どうも、CHASUKEです。
スマートリモコンの「Nature Remo」に低価格モデル「Nature Remo mini(ネイチャーリモミニ)」が登場しました。
従来モデルは、温度・湿度・照度・人感センサー搭載に対し、「Nature Remo mini」は温度センサーのみ搭載となり、本体が小型・軽量化されたモデルです。
Nature Remoは直感的で操作性に優れたアプリに加え、スマートスピーカー対応やIFTTT対応、API公開と拡張性の高いスマートリモコン。しかし、約1万円いう価格に、躊躇している人も多いはず。(※Nature Remoの徹底レビューはこちら)
今回のminiモデルでは、なんと約6,500円。手の出しやすい価格になり、そうなると気になるのが、価格やセンサー以外の性能面ですよね。
購入したminiモデルと従来モデルと比べてみましたが、結論から言うと、センサー増減以外に、赤外線距離などの基本性能の差はありません。
センサーが不要なら確実にminiモデルがおすすめです!
本記事では、Nature Remo第2世代とRemo miniを比較しています。
▼最新モデル(第3世代)との比較レビューはこちら。
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Nature Remo 3と旧型Remoの違いを比較してみた【レビュー】
RemoとRemo miniのスペック違い
Nature Remo第2世代(Remo-1W2)とminiを比較した結果がこちら
モデル名 | Remo (Remo-1W2) | Remo mini (Remo-2W1) |
---|---|---|
Amazon 税込価格 | 9,170円 | 6,480円 |
センサー | 温度/湿度/照度/人感 | 温度のみ |
重さ | 約61g | 約29g |
サイズ | 7.4×7.4×1.79 (cm) | 5.8×5.8×1.56 (cm) |
素材 | プラスチック | 同左 |
Wi-Fi | IEEE 802.1 b/g/n | 同左 |
壁掛け穴 | なし | あり |
上記の通り、miniモデルは小型化され、センサーが減ったモデルになります。
RemoとRemo miniの本体比較(開封と設定)
各部屋に設置するため、2台購入しました。
Remo miniの外観と付属品
パッケージ内容は以下の通り。
- Remo mini本体
- microUSBケーブル(1.5m)
- スタートアップガイド
上位モデルには電源アダプタが同封されていたが、miniモデルにはありません。
5V/1Aの電源アダプタで使えるので、iPhoneに付属している電源アダプタで動作確認できました。
▼手の中にすっぽり収まるコンパクトさ。
従来Remoは表面が光沢感のある素材だったが、Remo miniでは光沢感はなくなり、ホワイト系の壁紙に違和感がない素材になった。個人的にはテカりのないこっちのが好み。
RemoとRemo miniの本体サイズ比較
ここではRemoの第1世代と比較してます。第2世代との違いは、背面がフラット化しただけ。あとは同じです。
▼2つのモデルを並べてみると、サイズの違いが浮き彫りに。
内蔵センサーが減った分、厚みがギュンと縮まってます。基本性能は一緒だけど、親子みたい。
▼miniモデルは、背面に壁掛け穴があります。
miniモデルは、壁掛けしやすい。これは地味にうれしい。
Remo miniの初期設定
Remo miniの設定方法は、Remoと全く同じですが、一応書いておきます。
我が家では既に従来モデルのRemoがリビングで活躍中なので、今回は「Remo mini」をアプリに追加登録する形になります。
▼設定タブの「新しいRemoをセットアップする」からセットアップを開始します。
上の絵の通り、電源を入れると黄色に点滅する。
▼「Remo-○○○」というWi-Fiが飛んでいるので、これに接続します。
Remoに接続してから、自宅のWi-Fiを登録します。
▼これで設定完了です。簡単だね。
寝室用にしたので、「寝室リモ」と命名。
RemoもRemo miniも同じアプリを使うので、リモコン登録や送信方法などアプリの操作感は、全て同じです。
性能の違いはあるのか?
冒頭でも書いたけど、使えるセンサーに違いがあるだけで、それ以外の性能差はない。
赤外線の反応速度や範囲を比較してみたが性能差はほとんど同じだった。念のため、サポートからの問い合わせ結果も載せておきます。
赤外線の反応速度
両モデルを並べて、それぞれのデバイスで同じ家電を操作してみたが、miniモデルの方が反応するまでに少しだけ間を感じた。
しかし、違う家電では、同じ速度でレスポンスするものもあり、一概に差があるとは言えなかった。誤差なのか、気にするほどのレベルではないです。
サポート問い合わせ結果
サポートに問い合わせたところ、レスポンス速度について、上位モデルとの差異はないとのこと。
赤外線の到達距離
両モデルで、5m離れた場所から家電を制御してみたが、こちらも問題なく利用できた。余程の広い部屋でない限り、赤外線到達距離で悩む必要は無さそうです。

サポート問い合わせ結果
サポートに問い合わせたところ、赤外線照射範囲について、メーカーの評価環境では両モデルと同程度であることを確認しているとのこと。ただし、利用環境などによって左右される部分もあり、全く同一との保証はないとのこと。
miniモデルは温度センサーのみ
何度も言ってるように、搭載センサーには差があります。それぞれで、確認できるセンサー値が増減します。
▼左が「Remo」で、右が「Remo mini」です。
ご覧の通り、確認できるのは温度のみ。
Remoアプリの自動化機能では、湿度や照度をトリガーには使えません。
気になったのが、両モデルを同じ場所に置いても、約2度の温度差となった点。たまたまなのか、小型化され熱が籠りやすくなったのかは原因は不明ですが、校正して使ってます。
スマートスピーカー、IFTTT、APIも同様に利用できる
こちらのスマート機能も従来のRemoと同じように使えます。
スマートスピーカー対応だけでなく、スマートホームにこだわりだすと、IFTTTもAPIも必須とも言える機能です。
Remo miniでも全く同じ使い方ができるのは嬉しすぎる。

最後に(センサー不要ならRemo mini)
以上、RemoとRemo miniの比較レビューでした。
Remo miniは、本体が小型化され、温度センサーだけ内蔵したモデル。基本性能は同じであることがわかった。
個人的には、価格も手頃になっており、外観もminiのがスタイリッシュな「Nature Remo mini」押し。センサーを使った自動化を使わないなら、断然「Nature Remo mini」がおすすめです。

▼こちらがセンサー盛り盛りの従来のRemo。
それでは良いスマートライフを。