ロボット開発に興味ありのCHASUKEです。どうも、こんにちは。
自分でプログラミングしてロボットが作れたらカッコいいですよね。けど、そんな事を漠然と思ってても、まず何をしていいのかわからない…。
今回は、そんな夢への1歩を踏み出すのに最適なロボットプログラミング学習キットを紹介します。それが「Mini Pupperミニぷぱ」という四足歩行するロボット犬です。
このミニぷぱは「そんなロボット工学をより身近なものへ」と願いが込められたもの。玩具っぽい名前ですが、スタンフォード大学と共同開発されたちゃんとしたロボットなんです。
ラズパイ4Bをベースとし、OSやプログラムをインストールしながらロボット犬を自作できます。完成すれば、ラジコン操作したり、新たな動きやセンサーを追加して機能拡張も楽しめます。
ということで本記事は、子供も大人も楽しめるロボット犬「ミニぷぱ」を紹介していきます。
▼現在Makuakeで先行販売中です。
海外クラファンではわずか5分で目標金額を達成し、Makuakeでも現時点で1400万円以上の資金を集める大プロジェクトとなってます。
本記事は商品提供をいただき、レビュー記事を作成しております
Mini Pupper「ミニぷぱ」の3つの楽しみ方
ミニぷぱについて、冒頭でざっくりと説明しましたが、楽しみ方は3つあります。
- 自分で組み立てて楽しむ
- コントローラー操作して楽しむ
- カスタマイズして楽しむ
今回は、この3つの楽しみ方に沿って、ミニぷぱ実機を触ってみた感想を書いていきます。
そんなのどうでも良いからとにかく早くイッヌの動いてる姿が見たい人は、ノー編集の5分くらいの動画をYouTubeに載せてます。
【ミニぷぱの外観チェック】DIYキット版と完成版が選べる
ミニぷぱは、必要なパーツを揃えた組み立て前のDIYキット版、組み立て後の完成版のどちらかを選んで購入することができます。
DIYキット版の方がお安く、付属の日本語マニュアルを参考に本格ロボット作りが体験できます。これ親子で楽しめたら最高ですよね。ロボットの仕組みを知りたい人は断然こちらがおすすめ。
さらに自前でラズパイやSD、コントローラーを用意すれば、OSインストールなどを含め1歩踏み込んだ体験ができて、コストも抑えられます。
はんだづけ不要・道具同梱で全くの初心者でも安心とのこと。万が一、動かなくても、日本法人があるので相談しやすい環境が整ってます。保証期間も6ヶ月あり。
さてさて、「DIYキット版がおすすめだ!」と言っときながらアレですが、今回僕のもとに届いたのは完成版ミニぷぱ君です。
▼まずは外観チェックをしていきましょう。
硬化プラスチックとカーボン素材のパーツで組み立てられてます。電源を入れると正面の小さい画面に顔が映しだされるのが、とっても可愛い。
▼これは犬なのか?と疑問が抱いてしまったが、しっぽがないだけでイヌですね。
黄色のボディパーツは3Dプリンターで作成されているように思われます。胴体の黒い部分、細い足は、強度のあるカーボン素材となってます。
▼この角度から見ると犬っぽい。
それと、頭脳であるラズパイの入出力インタフェースが使えるようにくり抜かれてます。HDMIポートやUSBポートなどが備わってます。
ロボットらしくずっしりした重さ。
デスクの上などから落下すると危ないので気をつけましょう。というのも、デスクで遊んでて操作ミスって落下させてしまったんですよね……。
不幸中の幸いか、上部のカバーパーツが少し割れたのみで動きに問題はなかった。これも強度のある素材のおかげなのだろうか。どちらにせよ、落としたショックはデカい。気をつけよう。
【ミニぷぱを動かしてみた】プレステコントローラーで操作できる
ミニぷぱの電源ボタンは本体裏にあります。これを長押しして、本体を操作してみます。
標準キットでは、最大30分連続稼働するバッテリーが搭載されてます。
▼ちなみに充電中はこんな感じ。
ここもオプションパーツや改造して延命させることが可能です。
▼電源押して1分ほどで顔が表示されます。
▼続いて、コントローラーをペアリングします。
プレステ4の純正コントローラーとペアリングして操作できます。ちなみに同梱のコントローラーはミニぱぷ仕様にデコられてます。
▼OPTIONとPSボタンを長押しして、コントローラーのステータスが緑になればOKです。
それぞれのボタンに動作が割り当てられていて、左右のジョイコンでミニぷぱを操縦できます。
▼実際に操作するとこんな感じです。
この動き、凄くないですか???
操作風景を動画にしたので、もっと動きが見たい人はこちらでご確認ください。サーボ音が大きめですが、コレはこれでロボット感が出てます。
▼音が出るのでご注意ください。
これ、面白すぎる!
正直、これほどバランス良く軽快で自由に動くと思ってなかったので、一気にテンションが上がってしまった。これ操作してるだけでも楽しい。
ちょっと動画を補足!
- 0:04〜 トロットモード。
- 0:37〜 左右に関節をよじらせる。
- 0:50〜 フローリングでは少し滑り気味。
- 1:08〜 くるくる回る。正確に回ります。
- 1:18〜 小さいジャンプ。
- 1:40〜 足を縮めて歩きます。可愛い。
- 2:16〜 プログラムされた特殊動作。
- 2:38〜 バランスを崩して転がる。
- 2:46〜 前後左右へ自由自在に動きます。
【ミニぷぱをカスタマイズしてみる】プログラミングが学習できる
繰り返しになりますが、ミニぷぱ内部にはラズベリーパイ(通称ラズパイ)が搭載されています。
ラズパイは小さいPCと同じなので、このようにディスプレイやマウス、キーボードを接続して中身をパソコン操作できます。
「Ubuntu」と呼ばれるOSが搭載されており、デスクトップ上でファイルを置いたり、読んだり、書いたりしてカスタマイズができます。
例えば、顔画像の変更(付属マニュアルに公開されていたお手軽なカスタマイズ)をしてみました。だいぶ印象が変わりましたねw
中身のファイルを置き換えただけですが、実際に動くモノに変更が反映されると小さな達成感が生まれますね。小学生くらいの子供ならパソコンで顔画像を作成→ロボットに反映できただけでも大きな達成感を味わえると思います。
しかし、これは第一歩に過ぎない。
オープンソースプラットフォームのROS (Robot Operating System) を通して、新たな動きを覚えさせることも可能です。学習コストはかかりますが、実際に動くものがあるので、実験を繰り返しながら楽しく習得できそうです。
▼こんな動きも作れるとのこと。
さらに、空間認識できるLiDARセンサーを背中に載せて、お部屋をマッピングしたり。
物体・顔認識できるカメラモジュールを追加搭載すれば、手招きジェスチャーで近寄ってきたり、ご主人様を顔認識して追いかけるようにプログラミングしたり、これは想像力が膨らみます。
ここまで来ると、なかなかの上級者レベルになってきます。でも、実際できなくてもイイんですよ。仕組みを理解して想像力・創造力を養うことが大事ですから。
子供も大人も楽しく学習できる「Mini Pupperミニぷぱ」 レビューまとめ
子供から大人まで本格的なロボット作り×プログラミング学習キット「Mini Pupperミニぷぱ」で遊んでみました。
ミニぷぱは学習用の位置付けですが、近い将来、進化したロボット犬が家の中を駆け回ってる姿が、割とガチで想像できちゃいました。
ロボティクスやプログラミングに興味があるけど何したらいいかわからない。という人におすすめ。個人的には親子でできたら最高だと思いました。うちの子も小学生になったら…。
▼Makuakeプロジェクトページはこちらです。