どうも、Chasukeです。
なんだかんだで我が家に3台目のラズベリーパイ(ラズパイ)がやってきました。
今回は、通常モデルのラズパイではなく、「Raspberry Pi Zero WH」を購入してみました。
こちらのモデルは、通常モデルと比べ処理能力は落ちるが、65×30mmまでに小型化されています。モデル名の後ろについた「W」はワイヤレスを意味し、Wi-Fi/BLEの通信機能がしっかりと搭載されています。
さらに「H」はGPIOピンヘッダーを意味し、センサー類の取付に必要なGPIOが最初からはんだ付けされています♪
今回はトップ画像にある通り、動かすために必要なラズパイ周辺機器がセットになった「スターターキット」を購入しました。相性とかもあるので、パーツを1つずつ選ぶのはしんどいです。
▼以前のラズパイ3もスターターキットで購入
https://chasuke.com/wp/raspberrypi3-starter/
開封/設定して、手始めにカメラモジュールで遊んでみました。
それでは、いってみましょう。
全部入り『ラズパイゼロWH スターターキット』
購入したのはこちら。
[開封] 同封物の確認
さっそく開封していきますぜ。
同封されているものは以下の6点です。
- Pi Zero WH本体
- 公式ケース
- USB電源アダプタ
- microSDカード(※OS書込済 8GB)
- mini HDMI変換アダプタ
- micro USB変換ケーブル
通常モデルのラズベリーパイと比べて、USBやHDMI規格が一回り小さいです。なので変換アダプタが必要になってきます。動作実績があるSDカードや電源アダプタがセットになっているので安心です^^
▼こちらが『Raspberry Pi Zero WH』です。小さいですねー。
奥側の黒い針山がGPIOです。手に刺さらないように気をつけましょう。
▼裏面には、技適マークあり。
▼同封されていたのは、TEAMジャパンのmicroSDカード。
写真とか貯め込むつもりなら、もう少し大きめなSDカードがおすすめです。32GBくらいに乗せ変えようか迷っております。
▼電源アダプタ(5V/1A)は、ケイエスワイのもの。
▼こちらは、ラズパイゼロの公式ケースです。
ケースの蓋は3種類用意されていました。
ですが、GPIOピンがついた当モデルだと、左の蓋しか付けられません。右のカメラモジュールのものが使いたかったのですが、残念!!
ということで、GPIOを利用ぜず、カメラをメインで利用される方はGPIO無しの『Raspberry Pi Zeor W』を選びましょう。GPIOは後からでも装着できますので。
ちなみに、赤ケースに入っているのは「滑り止めゴム脚シール」と「カメラモジュール変換アダプタ」でした。ラズパイゼロは、カメラモジュールの規格も小さくなっているので、こちらの変換アダプタは有り難い!!
公式ケースに「Raspberry Pi ZERO WH」を装着
▼ケースに装着前に、カメラケーブルを装備。
ケースに入れちゃうと付けれませんので..
▼SDカードもお忘れなく
▼4隅の穴でしっかり固定できます。
▼先ほど言っていた問題がこちら。
このGPIOピンの部分がくり抜かれたタイプの蓋しかハマりましぇん..(><)
電源オン!!
お待たせしました。電源アダプタを繋いで電源オンです。
適当なディスプレイとHDMIを繋いでます。
▼右下あたりのLEDが緑色に光ります。
スターターキットということで、電源オンすれば、デスクトップが表示されると思いきや、表示されたのはインストール画面。
いやいやいや..
OSインストールは不要のはずなんだが..
スターターキットってOSインストール不要が売りじゃなかったっけ。だが「終了」ボタンは押せない。悩んでいても前に進めないので、再インストールすることにしました。どなたか分かる方、教えてくださいm(_ _)m
▼操作するにはマウスやキーボードが必要!!
USBポートの数が足りないので、ハブがあると便利です。僕はマウスとキーボードを差し替えて頑張りましたが..
▼「WiFi networks」から自宅の無線WiFiに接続しました。
▼無線に接続したらインストール候補が増えた。
「Raspbian[推奨]」を選択して、インストール!!
▼上書きされます。と言われても仕方ないやんけ。
レッツゴー。
これで、インストールが開始します。めちゃくそ時間がかかります。ディスプレイのHDMIは外しておきましょう。4時間待って50%だったので、寝ましたw
OSインストール後の初期設定
次の日に見たら、ちゃんとインストールされてました^^イエーイ!!
▼手元のMacでアクセスするため『SSH』を有効にしました。
デスクトップ左上 - [設定] - [Raspberry Piの設定] - [インターフェース]
- カメラ(※後で利用するので)
- SSH
- VNC(※リモートデスクトップ用)
▼MacのターミナルからSSH接続が可能になりました。
$ ssh pi@[ラズパイZEROのIPアドレス]
▼SSH接続できたので、以下パッケージやらファームウェアを更新しておきます。
// Raspbian のパッケージを更新
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get dist-upgrade
// 最新版のファームウェア
$ sudo rpi-update
// 再起動
$ sudo reboot
カメラモジュールで遊ぶ
これだけじゃ、つまんないのでカメラで遊んでみました。
▼使ったのは、ラズパイ公式「カメラモジュール V2.1」
白が通常カメラモジュールで、静止画撮影は808万画素、動画撮影は1080p(30fps)、720p(60fps)、640×480(90fps)をサポートと高性能です。
これを使っていきます!!
ちなみに、黒の方は暗闇撮影用の赤外線カメラモジュールでございます。
▼公式ケースでカメラモジュールを使うと、こうなっちゃうw
前述のGPIOピンヘッダー無しモデルなら、公式ケースの蓋部分に固定可能です。
▼カメラモジュールが認識されているかのチェックコマンド
$ vcgencmd get_camera
supported=1 detected=1
上記の通り「supported=1 detected=1」となっていれば、OKです。
▼はーい、撮りますよー。
▼コマンドは、たったこれだけ。
// raspistill:静止画撮影コマンド
$ raspistill -w 1280 -h 800 -o image.jpg
カレントディレクトリにimage.jpgという名前で、幅1280×高さ800pxのファイルが作成されます。ちなみに、今回はやってませんが動画撮影は「raspivid」コマンドを使います。
※ファームウェアが古かったり、モジュール接続が甘かったりするとこんなエラーが出ます。接続やファームウェア更新し、再起動後にチェックして見てください。
$ raspistill -w 1280 -h 800 -o image.jpg
mmal: Cannot read camera info, keeping the defaults for OV5647
mmal: mmal_vc_component_create: failed to create component 'vc.ril.camera' (1:ENOMEM)
mmal: mmal_component_create_core: could not create component 'vc.ril.camera' (1)
mmal: Failed to create camera component
mmal: main: Failed to create camera component
mmal: Camera is not detected. Please check carefully the camera module is installed correctly
▼撮れたのがこちら。(※FTPで取ってきました)
Amazonのワンちゃん「ポチ」。
同封の専用器具でカメラフォーカスを弄ることで、綺麗に撮れます。こちらのページに詳しくピント調節が説明されています。
これで、簡易的なセキュリティカメラができました..
最後に
スマートホーム用にラズパイを導入しました。
手始めにカメラモジュールで遊んでみましたが、主に自宅環境の監視やAIスピーカーの連携をメインで使おうと考えてます。Apple Homekit対応製品をラズパイかませて、AmazonのEchoデバイスで操作してやろうと企んでます。
ラズパイ購入をお考えなら、価格も手頃でワイヤレス対応されている「Raspberry Pi Zero W」って選択肢もありですよ〜!!
▼合わせてセンサー類も購入したので、後日紹介していきますねー。
それではまた。