どうも、CHASUKEです。
Googleユーザー待望の「Google Nest Hub(ネストハブ)」が日本で発売されました。
Google純正スマートディスプレイです。
AmazonのEcho Show、LINEのClova Deskと複数所有してますが、発売当日に買ってきました。置き場も考えずに。
— ちゃすけ@物欲ガジェッター (@chasuke__) June 12, 2019
▼価格はGoogle Homeと同じく税込1,5120円。
ビックカメラ、ヨドバシ等の家電量販店で購入できます。
ということで本記事では、Google純正スマートディスプレイ「Google Nest Hub」をレビューします。
外観デザインや使い方、実際に使ってみた感想やおすすめ機能を写真多めでお届けします。何が出来るのか知りたい人に役立てば幸いです。

Google Nest Hubで出来ること

Google Nest Hubは、これまでのGoogle Homeに画面が付いたスマートスピーカーです。
7インチ液晶が加わったことで、今までの音声だけでなく視覚的により多くの情報を取り入れることができます。前方の画面はiPadのようなタブレットに見えますが、使い方・出来ることは異なります。
▼Google Nest Hubで使える代表機能がこちら。
- 家電操作(スマートホーム化)
- Googleフォトでフォトフレーム
- YouTube等の動画再生
- YouTube Music等の音楽再生
- Googleカレンダーで予定確認
- Googleマップで位置・経路案内
- 料理レシピ検索・タイマー機能
- リアルタイム翻訳機能
Google Homeで使える音声操作はそのまま利用可能。
そして何と言っても、Googleフォトの背景モードをはじめ、GoogleマップやYouTubeが本家ならではの使い勝手が魅力です。この後、実際に使っていきます。

反対に出来ないことは、テレビ電話や写真撮影。本体にカメラが搭載されていません。この辺りのビデオ通話が目的ならLINEやAmazonの製品を選ぶことになります。
日本未発売の上位モデル「Nest Hub Max(カメラ付)」を待っても良いかも
Google Nest Hubの外観とスペック
Nest Hubのカラバリは4種類。僕はチョーク色(白)にしました!

▼Nest Hub本体のサイズ感と形状は、こんな感じになっております。
これまで10インチのEcho Showを使っていたので、Nest Hubがよりコンパクトに感じた。
これなら置き場に困ることなく、部屋に飾ってある「写真立て」と交換するイメージで導入できそうだ。
▼Nest Hubのスペックは以下の通り
製品名 | Google Nest Hub |
価格 | 税込15,120円 |
サイズ | 奥行: 67.3 mm 幅 :178.5 mm 高さ: 118 mm |
重さ | 480g |
ディスプレイ | 7 インチ LCD タッチ スクリーン |
スピーカー | フルレンジ |
マイク | 2マイク配列 |
通信方式 | 802.11b/g/n/ac(2.4GHz / 5GHz) Bluetooth® 5.0 対応 |
電源 | 15W電源アダプタ |
カラー | チョーク(白) チャコール(黒) アクア(水色) サンド(ピンク) |
Nest Hubは充電式ではないので、電源コードで給電しながら利用します。電源を入れると、アプリでの設定を促す画面になった。
Google Homeアプリで簡単に初期設定ができます。
Google Homeやminiを導入済みなら、設定を引き継げるのでより簡単です。
Google Nest Hubを実際に使ってみた(レビュー)
ここから「Google Nest Hub」を実際に使って便利に感じたおすすめ機能を紹介していきます。
まず、他社との違いを感じたのが、ディスプレイに対しタップ操作が豊富に使えること。「音声操作ができれば良いじゃん」と思うかもしれない。けれど、例えば「OK,Google 今日の予定を教えて」の結果をもらった後に、「予定を追加する」のボタンがヒョコッと下に現れる。このボタンを押せば、「OK,Google」を連発しなくて済む。これは有難い。
さらにスマホ連携でディスプレイを使えるのも便利です。下で詳しく紹介しますが、スマホの写真や動画アプリをキャストできるのは素敵な機能です。
それでは、僕のお気に入り順に書いていきます!
家電操作(スマートホーム化)
Google Nest Hubがあれば、自宅のスマートホーム化が一気に加速します。
今までのGoogle Homeと同じですが、家電を音声操作できるメリットは半端ない。我が家では2016年11月にGoogle Home導入をきっかけに家電の音声操作を取り入れました。今では使わない日はないほど生活に溶け込んでます。
Nest Hubでは、今までの音声操作に加え、ホーム画面で上から下にスライドさせると家電操作パネルが現れます。
例えば、我が家の廊下はPhilips Hueというスマート照明を使ってますが、こんな感じで、明るさや色を視覚的に変更できます。
この通り、自由自在です。
こんな廊下は嫌ですが、音声では指定しづらい「明るさ・色」の変更をスマホ無しで操作出来るのは良いですね。
ただし操作パネルで個別操作できるのは、Googleアシスタント対応製品のみなのでご注意を。
▼スマートスピーカーで使えるスマートリモコンのおすすめ記事もぜひチェックを。
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【2022年】スマートスピーカーと合わせて買いたいおすすめスマートリモコン3選!
▼操作できる家電が増えてこれば、毎朝の習慣を一言で操作してもらうことが可能です!
これはGoogleアシスタントのルーティン機能を使ってます。

Googleフォトによるフォトフレーム
Googleフォトと連携したデジタルフォトフレームは最強だと思う。
画面サイズが写真のサイズ比に近いので、バランス良い。また解像度1,024×600ドットで写真が映えて見えます。これは部屋の雰囲気に合わせて光と色を自動調整する「アンビエントEQ」という機能のおかげかもしれない。とにかく画面は綺麗で鮮やかです。
左右にスライドして自由に写真を閲覧できる操作性も嬉しい。

Amazon Echo Showを導入した時に、Amazonフォト経由ののクラウドフォトフレームに感動したのですが、普段から使ってるGoogleフォトはより使いやすい。顔認証や物体認証のAI機能が特にスゴいです。
「(人名・動物)の写真を見せて」
「(場所)の写真を見せて」
「(モノ)の写真を見せて」
こうやってお願いすると、とりあえず放り込んだ写真であっても、Googleさんがちゃんと探してスライド表示してくれます。
これ凄くないですか。
左は「美ら海水族館の写真」、右は「ゾウの写真」を見せてとオーダーしたもの。家族旅行の思い出がすぐに振り返れるのが素敵すぎるし、子供の名前ですぐ写真見れるのも嬉しい。
表示させたい写真はアルバム指定ができるので、プライベートな写真が勝手に表示されることはない。もし来客などで、一時的に写真を伏せたくなったらホーム画面で左にスライドすれば時計にできるのでご安心を。
その他、アプリ設定で好きなアルバムのみフォトフレームに表示させたり、スライド感覚を変更できたりします。
▼背景モードには、Googleフォト以外の設定も可能。
美しい画像を集めた「アートギャラリー」やオシャレな「時計」がいくつか設定できました。他にもFacebookやFlickrコンテンツの表示も可能なようだ。
YouTube等の動画再生
Google純正なのでYouTubeとの相性も抜群です。
ちなみに上の検索結果は、音声操作で「YouTubeでHIKAKINとアリアナグランデを検索して」としたもの。
ヒットした動画リストをタップすると再生されます。タップを使わずに「1番の動画を再生して」と声による操作も可能です。

Nest Hubにはキードード入力は出来ず、音声検索だけでは厳しい場合があるのも事実。しかし、キャスト機能を使うことで問題は解消する。
スマホやPCの動画アプリに現れる「キャストアイコン」から、Nest Hubに映像を転送することが出来ます。
▼iPhoneアプリを使ってテスト。
キャストアイコンを押すと、僕の場合、ChromecastやAirPlayに混じってNest Hubデバイスが表示されました。
これを選択すれば「ジョイン♪」というサウンドとともに映像が転送されます。
YouTube以外の動画について、LINEのClova DeskはAbemaTVが見れます。Nest HubもNetflixやHuluには対応しているが、「AbemaTVをつけて」のお願いは断られます。だがご安心を。これもキャストアイコン転送できます。

僕のお気に入りのサーフ動画を集めた「NobodySurf」などiPhoneにも対応アプリは多いので、サブディスプレイとして利用するのもありです。他にも、FileBrowserやLocalCastアプリでiPhone内の写真を、VLCアプリでNASに保存した写真・動画をキャスト表示できました。
YouTube Music・Spotify等の音楽再生
僕はAmazon Unlimited会員なので、音楽はEcho Showに頼っているのですが、Nest Hubも負けてはいません。
YouTube MusicやSpotifyの無料プランでも利用できます。
参考
ちなみに、Amazon EchoはSpotifyは有料プランのみ対応
音質はGoogle Home Miniよりは良くなってますが、メインスピーカーとして使うにはちょっと物足りない。とは言うものの、無料プランが選べるので、普通にBGMとして流している分には気にならないです。
Google Nest Hub購入特典
YouTube Premium(Musicを含む)が3カ月間無料になります。ただし、以下の過去に同サービスを無料体験したことがある人は対象外となるみたい。
Googleカレンダーによる予定確認
「明日の予定を教えて」で答えてくれます。
僕は妻とGoogleカレンダーを共有しているのでめっちゃ使います。

カレンダー表示されるときのアニメーションがオシャレだったりするのですが、ここで注目したいのは、下に現れる関連ボタンです。次にユーザーが言いそうな事を表示してくれます。これが地味に便利。
このまま「カレンダーに予定を追加」を押せば、会話が始まり予定を追加できます。

Googleマップによる位置検索・経路案内
「〇〇の位置を教えて」
「〇〇から〇〇への行き方を教えて」
これらの問いに、慣れ親しんだGoogleマップを使って最適ルートを説明してくれます。地図はタップしたりピンチアウトしたりとスマホのように操作できます。
カレンダーの時と同じように「関連ボタン」が表示され、徒歩や運転、電車などが簡単に切り替えが可能
これならスマホで検索した方が「早いじゃん」ってのが無いですね。サクッと調べられるNest Hubが活躍しそうです。
料理レシピ検索・タイマー機能
Nest Hubはレシピ検索やタイマー機能が使えます。キッチンに置くのもいい。
僕自身、今は妻に料理は任せきりだけど、大学時代は一人暮らししてて本を見ながら料理してた時代もあった。そんな時代にNest Hubがあれば最高の相棒になれたと思う。料理しながら、写真やYouTube、音楽..etc

例えば「カレーライスの作り方を教えて」と言えば、インターネット上にあるレシピ情報を引っ張ってきて一覧表示してくれます。
そして、「料理を開始して」といえば、ステップごとに作り方を音声案内してくれます。手が濡れていることを想定して音声のみでステップ再生できるようになってます。
音声案内はあるものの、基本は文字ベースで読むのが大変。贅沢言えば、もっとイラストや動画を使って視覚的に見たいと感じた。
クッキングと合わせて、タイマー機能も便利です。
例えば、「ゆで卵のタイマー、8分」などを連発して複数のタイマーを起動できます。

翻訳(通訳)機能
最後に翻訳(通訳)機能です。
「OK,Google 英語の翻訳モード」とか言えば、翻訳の待ち受けとなり話しかけた内容をすぐに通訳してくれます。Google翻訳の高精度で最高だな。
我が家での出番は多くなさそうですが、外国人が多い観光地などに置いてあれば、コミュニケーション・接客が円滑に進みそう。スマホを取り出して通訳アプリを使うよりもスムーズで使いやすいよね。

Google Nest Hub レビューまとめ
Google純正スマートディスプレイ「Google Nest Hub」のおすすめ機能をレビューしました。
特に、Googleが得意とする、検索・YotTubeやマップ機能、フォトフレームが抜群に使いやすい。使い始めは「ちょっと画面が小さいかな」とか思ったんですが、今となってはベストサイズに感じます。
