記事の内容
高出力な4ポート充電器「KOVOL Spring 120W」をレビューしています。下記の3点でピンときた人は是非ご覧ください。
- USB-C×2・USB-A×2ポート
- 電源ケーブル式
- 単ポート100W・合計120W出力
どうも、電源ケーブル式の高出力なUSB充電器を探していたCHASUKEです。
折りたたみプラグの充電器なら100W出力は多くありますが、コンセント直付だと、テーブルや棚の上で使いづらいですよね。
今回見つけた「KOVOL Spring 120W」は電源ケーブル付きなので、コンセントから離れた場所ですっきり使えます。
USB-C×2・USB-A×2ポートを搭載し、単ポート100W・合計120W出力の充電器です。
KOVOL 120Wの3つのポイント
- 4デバイス同時充電
- 電源ケーブル式でスッキリ配置
- 合計120Wの高出力


Charging Mateとは…
ということで本記事では、KOVOL Spring 120Wをレビューしていきます。外観や出力スペック、実際に使ってみた感想をお伝えします。
本記事は商品提供をいただき、レビュー記事を作成しております
KOVOL 120W の外観と出力スペック
KOVOL 120Wは、電源ケーブル式のUSB充電器です。正面に4ポートが配列されており、長細い形状(46×46×85mm)となってます。
サラサラと手触りの良いマットな質感で、デスク上に置いてあってもダサくない。これ大事。
ロゴが1面のみありますが、転がして配置すれば、隠すこともできます。
また、この充電器はGaN技術が採用されており、出力効率に優れています。そのため、発熱しにくく、安全性にも優れています。
見た目のわりに、重さは335g(本体のみ)とずっしりあります。350ml缶近くあるので、頻繁に持ち運びするのは少しつらいですね。
前回レビューしたUSB+AC充電タップのBaseus PowerComboよりも一回り大きいです。

Baseus|KOVOL
合計120Wの高出力充電器と考えると、このサイズは仕方がないですね。
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Baseus PowerComboレビュー|デスク周りに理想的なUSB+AC電源タップ!
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▼正面にはUSB-C・USB-Aが2ポートずつ、背面は電源接続用のメガネ型ポートがあります。

安心の4ポート

PSEマークはココ
1ポート利用で100W出力、2ポート同時で60Wずつ出力できるパワフルさを備えます。

▼電源と繋いでみると、正面のLEDランプが3つ点灯します。これで通電確認ができます。
電源ケーブルは1.5mです。
また、本体・ケーブルと合わせて、取扱説明書が同梱されてます。
充電ケーブルが付属していないため、自前で用意する必要があります。
個人的におすすめケーブルはAnker PowerLine III Flow。100W対応で柔らかく使いやすい。
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【レビュー】Anker PowerLine III Flow USB-Cケーブル|耐久性のある柔らか急速充電ケーブル!
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KOVOL 120W を複数ポートで使ってみた感想

デスクのモニター下に配置!!
KOVOL 120Wは1.5mの電源ケーブル付き充電器です。出張や仕事への持ち運びもできますが、重たい・ケーブルがかさばるので、向いてません。
テーブルや棚で据え置きがおすすめです。また、4ポート・120w出力対応なので、デバイスを選ばず使えるのも大きなメリットです。
デスク上に配置してみたけど、電源ケーブルは脱着できるため、紛失リスクはありますが、配線する上で便利ですね。
ここが不意に抜け落ちないか心配でしたが、しっかり差し込めて問題なしでした。
▼デスク据え置きなら、目の前にポートを用意できる。デバイスの充電がスムーズにできます。
iPhoneやMacBookはもちろん、SwitchやiPad miniなども出力を気にせずにスグ充電できるのが良いですね。
置いただけでは利用するたびに位置ズレします。僕はアクリルゴム素材の剥がしやすく粘着力の強い両面テープ「鬼ピタ」で固定しました。

出力スペック
ポートごとの最大出力スペック
1ポート利用で最大100W出力、2ポート同時でも60Wずつ出力のパワフルさを備えます。さらに、4ポート利用で合計120Wを超えます。
1ポート利用
USB-C単ポートで100W給電が可能。MacBook Proなどにもフルスピードで充電ができます。
僕の場合、100W入出力のモバイルバッテリー「SuperTank Pro」でよく利用するので、こちらを繋いでみました。
SuperTankのスクリーンに97.9Wと表示され充電されています。うん、いい感じです。
2ポート同時利用
もう1つのUSB-Cポートに、iPad Pro 11インチを繋いでみました。
新たに機器を接続すると、一瞬だけ電力供給が停止し、電力配分の再調整が行われます。
調整後は、モバイルバッテリー側が57.8Wと表示されたので、iPad Proと60Wずつに分散されたのがわかります。これならノートPCの2台同時充電もいけます。こりゃ、頼もしいですね。
3ポート同時利用
続いて、M1 MacBook AirとSuperTank Proに加え、USB-AポートにDJI Pocketを追加して、3台同時に充電してみました。
モバイルバッテリー側は43.1Wと表示されており、MacBook Airの入力もこの通りでした。
19.2V × 2.19A = 約42Wで給電されてます。
3台同時の場合、USB-Cポートは45Wずつに落ちますが、M1 MacBook Airであれば、問題なくフルスピードで充電できます。
4ポート同時利用
4ポート同時充電も問題なくできました。デバイスが多い人や友人や家族でシェアして使いたい人にも最適な1台といえます。
4ポート利用時は少し変則的で、USB-Cの出力に応じて、以下のように配分が変わるようです。
- USB-C1:45W, USB-C2:45W
- USB-C1:65W, USB-C2:20W
デバイスの組み合わせで、自動で調節してくれるのは、地味に嬉しいですね。
▼ちなみに、高出力での熱も許容範囲です。
体感ではありますが、45度くらいでした。
KOVOL 120W と UGREEN 100W との比較
同じく4ポートで100W出力の候補となりそうな、据え置き型のUGREEN充電器との比較結果を表にまとめました。
KOVOL 120W | UGREEN 100W | |
Amazon価格 | 7,999円 | 9,999円 |
本体形状 | 46×46×85mm 筒型 | 87.6×87.6×25mm 薄型 |
重さ | 335g | 285g |
電源ケーブル長 | 1.5m | 2m |
GaN技術 | ○ | ○ |
搭載ポート数 | USB-C×2・USB-A×2 | USB-C×3・USB-A×1 |
USB出力 | USB-C1: 100W USB-C2: 100W USB-A1: 18W USB-A2: 18W | USB-C1: 100W USB-C2: 100W USB-C3: 20W USB-A1: 18W |
同時出力 | 2台同時: 120W 4台同時: 126W | 2台同時: 90W 4台同時: 96W |
その他 | 充電ケーブル付属なし | 充電ケーブル付属なし |
コンセプトは同じ製品だと思いますが、形状やUSB-Cの数、出力ワットが異なります。
個人的には、横幅を取らないKOVOLはデスク上の据え置き利用に適し、薄型のUGREENはデスク下の設置で使いやすく感じます。
また、USB-C機器が多い人もUGREENの方がメリットがありそうだが、高出力が必要なノートPC2台では、ややパワー不足になります。
KOVOLはテーブルや棚上に据え置きで、高出力で同時充電が必要な人におすすめです。
▼各出力の詳細は下記をチェックして、目的に合う方を選びましょう。
KOVOL 120W のレビューまとめ
以上、4ポート・高出力USB充電器「KOVOL 120W」をレビューしました。
▼レビューをまとめます。
良い点はココ
- テーブルや棚上の据え置き利用に最適
- USB-C×2・USB-A×2でバランスが良い
- 60Wずつ合計120W同時出力でパワフル
- 電源ケーブルは脱着可能で配線しやすい
- GaN採用で熱が篭りにくく安全
注意点はココ
- 重い(335g)ので持ち運びに適さない
持ち運びも可能ですが、どちらかといえば、据え置きに適した充電器です。4ポートを備え、単ポート100W・合計120Wの高出力を必要とする人に、特におすすめです。
▼固定用にアクリルゴム素材で剥がしやすい両面テープも合わせてどうぞ。
