どうも、CHASUKEです。
IoT環境センサーの「Netatmo Weather Station(ネタトモウェザーステーション)」を我が家に導入して2年が経ちました。通称、Netatmo(ネタトモ)です。
CHASUKE
2011年8月から販売のIoTではパイオニア的な製品です。
「Netatmo Weather Station」は環境センサーです。
ネットワークに接続されたIoTセンサーなのが特徴です。
例えば、Netatmoが計測するCO2濃度を監視し、設定した閾値をオーバーするとスマホに通知できます。これで適切なタイミングで空気の入れ替えが可能になります。
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おかげで普段、窓を開けない生活してた我が家の空気が最悪だったことが知れた
これだけでも十分に導入した甲斐はあったのですが、取得できるのはCO2濃度だけではない。室内と室外に設置するモジュールを使って多くの環境データを計測できます。
また、取得したセンサー情報は、全てNetatmoクラウドサーバーに保管されるため、いつでもどこでも情報を参照・取得できます。まさにIoTですね。
ペットを飼っている家、環境に敏感な赤ちゃんがいる家、農業用にビニールハウスなど、ニーズに合わせて多くの場所で使える製品です。
今回はスマートホームに欠かせないセンサー情報を取得できるIoTセンサーデバイス「Netatmo Weather Station(ネタトモ ウェザーステーション)」について書きます。他にもNetatmoの便利なIoT製品も紹介します!
Netatmo(ネタトモ)って?
Netatmo(ネタトモ)とは、
2011年5月に設立されたフランス企業です。NETWORK(通信)とATOMOSPHERE(環境)の2つを掛け合わせた造語を社名とブランド名に採用し、2つの言葉が表すとおりネットワークを利用して、暮らしや環境を豊かにする製品を世界中で展開してます。
Netatmoは、我が家で設置している環境センサー「Weather Station」の他にも、スマートホームで活躍するIoT製品が揃っています。
簡単に紹介しておきます。
Weather Station(ウェザーステーション)
室内外に設置するIoT環境センサーです。
計測した環境情報を蓄積すると同時に、閾値を設定してアラート設定が可能です。残念ながら公式には「Apple Homekit」に対応していないが、homebridgeサーバーに登録することでHOMEアプリに追加可能となる。
また、オプション設備を組み合わせれば『雨水計』と『風力計』といった情報も取得可能です。
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僕は雨水計まで導入しましたー!
Welcom(ウェルカム)
屋内に設置するセキュリティカメラで顔認識ができます。
顔を覚えるため、カメラに人が映ればスマホに名前も合わせて通知します。もし、登録されていない顔が映った場合、すぐに不審者に気づく事ができます。
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小規模な店舗や事業場に導入したら面白そうですね♪
こちらは2017年秋に「Apple Homekit」に対応してます。これによりSiriの音声制御も可能になってます。
Presence(プレゼンス)
屋外用の照明付きセキュリティカメラです。
玄関先などに設置して人・車・動物を検知したらスマホに通知してくれます。赤外線ナイトビジョン搭載で夜間でもしっかり録画されます。アプリのタイムラインに表示されるので誰が何時に玄関に来たかは全て記録として残せますね。
こちらも「Apple Homekit」に対応済みです。iPhoneユーザであれば、ホームアプリから手軽にカメラ映像が確認できるのでお勧めです。
マイホームを購入したらぜひ玄関先につけたい製品ですね。取り付けには電気工事士の免許が必要で、今まで付けてる家をみたことがない。
IoT環境センサー『ウェザーステーション』
2年前に購入して、今でも設置してあります。
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2年分の環境データが記録されているよ♪
▼パッケージ内容は以下の通り。
- 屋内モジュール
- 屋外モジュール
- マイクロUSBケーブル
- 電源アダプタ
- 変換プラグ(4種)
- 屋外モジュール用壁掛けキット
- 説明書
- 乾電池
▼屋内モジュール(左)と屋外モジュール(右)がセットになってます。
屋内モジュールは、USBケーブルで電源供給し、Wi-Fiでネットワークにします。
屋外モジュールは、乾電池で電源供給し、屋内モジュール(親機)を経由して計測データをクラウドに飛ばします。アプリから電池残量を確認できますが、2年経っても1度も交換してないので燃費は良いです。
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乾電池の液漏れには要注意です!半年に1度はチェックすべし!
▼我が家の「屋外モジュール」はベランダの物干し竿に設置しました。
付属のマジックテープで固定してあります。夏の激しい台風にも耐えて、気圧の変化を計測してくれます。
防水加工されているようなので、雨で濡れる程度なら大丈夫かと思います。しかし、直射日光を避けるためにも屋根がある場所の設置がおすすめです。
また、親機の屋内モジュールとの通信範囲は100mです。
通信感度は設定後にアプリから確認できます。僕が設置した時は、このモジュール間通信がうまく行かず初期不良でした。代理サポート業者に連絡して交換した苦い思い出があります。
CHASUKE
しかも2回連続で。
製品として非常に良いのですが、品質にはバラつきが唯一の不安要素です。モジュール間通信がうまく行かない場合は、サポートに相談しましょう!!
CHASUKE
現在の代理店は「国際商務(株)」とのこと
モジュール/サーバーから取得できる情報
各モジュールにはセンサーが搭載されており、以下の情報が取得できます。
▼屋外モジュール
- 屋外気温(-40〜65℃)
- 屋外湿度(0〜100%)
- 気圧(260-1260mbar)
[室内モジュール]
- 屋内気温(0〜50℃)
- 屋内湿度(0〜100%)
- 騒音(35〜120dB)
- 二酸化炭素濃度(0〜5000ppm)
- 屋内の空気質
▼クラウドサーバーから取得できる情報がこちら。
- Temperature (inside/outside): measures, max, min, dates
- Humidity (inside/outside): measures, max, min, dates
- CO2 (inside): measures and dates of measures
- Noise (inside): measures, max, min, dates
- Pressure (outside): measures, min, max, dates
- Device information: wifi status, radio status, battery level...
※情報元:https://dev.netatmo.com/en-US/resources/technical/reference/weatherstation
▼公式アプリから確認することができます。もちろん外出先からでも。
アプリから、センサー値の閾値超過をお知らせ通知する設定ができます。
公式アプリで過去データのグラフ化ができます。
ピンチイン・ピンチアウトでデータ細分化も可能です。あの日のあの時間の気温とか騒音とかが振り返れます。
これらの情報はWebページからエクセル/CSVで出力でき、データ解析も簡単です♪
データ取得の仕組み
設置したセンサーモジュールからデータを取得して、Wi-Fi経由で外部にあるNetatmoサーバ(クラウドサーバ)に蓄積されます。
Netatmoサーバーに蓄積された情報は、PCやスマホなど端末を選ばず、いつでもどこでもアカウントにログインすることで自宅環境データにアクセスができます。
クラウドサーバーにアクセスするためのAPIが公開済みのため、自分でプログラミングしてデータを自由に取得したり、開発者が作ったサードパーティ製アプリを使ってデータを活用できます♪
▼例えば、公式アプリではApple Watchでデータを確認できないが、サードパーティ製アプリならこんな感じでWatchアプリに対応されています。
拡張モジュールで活用の幅が広がる
Weather Stationの追加モジュールを揃えることで、機能を拡張できます。具体的には、雨や風といった情報が記録できます。
『雨量計』の追加モジュール
雨の降り始めを知らせたり、降雨量を継続測定することができます。親機に最大1台まで追加できます。自宅専用のリアルタイム雨情報を取得できますよ。
CHASUKE
リアルタイムな情報は需要が高いっす
『風速計』の追加モジュール
風速と風向を継続測定することができます。こちらも、親機に最大1台まで追加できる。こちらもリアルタイムな風情報が取得できます。
野外でおこなられる競技などの情報に使えそうですね。
追加用の屋内モジュール
多くの部屋で環境データを取得したい人向けに、屋内モジュールを追加することができます。リビングや寝室、書斎など各部屋ごとにチェックできますね。
こちらは親機に最大3台まで追加できます。
最後に
スマートホームに欠かせないセンサー情報を取得できるIoT製品「Netatmo Weather Station(ネタトモ ウェザーステーション)」の紹介をしました。
自宅専用で温度や湿度、気圧やCO2に加え、風や雨と言った情報が取得できるのは面白いですね。クラウドサーバに記録されるので僕のような記録マニアにはオススメな製品です。
当記事では紹介できてませんが、HomeKit対応やAPI公開、IFTTT対応といったオープンなIoT製品なので拡張性や活用の幅が広いのがポイントです。
その辺りのことは、Netatmo公式アプリで出来ること、Netatmo活用方法という内容で次回書いてみます。
それではまた。