どうも、IoTに興味深々のCHASUKEです。
参加したワークショップで「MESH(メッシュ)」と呼ばれる面白IoTガジェットに出会った。1個6,000〜7000円という値段にちょっと引いたが、やっぱり欲しいので、買っちゃいました♪
▼これがMESH(ボタンタグ)。親指サイズ。
今回は、こいつを紹介していきます♪
MESH(メッシュ)って??
MESHは、もの作りの元祖SONYが新規事業開発の一貫として開発した無線通信が可能な機器です。日本とアメリカで同時発売されたということもあり、どこか海外っぽい感じがします。
MESHは、専用アプリを使って「○○(入力)をしたら、□□(出力)する」をつなぎ合わせることで自動化の仕組みを作ることができます。
簡単な例として、こんな感じ。
- MESHのボタンを押したら、メールする。
- MESHに人が近づいたら、iPhoneでベルを鳴らす。
使い方は、アイデア次第で無限大です。
MESHタグは7種類あります。
無線通信が可能な小さな機器は『MESHタグ』と呼ばれ、現在7つの種類が販売されています。
▼MESHタグの7つの種類。
▼それぞれ、左から簡単に機能を紹介します。
タグ名 | タイプ | 動作 |
---|---|---|
LEDタグ | 出力用 | タグ上部のLEDを光らせる |
ボタンタグ | 入力用 | ボタンを押すとアプリに通知 |
人感タグ | 入力用 | 人がタグに近づくとアプリに通知 |
動き | 入力用 | タグを動かすとアプリに伝える |
明るさタグ | 入力用 | 明るさの変化を検知し、 アプリに伝える |
温度・湿度タグ | 入力用 | 温湿度の変化を検知し、 アプリに伝える |
GPIOタグ | 入力・出力用 | デジタル/アナログ信号をアプリに 伝えたり、アプリから受け取る |
7番目の灰色のタグは、上級者向け。
アプリからの指示で電気を流すことができるので、モーターに接続して、物を動かすこともできるので、奥が深そうなので、今後チャレンジしてみたいタグのひとつ。
ボタンタグを購入
7種類もあり、全部買うと45,860円します(> <)
可愛いタグのくせに高すぎる。。ということで、1番シンプルで使いやすそうなボタンタグを選びました。(※他のタグより1000円安い...w)
▼AmazonやYahooショッピングで購入できます。
いつものように、開封報告です。
▼パッケージに「Button」と記載されております。
▼すっぽりハマっておりました。
▼パッケージ内容はこんな感じ。
- 日本語と英語の取扱説明書
- 1年間有効な保証書
- MESHタグ本体
海外っぽい外装で、内容はすごくシンプルという印象です。
▼タグ本体はマイクロUSBにて充電が可能。充電中はLEDがオレンジに点灯します。
フル充電されると消灯します。
早速アプリで仕組みを作ってみる。
まずは、専用のアプリをインストール。
iPhoneアプリをインストールして、仕組みを作っていきます!!
絵と絵をつないでプログラミング♪
タグ追加ボタンから、MESHタグとBluetoothのペアリングして登録します。チュートリアルが出てくるので、スムーズに関連づけできました。
▼この画面で仕組みを作成していきます。
マス目にタグをセットして、線でつなぎ合わせていくだけでシンプルに仕組みが作成できます。絵でプログラミングしているような感覚です。マナーモードにしていても操作音が出ます!(消せないのだろうか....)
つなぎ合わせるタグの種類は、全部で4つあります。
- MESHタグ…これが親指サイズのタグのことで、全部で7種類あります。
- モバイルタグ…iPhoneやiPadの機能を利用できます。
- ロジックタグ…時間を条件にするタイマーや入力カウントを条件にするカウンターなどを利用できます。
- 連係タグ…Gmail(メールの送信)やIFTTT(MESHと他アプリの連係)などのサービスを利用できます。
今回は私が購入したボタンタグを使って処理を作っていきます。さて何ができるか?
例えば、ボタンタグを押すだけでメールを送信することが可能にできるので、
- 一人暮らしのじいちゃん、ばあちゃんの安否確認
- 夫婦共働きで子供の帰宅と安否確認
などなど。
アイデア浮かんでこなくても大丈夫。レシピ集と呼ばれる仕組み一覧を参考にできますよ。何気ない時にアイデアは舞い降りてくるものです^^
今回、私が作った仕組み(レシピ)。
私たち夫婦は共働きなので、帰る時間もバラバラです。
家の玄関に置かれた、ボタンタグを帰宅したタイミングでポチッと押すことで、メールが届く仕組みを作ることにしました。
▼こんな感じで作成。
ボタンタグは、「1回押す」「すぐに2回押す」「長押し」の3種類の入力をアプリ側に伝えることができますので、MESHタグを3パターン並べています。
上から順番に、「1回押す」「すぐに2回押す」「長押し」の情報が来たら右側の処理が起動するようになっています。
すぐに2回押された場合、嫁さんのiPhoneにメールが送信されます。長押しされた場合は、私のiPhoneにメールが送信されます。1回押された場合は、ガイダンスを流します。
スピーカーでは、どんな動作をしたか録音した音声を流すようにしています。そして、MESHアプリと他のアプリの連係を可能にするIFTTTも試しに入れてみました。
▼使った機能はコチラ。
MESHが連係タグで「IFTTT」を起動したら、Googleドライブ上のスプレッドシート(google版Excel)に右側のようにログ行を追加していくようにしました。
とりあえず、これで完成!!
ボタンを押すだけという超簡単な動作だけなので、手間なく日常生活に取り入れることができます♪
古いiPhoneの使い道が見つかった。
このMESHは、Bluetoothを利用してアプリのインストールされたiPhoneやiPadと連携して動く仕組みになっているので、iPhoneをボタンの近くに置いておく必要があります。
自分のiPhoneには、もちろんMESHアプリをインストールしていますが、嫁さんはインストールしていません。MESHを実用する上で、利用者にアプリを強制するのはナンセンスですしね。
▼ということで、こんな感じに、昔使っていたiPhone5にアプリをインストールして近くに置いて利用することにしました。
今まで活用できてなかった古いiPhoneの使い道が出てきて嬉しい♪
MESHの良い点・微妙な点
良い点
- 仕組みの利用者目線で、スマホ操作や機械が苦手な人や子供にも簡単操作で使いやすい。(ボタンを押すだけで手間がかからないので、嫁さんにも使ってもらえてます♪)
- 電子工学、難しいプログラミングが不要。
- 今回は説明していませんが、JavaScriptが書ければSDKを利用して、独自で処理タグを作れます。(次回挑戦予定!)
- 仕組みの開発者目線で、単純な動作でインターネットにつながるハイテクさを味わうことができる。
- 綺麗で見やすい操作画面で、小さいiPhoneでも問題なく仕組みを作れる。
微妙な点
- お値段が6,000-7,000円で結構いい値段。
- Bluetooth通信のため、MESHアプリをインストールしたiPhoneを10m以内に置いとく必要がある。
- iPhoneはマナーモードでも、お構いなしにスピーカーから音が出るので、間違えたら、恥ずかしいことにもなりかねない。
- バックグラウンドで「MESH」起動とBluetoothをオンにしとく必要があり、iPhoneの電池が結構消耗しているような気がする。(iPhoneが古いせいかも...)
- まだまだ連係タグの種類が少ない。これからに期待!
とりあえず1個がオススメ!!
まずは、どれか使えそうな1個を買ってみて、遊んでみるといいと思います。迷っちゃうと思いますが。。
簡単な動作が引き金となり、自分の作った仕組みが動きだすのが、とにかく面白い。いろいろ実験していて飽きません。また、プログラミングの知識がない人や子供でもゲーム感覚で仕組みを作成できて遊べると思います。作ったらすぐ試せるっていいですね!!
実用的にも使い道があるIoTガジェットです♪