どうも、CHASUKEです。
iOS13.1のアップデートに伴い、iPhoneをNFCタグに近づけるタッチ機能が簡単に作れるようになった。
「つまりどういうこと?」まずは、このツイート動画を見てほしい。タッチでテレビを操作します。
iOS13からのNFCタグによるオートメーションが便利✨
トリガーがiPhone近づけるだけってのが楽ちん🌸
ショートカットアプリから簡単に作れます。PASMOとか交通系カードがあれば、簡単に試せます📱 pic.twitter.com/dDKQwsKdrv
— CHASUKE@ガジェットブログ (@chasuke__) October 6, 2019
上の動画では、NFCタグの一種であるFelica対応の交通系ICカード「PASMO」にiPhoneを近づけて、テレビを操作してます。
スマートスピーカーがあれば、家電の音声操作ができるが、タッチ機能はiPhoneをNFCに近づけるだけ。意外と便利なんです。市販のNFCタグシールを使えば、もっと実用的にこの機能が使えます。
ということで本記事では、NFCタグにiPhoneを近づけてタッチ機能を作る方法を徹底解説していきます。
「タッチでiPhone機能を作りたい」「タッチで家電制御をしてみたい」「使用する上での注意点を知りたい」という方の参考になれば幸いです。

iPhoneの背面タッチ機能も便利。詳しくは→「iPhoneの背面タップで家電操作する方法【Siriショートカット】」
ところでNFCタグって何?
まずはここですよね。
Wikipediaには、こう書かれています。
NFC(Near field communication)はRFID(Radio Frequency IDentification)と呼ばれる無線通信による個体識別の技術の一種で、近距離の無線通信技術を統一化した世界共通の規格である。ICチップを内蔵したNFCタグをNFCのリーダ・ライタ機能を有する機器で読み取ったり書き込んだりする。

ということで、NFCタグを購入してみました。
「Android搭載スマートフォン」と記載されてますが、iPhoneでも使えるのでご安心を。
今回購入したのは「サンワサプライ NFCタグ(10枚入り・ホワイト)」という製品で、1000円前後ほどで買えます。

▼中には丸いNFCタグシールが10枚。
サイズは親指ほどで、シールなので壁や机にペタッと貼り付けて使えます。
薄いシールで、裏返すと基盤がみえます。
「貼る場所に合わせて使えれば」と思い、黒い色のNFCタグも購入しました。

NFCタグを使ったタッチ機能の作り方
実際にNFCタグを使ったタッチ機能を作ります。
ショートカットアプリを使うので、見当たらない人はインストールしましょう。
ショートカットアプリから、さまざまなタッチ機能が作れるのですが、今回は、下記2つのタッチ操作を作ります。
- タッチ機能でタイマーを起動させる
- タッチ機能で家電を操作する

タッチ機能でタイマーを起動させる
まずは「カップラーメンのための3分間タイマー」を作ります。iPhoneをNFCタグに近づけて、3分間のタイマーを起動させる単純なものです。
▼電気ケトルの近くに1枚ペタっと。
こちらでNFCタグに、何も書き込む必要はないため、これで準備完了です。
▼ショートカットを開き、オートメーションタブで追加アイコンを押します。
タッチ機能は「個人用オートメーション」から作成します。
ズラッと起動のタイミングが選べるので、ここで「NFC」を選択します。
続いて、「スキャン」を押して、NFCタグを覚えさせます。

覚えたNFCタグに名前をつけます。何でもOKです。
続いて、タッチ操作で何をさせるかを「アクション」から指定していきます。
iPhoneの一般機能からアプリの機能までさまざまな内容を設定できます。検索ボックスで「タイマー」「アラーム」で必要な機能を探すこともできます。
今回は「タイマーを開始」を選んで、3分間タイマーを作ります。
最後の「実行の前に尋ねる」はタッチ操作するたびに確認が入るので、オフにするのがおすすめです。
ひとまず、これで全ての設定ができた。
iPhone上部を近づけてみると、、、、
すぐにピコッと通知が表示され、タイマーが動き出した!!!

タッチ機能で家電を操作する
続いて、家電を制御してみます。
ここでは、「①スマートリモコンを使う方法」と「②ホームアプリを使う方法」の2つをご紹介します。やることは、タイマーの時とほとんど同じ。アクションの内容を変えるだけです。
スマートリモコン連携
ここでは設定済みのNature Remoというスマートリモコン(製品詳細はこちら)を使って、テーブルに貼ったNFCで、テレビを操作します。
黒いやつ使いました。
設定方法ですが、アクションでNature Remoアプリを選んで、指定のリモコン操作を選びます。
ちなみに一覧に必要な操作がない場合は、事前にRemoアプリで操作すると追加されます。
たったこれだけで、テレビON/OFFのタッチ機能が作れました。動きはこんな感じ。
スマートリモコンと組み合わせれば、赤外線家電なら何でも使えます。
ホームアプリ連携
続いて、HomeKit(Appleスマートホーム基盤)に対応した家電の操作方法です。事前にホームアプリに家電追加しておく必要があります。HomeKitについては「ホームアプリで操作できるHomeKit対応製品まとめ」をご覧下さい。
ここではHueというスマート照明をタッチ操作しています。この場合も途中まで同じで、アクションで「ホームアプリ」を選びます。
登録済みの照明を選んで、オンオフや調光、調色まで指定できます。
デスクの下に隠して貼った2枚のNFCシールでオンとオフのタッチ操作を作りました。
HomeKit製品は動作がめちゃくちゃ早い。こんな感じにフワッと動きます。
タッチ機能の注意点
とても簡単なタッチ機能ですが、覚えておくと良い注意点やtipsを書いておきます。
古いiPhoneでは使えない
NFCタグのオートメーションが使えるのは、下記のiPhoneとOSに限られます。
対応機種
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 11シリーズ
- iPhone XSシリース
- iPhone XR
- iPhone SE 第2世代

金属に貼ると動かない場合がある
例えば、テーブルのアイアン脚に貼って、タッチしても反応しません。簡単に剥がす事ができますが、金属面に貼りつけて使用すると通信性能が落ちる場合があるので場所に注意です。
もしも、動作せずに困ってる場合は、金属対応のNFCタグもあるようです。
ショートカット通知をオフにする
最後のは、注意点というかtipsです。
タッチ操作するたびにショートカットの通知がヒョコっと現れるのが邪魔だ。そんな人向けに通知をオフにする方法です。
通知設定ではなく、なんとスクリーンタイムからオフができます。ここがポイントです。
下の方にスクロールして、通知から設定を変えれます。矢印がない場合は日付を変えれば出てきます。
最後に(まとめ)
以上、iPhoneをNFCタグに近づけてタッチ機能を作る方法を解説しました。
ではまとめです。
- タッチは手軽で便利
- 交通系ICカードでも動く
- iOS13.1以上
- 古いiPhoneでは使えない
- 金属や水、誘導性塗料に弱い
我が家ではライトやテレビ、スマートロックに加え、タイマーやアラームなど、いたる場所でタッチ機能を活用しています。
とても便利な技なので、是非おすすめです。
▼お部屋に合わせてブラックもおすすめ。
手元にNFCタグが無くても、交通系ICカードでサクッと試せるので、ぜひ挑戦してみてください!
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