どうも、CHASUKEでございます。
Appleデバイスを使って快適なスマートホームを実現する方法として、Appleホームアプリでは、HomeKit対応製品の操作を自動化できる『オートメーション』という機能がある。
ここで、問題が1つ。
オートメーション機能をAppleホームアプリで使うには、AppleTVもしくはiPad、HomePodをハブとして設定する必要があるのだ。Appleサポートにも問い合わせたのだが、たとえ自宅Wi-Fi内のみであっても、ハブ無しではオートメーションが使えないとのこと。
だが最近、サードパーティのホームアプリを使えば、自宅内(ローカル環境)のみ限定で、ハブ無しでもオートメーションが使えることに気づいた。。。
家にいるとき限定(ローカルネット接続時)ではあるが、「タイマーで電気をつけたり」「廊下の電気を消したら、リビングの電気をつける」のような、自動化が可能になった。オートメーション機能は、Homekitアクセサリを使ったIFTTTみたいなイメージです。
ハブ設定無しで、オートメーション機能を使う
ハブ設定をしていなければ、Appleホームアプリでは「Apple TV(第4世代)をホームのセンターにしましょう」と表示され、オートメーションの追加ができない。
だが、今回紹介する方法でオートメーションを追加することができる。下画像のように「ホームハブが接続されていません」と表示されるものの一覧に追加できた!!
やり方は簡単。
サードパーティのホームアプリを使ってオートメーションを追加するだけ。
サードパーティ製アプリでオートメーションを作成
今回は、サードパーティが公開するホームアプリとして、Koogeekのものを利用します。
▼そのアプリがこちら
▼上記以外にも、ログイン不要な「Hesperus」や「Insteon+」など色々とある。
今回は、HomeKit対応のスマートコンセントを利用して、朝6:15に電源ONにしてお湯を沸かすという自動化機能(レシピ)を作ってみます。
▼Koogeekアプリを起動し、「AUTOAutomation」タブへ。先ほどのiPhoneホームアプリのオートメーション画面とは違い、右上に「+」ボタンがあります。
レシピ名は「湯沸かし」とし、「AUTONext」ボタンで次へ。
▼「IFTTT(イフト)」のようにTrigger(トリガー)とAction(実行)を設定できます。
今回の場合、「AUTOTimer」で起動時間を設定する。
別のアクセサリをトリガーとして、「廊下の照明がOFFなら」や「ベランダの気温センサーが0度以下なら」といった設定も可能です。
▼AUTOTimerでは、時間とリピートを指定する。なにやら英語表記でわかりづらい。後でAppleホームアプリで修正が可能なので、ここは適当でOKです。
とりあえず、Trigger側は完成した。
続いてAction側です。
スマートコンセントをONの設定で選択します。
▼これで登録完了。この状態で再び、iPhoneホームアプリを確認すると。。。
はいっ、キタキタ!!!
Appleホームアプリで設定変更や追加が可能
1つでもオートメーションのレシピが作れれば、もうこっちのもんです。
▼Appleホームアプリに作成されたレシピを選ぶと、以下のように設定変更が可能♪
シーンは「TT 湯沸かしxxxxxx」と謎のものが勝手に作られてましたが、この画面で修正できます。「このオートメーションをテスト」をタップすれば、時間を待たずにオートメーションをテストできます。
時間を待って実験したところ、6:15にきっちりポットの電源がオンになった。どうやら「ホームハブが接続されていません。」と表示されていても動くようです。
▼1つでもオートメーションの登録があれば、「+」が表示され、新規追加が可能になる。
人の出入りは自宅ネットから離脱するため利用できないが、その他はいけるかと思います。
Appleホームアプリよりサードパーティのが機能が多い
Appleホームアプリが使えるようになったわけですが、実は、サードパーティ製アプリのが使える機能が多い。。。
例えば、「センサーが何かを検知したとき」というトリガーで選べるアクセサリは、Appleホームアプリでは二酸化炭素濃度だけに対し、Koogeekホームアプリでは多くのセンサーアクセサリが選べる。
ちなみに我が家では、ラズパイを利用してIRKit(学習リモコン)やNetatmo(環境センサー)をHomeKit化させている。→詳細はこちら。
▼さらに、Appleホームアプリではトリガー指定は、1つのアクセサリしか選べないが、Koogeekなどサードパーティ製なら、複数のアクセサリを指定できる。
複数のアクセサリの指定、「and」と「or」の組み合わせも自由自在です。これを設定して、画像右のAppleホームアプリを確認すると、複合条件が反映されていることがわかる。
これによりセンサー系の連係がより使いやすくなる。例えば、湿度アクセサリを使って、加湿器のスイッチをONにするなど。スマートコンセントを組み合わせれば簡単にできちゃう。
homebridgeでNETATMO環境センサーを利用する場合、ホームアプリを開く度にセンサー情報が更新されるため、リアルタイムな自動化ができない..
最後に
Appleホームアプリのオートメーション機能は使いたいけど、ハブとなるデバイス無くて困っている人は、サードパーティ製のホームアプリで試してください。
オートメーション機能の利用で、センサー系(温度、湿度、気圧、二酸化炭素濃度、空気の質)などと組み合わせが可能でカスタマイズの幅が広がります。使いたいセンサーがマッチしていれば、HomeKit対応センサー『Elgato(エルガト)』などを導入すると良いと思います。
▼Elgatoの環境センサー(温度/湿度)のレビューはこちら
https://chasuke.com/eve_degree/
それではまた。