下に調節して稼働させます。ただし、加熱量が減り、髪を乾かす時間が長くなる。
X-Boostが使えるのは、電圧を下げても稼働する電化製品に限られます。
RIVER Maxは、RIVERモデル(容量288Wh)にエクストラバッテリー(容量288Wh)をくっつけたモデルとなっています。
利用するシーンに応じて、軽量化して持ち運ぶことができる珍しいポータブル電源です。
本体は、AC・シガーソケット・ソーラーパネルの3つの方法で蓄電が可能です。
詳細な入力スペック
AC充電 | 最大500W |
ソーラー充電 | 最大200W 10-25V DC 12A |
シガーソケット充電 | 12V/24V DC 10A |
必要な充電ケーブルは全て付属してます。
ここでもEcoFlow独自技術のX-Streamにより、AC充電の速度がとにかく早い。なんと、1時間で80%までの高速充電に対応しています。

EcoFlow RIVER Max の外観と付属品
こちらがEcoFlow RIVER Maxです。見た目がとてもカッコいいですよね。表面は光沢が抑えられた素材で、高級感があります。
外観・デザイン
前面のパネルには、液晶ディスプレイ、各種USBポート、DC・シガーソケット、LEDライトが備わっております。
シガーソケットの電化製品を使ったり、車載で本体を充電(12/24V)することもできます。
円形ライトは、スイッチを押して、3パターンの点灯モードに切り替えができます。
ライトは細いですが、真っ暗な部屋で白い壁に反射させてみると、ある程度の明るさは確保できた。緊急用としては十分に役立ちそうです。
側面パネルには、排熱用ファンとAC端子(3ピン対応)が3個並んでます。
反対側の側面は、入力端子(AC・DC)。給電時に蓋を開けて使います。
背面にインタフェースはなく、どこから見てもカッコいいデザインとなってます。
他社製だと、ハンドルを収納できて上に物を置けるものが多いですが、RIVER Maxはハンドル下にちょっとした物を置ける程度です。
その代わり、とても握りやすい。7.7kgありますがわりとスイスイ運べる感じです。
RIVER MaxからRIVERへ
概要にも書きましたが、RIVER Max = RIVER + エクストラバッテリー です。
4つのネジで固定されており、これを外すと本体とエクストラバッテリー、底面パーツの3つに分解されます。

ドライバーがいるので少し大変
エクストラバッテリーを外して、底パーツを取り付けると容量半減の288Whとなるが、サイズ感と重さがゴリっと変わります。


持ったときのインパクトもだいぶ違います。


ポータブル電源のサイズ選びは難しいですよね。さまざまな使い方を考えてる人には、RIVER Maxの2WAY機能は魅力だと思います。
付属品
続いて、付属品について。
付属品
- 本体
- AC用充電ケーブル
- シガーソケット用充電ケーブル
- ソーラーパネル用充電ケーブル
- DC5521-DC5525ケーブル
- 取扱説明書(日本語)
充電用のケーブル類が同梱されてます。

シガーソケット用|ソーラーパネル用
こちらはAC・DC用のケーブル。
左のACケーブルは電源アダプタがないので、嵩張らずに収納して持ち運びができます。これで最大500Wの給電ができるのは驚きです。
▼取扱説明書も丁寧に書かかれてます。
EcoFlow RIVER Max を試してみたレビュー
RIVER Maxの電源を入れると、液晶とライトバー(ムードライト)が点灯します。蓄電残量と入出力などの表示がとても明瞭で見やすい。
ボタン確認音やライトバーに関しては、全て、スマホアプリとWi-Fi接続して遠隔で設定変更できます。ファームウェア更新もここから可能。
逆に言えば、アプリからしか設定変更できないのは弱点とも言えるのでご注意を。
ライトバーの色をカラフルにしたり、点灯パターンを変えたりもできます。これは照明目的というより、イルミネーション要素が高いですね。
さてさて、RIVER Maxでいろいろ試してみたので紹介していきます。
スマホ42.6回分の蓄電できる安心の1台
災害(特に停電)のときに、1番必要なのがスマホの電源ですよね。これがないと情報を伝えることも受け取ることもできなくなります。
River Maxなら、スマホ(3,000mAh)を約42回フル充電できる量の電気を蓄電できるので、照明や扇風機を回しながらでも家族全員のスマホを2日間くらいはまかなえそう。

ファン音も静か!!
消費電力はスマホアプリで確認できます。
それと100W出力のUSB-CとACポートも備わっており、ノートPCへの給電も可能です。

X-Boostで定格出力1200Wの電化製品が動いた
RIVER Maxは定格出力600Wですが、独自技術のX-Boostにより、定格出力1200Wまでの一部の電化製品なら電圧を落として動かせます。
▼試しに、定格出力1200Wのドライヤーを試してみた。
ドライヤー側でいくつかモードが選べて、熱量が弱いSETモードなら約500Wと液晶表示され許容範囲でした。
次にTURBOモードで動かすと、最初のうちは600Wを超えていたが、徐々に抑えられ、、、
最終的に600Wで安定稼働します。凄い!!
熱量は弱くなってますが、普通に使えます。1200Wの電化製品が動かせるのは驚きです。
同じく1200Wの電気ケトルも問題なく使えました。電圧を落としてる分、湯が沸くまでの時間が多くかかりますが、ケトルは車載やアウトドア、災害時など活躍の幅が多いので嬉しい。
1時間で80%の高速充電・ソーラーパネル充電を試してみた
EcoFlowのポータブル電源は、独自技術のX-Streamにより充電スピードがとても早いです。ACケーブルで接続して計測してみましたが、1時間で75%まで充電されました。爆速。
充電時間 | バッテリー残量 |
0分 | 0% |
40分 | 47% |
60分 | 75% |
90分 | 97% |
80%までの充電スピードが特に早く、なんと、Max時は486Wで給電されてました。
高速充電できるポータブル電源は珍しいですよね。短時間で蓄電できるのは強いです。
▼続いて、こちらのソーラー充電も試してます。
ソーラーパネルは最大160W出力対応モデルで、かなり大きめ。ですが、折り畳んで専用ケースに入れれば、持ち運びもできてしまいます。
こちらのソーラーパネルを晴れた日(気温12℃)に試してみました。太陽に向けて設置し、専用ケーブルに繋ぐと蓄電開始します。
日に当たってる時の給電量をチェックしてみると、67W前後でした。最大160WソーラーパネルでRIVER Max側も200Wまで入力できるのを踏まえると、もう少し頑張ってほしいところ。
とは言っても、停電時でも太陽光で自家発電できる安心感はかなり大きいですよね。
EcoFlow RIVER Max のレビューまとめ
以上、容量576Wh・定格出力600Wの多機能ポータブル電源「EcoFlow RIVER Max」をレビューしてみました。
▼レビューをまとめるとこんな感じ。
良い点はココ
- カッコいいデザイン
- 独自機能が豊富で先進的
- バッテリーを分離できる2WAY
- 多くのスマホを同時充電できる
- AC•車載•太陽光で充電できる
- 1200Wまでの一部の家電を動かせる
注意点はココ
- 一部設定はアプリからしかできない
- ソーラーでの発電効率が今ひとつ
- バッテリーの分離にやや手間がかかる
RIVER Maxは、中型サイズ(2WAY)にもかかわらず、高速充電と一部の1200W電化製品が動かせる独自機能に優れたポータブル電源でした。他社にはない機能が魅力だと感じました。
今後いつ発生するかわからない災害の備えとして、日常使いもできる蓄電アイテムをお探しの人に非常におすすめの1台です。
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