どうも、CHASUKEです。
スマートホームを実現する上で、AIスピーカーやIoTガジェットなどと相性が良いWebサービスIFTTT(イフトと読む)をご存知でしょうか。
Google Home効果もあり、聞いたことはあるけど「何ができるの?」とか「設定方法は?」と言った疑問を聞かれるようになってきたので、初心者向けに実際に動かしながら説明していきます。
IFTTTはスマートホームを目指す上でとっても強力なツールです。月額料金など必要なく、無料でどれだけでも利用できるので使わない手はないですよ。
当記事が参考になれば幸いです!!
IFTTTとは?
IFTTTはサービスとサービスを繋げることができるWebサービス。
つまり、IFTTTは別々のサービスを繋ぐパイプ役のような存在です。ここで言うサービスとは、Webサービスであったり、ネットワーク接続できるIoT製品、スマホ機能となります。
具体的にサービスをあげてみると、Twitter, Facebook, Line, Evernote, Instagram, Spotify, Gmail, GoogleAssistant, Alexa…..など様々なWebサービス。Netatmo, NatureRemo, HueなどのIoT製品や、iOSのHealth, Calendar, Androidの着信, バッテリーなどもIFTTTで設定が可能です。
話題のAIスピーカーであるGoogle Homeの中は「Google Assistant」というサービスが動いてます。また、学習リモコンである「Nature Remo(→詳細はこちら)」も裏でサービスが動いてます。
この2つのサービスをIFTTTが橋渡しすることで、Google Homeに「テレビをつけて」と言うだけで、学習リモコンから赤外線を発信させテレビをつけることが可能になります!!
IFTTTの仕組み
もう少し詳しく仕組みを説明していきます。
※IFTTTで使われる用語は赤文字にしております。
IFTTTは「IF This Then That」の頭文字から命名されています。
その名の通り、IFTTTに「もし〇〇したら、△△する」というアプレット(※昔はレシピと呼ばれてた)を事前に設定しておくと、サービスの橋渡しを自動でしてくれます。
先の「〇〇」は起動条件にあたるのでトリガーと呼ばれ、後の「△△」は実行内容にあたるのでアクションと呼ばれます。
この〇〇とか△△に設定するサービスのことをチャンネルと呼び、当然ですがチャンネル毎に設定できる内容は異なります。また、チャンネルによってはトリガーとアクションのどちらにもなるものもあれば、片方にしかならないものなど様々です。
さきほどの上の例だと、Google Homeに「テレビをつけて」と言うことで起動条件が満たされ、IFTTTがNature Remoを起動し、設定した処理が実行されます。
▼こんな感じです。
IFTTTの使い方
IFTTTサービスは、PC、iOS、Androidどのデバイスでも利用できます。今回は、手持ちのiPhoneアプリを使って試していきます。
スマホアプリはこちらからどうぞ。
初期設定(サインアップ)
先に言っておきますが、IFTTTは日本語入力は可能なのですが、海外発のアプリなので表示は全て英語です。英語苦手な私ですが、なんとなくわかります。どうしてもわからん時はGoogle翻訳に頼ってますw
スマホアプリを起動するとこんな画面になるので、横にスライドしてログインします。
最初はアカウント作成が必要ですが、GoogleやFacebookアカウントでログインすることもできます。それらを使わない場合は、「sign up」を選択します。
▼サインアップ画面となりますので、ログインするメアドとパスワードを設定して、「Sign up」をタップ。
ようこそ IFTTT。
これで使えるようになります。
▼ログイン後の画面は下部のタブで4つに分けられています。
「Discover」で、オススメのレシピが表示されますので、そのまま使うことができます。IFTTTではアイデア次第でくっそ便利なレシピを作れます。作ったら公開しましょう。基本的なものは既に誰かが公開してくれていますよ。
「Search」で、使いたいサービスであるチャンネルを探すことができます。チャンネルページに行くと、そのチャンネルを使ったおすすめレシピが並んでいます。また、チャンネルを利用するためには事前にそのサービスがIFTTTから呼べるようにログインしておく必要がありますが、チャンネルのページからできます。
▼タブの続きです。
「Activity」では、自作レシピに対する履歴情報が確認できます。インストール時に、「IFTTTのアップデートが入ったらログインアカウントにメールする」というレシピが勝手に作られますので、画像左では、その履歴が残ってますね。
「My Applets」では、設定してあるレシピを確認できます。ここでレシピを有効/無効に切り替えたり、内容を修正できたりします。この右上にある「+」から新しいレシピの作成を開始できます♪
自作のIFTTTレシピの作り方
今回は、先ほど例に出したコイツのレシピを作っていきます。
▼まず、「+this」をタップしてトリガーアクションを選択します。
今回選ぶトリガーチャンネルは「Google Assistant」ですね。初めてチャンネルを利用する場合は、「Connect」画面が表示されサービスにログインして利用許可をする必要があります。
▼トリガーチャンネルを選択すると、そのチャンネルにあった設定画面が開きます。
Google Assistantの場合、複数のトリガーイベントを選択できます。今回はシンプルな言葉を起動条件にするので「Say a simple phrase」ですね。テレビ電源のリモコン信号はON/OFFともに同じなので両方に対応させてます。
続いて、起動条件とするフレーズと、Google Assistantに返してもらうフレーズを設定します。右上「Next」をタップして、トリガー側おわり。
▼「+that」をタップすると、アクションチャンネルを選択します。
今回選ぶアクションチャンネルは「Nature Remo」ですね。こちらもチャンネルを初めて利用する場合は、「Connect」画面が表示されサービスにログインして利用許可をする必要があります。
▼アクションチャンネルを選択すると、そのチャンネルにあった設定画面が開きます。
Google Assistantの場合、複数のアクションイベントを選択できます。今回は「Control home appliances」ですね。エアコンのリモコン信号を送りたいときは上の2つになります。
選択すると、事前にNature Remoアプリに登録しておいた自宅のリモコン情報がズラリと表示されます。テレビ電源オンを選択します。
右上「Next」をタップして、アクション側もおわり。
▼完成したレシピのタイトルが表示されます。
わかりやすいレシピ名に修正して、「Finish」です。
今回の例以外にも基本的に使い方は同じ、色々なサービスを組み合わせて自分にとって超便利なレシピを発掘してみてください♪
自作レシピを動かしてみた
レシピを自作した後、「My Applets」を確認すると作成したレシピがあるはずです。
作成したレシピをタップすると有効/無効を切替できます。また、右上の「設定」ボタンから内容修正や、レシピ起動時にスマホへ通知するかしないかを選択できます。
さて、今回作成したレシピは、Google Homeに話しかけることで起動します。
僕:「OK、グーグル。テレビをつけて」
グ:「喜んで」
成功ですね。
IFTTT経由でうまいこと動いてくれました。
▼通知がONになっているので、iPhoneにプッシュ通知が来ました。
「Actitvity」から、ちゃんと動いたという履歴も確認できます。
最後に
スマートホームに欠かせない自動化サービス「IFTTT」の使い方をみてきました。とっても簡単だったと思います^^
今回は「Google Assistant」をトリガーに使いましたが、それをメールにしたり、Twitterにしたり、位置情報を使ったりと組み合わせは自由で汎用性がめちゃくちゃ高いのが面白いですよね!!
Kickstarter、Indiegogoなどクラウドファンディングに登場してくる最新のIoT製品は、IFTTTに対応した製品が多く、チャンネル数は増え続けています。(トリガー、アクションとも約400種類以上とのこと)
もちろん家電操作だけでなく、「Twitter × Line」でエゴサーチしてみたり、「Googleカレンダー × Line」で共有されたカレンダー内容を素早く確認したりと自分なりに使いこなしちゃいましょう^^
それではまた。