どうも、CHASUKEです。
そこら中で録画番組や地上波テレビの視聴が可能になるネットワークレコーダー『nasne(ナスネ)』

そんな「nasne」は無線WiFiに対応していない。
基本的には無線ルーターとアンテナ端子の2つをnasneとケーブル接続する必要があります。つまり、無線ルーターとアンテナ端子が離れている場合、LANケーブルが部屋を横断することになるのだ。

この問題を解消してくれるのが、イーサネットコンバータ機能付きの中継器です。これを使うことでnasne設置の自由度がグーーンと広がり、ケーブルレスになります。
▼現在は、中継器を使って無線ルーターから離れた場所に設置できています。
nasne本体は細っそりした形体で目立ちにくく、アンテナ端子さえあれば押入れ等への収納も可能です。
さて、今回は中継器のイーサネットコンバータ機能を使って、nasneを無線接続する方法を紹介します。
中継器(イーサネットコンバータ機能)とは
中継器とは、無線ルーターから飛ぶWiFi電波の範囲を拡張できる機器です。
無線ルーターと中継器はWi-Fiで通信するのでケーブルは不要。イメージは以下の通り。

左:無線ルーターのみ 右:無線ルーターと中継器
また、イーサネットコンバータ機能付き中継器にはLANポートがあります。無線非対応のnasneであっても近くに置いた中継器とケーブル接続してネットワークにつなげます。

2000円で買える中継器「TP-Link TL-WA850RE」
TP-Link社の中継器を購入しました。買ったのは最安モデル。
無線WiFiルーターといえばTP-Linkと言うくらい定評のあるメーカーです。
ちなみに、我が家のメインのルーターもTP-Link製です。
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本体をチェック
▼パッケージ内容は以下の通り。
3年保証がついて、格安の1,970円です。
▼壁コンセントに直挿しして使えます。
▼本体の下にLANポートがあります。これが大事です。
このLANポートとnasneを接続すればOKです。
スペックは?
無線規格はIEEE 802.11nの300Mbpsと低めのスペック。ですが、用途としては、100MbpsのLANケーブルでnasneと接続するだけ。
中継器を上位機種にしても有線LANポートは100Mbpsまでなので、意味がありません。最安モデルですが、必要十分なモデルです。
中継器の設置場所を考える
さて、どこに中継器を置きましょう。
中継器はコンセントに直挿しできるタイプです。しかし、モノに溢れた我が家に余ったコンセントはないw
仕方がないので、延長ケーブルを購入して、壁挿しできるようにしてみました。
最終的にこうなった
最終的に、テレビボードの側面に直挿しできるコンセントが用意できました。
電波が少しでも良くなるように、無線ルーターに向けて設置しました。すっきり大満足♪
設置する際に使ったモノ
延長ケーブル(電源タップ)
まず延長ケーブルとして、スイングプラグでほこり防止キャップなど、機能性のある電源タップを購入。
これ1mで260円。かなりコスパが良いです。
壁貼り用のマジックテープ
続いて、電源タップを壁にペタッと貼り付けたいので、両面テープ付きのマジックテープを購入しまいた。
別に3Mの両面テープでもよかったんですが、電源タップを手軽に付け外しができるようにマジックテープにしました。
マジックテープは超強力なので、剥がれて落下する心配はない。
コンセントキャップ
コンセントが上向いちゃうので、コンセントキャップで無駄にホコリ被るのを防ぎます。
僕が選んだのは、引き手のおかげで、付けやすくて外しやすいコンセントキャップ。
ウチの1歳になるベビーが、コンセント周りで遊んで危険なので、多めの24個セットを購入。
中継器「TP-Link TL-WA850RE」の設定
いよいよ、親機の無線WiFiルーターと中継器を通信させます。
いくつか接続する方法がありますが、一番簡単なのが「WPSボタン」を使う方法です。

▼操作はこの図の通りで、それぞれのWPSボタンを押すだけ。
step
1無線WiFiルータのWPSボタンを押す
我が家の「TP-Link Archer C2300』は側面にありました。
WPSボタンがない機種もあるのでご注意を。
step
2中継器のWPSボタンを押す
中継器側は下部にある青ボタンがWPSボタンになります。2分以内に押しましょう。
しばらくすると、青色インジケータで円の右側部分(電波マーク)が点灯した。
これで、無線ルーターと中継器が通信可能になった。
あとはLANケーブルでnasneと中継器をLANで繋ぐだけです。簡単。
もし、円の右半分にランプがつかない(電波が弱い)ならば、親機である無線ルータにもう少し近づける必要があります。
ネットワーク機器管理アプリ「TP-Link Tether」
TP-Linkの製品は、スマホの管理アプリ「TP-Link Tether」で接続状況や設定変更が簡単にできます。
例えば、先ほどの中継器の青く光ったLEDが眩しいと感じたら夜間設定ができます。
便利ですねー。
nasneのLEDインジケータが橙色に点滅する
実は、前からイーサネットコンバータによりLAN接続をしていたのですが、調子が悪かったんですよね。
▼頻繁に、nasneのLEDインジケータがオレンジ色に点滅(IPアドレスが取得不可)してアクセス不可状態に..

以前使ってた機器が寿命だったのか不良品だったのかは謎ですが、TP-Linkに買い替え後は良好そのもの。
しばらく経ちますが、2000円のTP-Link最安モデルでも十分安定して使えています。
nasne以外にも使える
今回は無線非対応のnasneを例に使いましたが、この方法ならnasneに限らず非無線対応のあらゆる製品に適用できます。
例えば、我が家のブルーレイレコーダー「BDZ-EW500」という少し古めのモデル。無線対応なのですが、なんと専用の無線USBアダプター「UWA-BR100」が必要です。
▼通信設定で「無線LAN」を選ぶとこんな画面に。
実はこのアダプターは生産終了してます。メルカリでも高値で取引されています。
これも今回の中継器を接続して、「有線LAN」から設定すれば、問題は解決です。これで、リビングのレコーダーに録画した番組を寝室のテレビ、iPhoneでベッドの上からみることができます。
UWA-BR100は1万円程と高いですが、TP-Linkの格安モデルなら2000円です。
最後に
中継器のイーサネットコンバータ機能で、nasneを無線化してみました。
格安モデルでしたが、安定してサックサクにiPadから地デジ放送や録画番組が見えるようになりました♪

アンテナ端子と無線ルータの位置で困っている人は、是非参考にしてみてください。
それではまた。