どうも、CHASUEです。
家電のスマホ操作やスマートスピーカーによる音声制御を可能にしてくれるのがスマートリモコン。自宅を手軽にスマート化できる超便利アイテムです。
▼スマートスピーカー経由で家電を操作するイメージはこんな感じ。
スマートスピーカー(Google Homeなど)に家電操作をお願いすると、ネットワーク経由でスマートリモコンに記憶させたリモコン信号が送信されます。とても単純で簡単な仕組みなんです。
2018年頃から数多くのスマートリモコンが登場し、今まで色々と買い漁ってきました。基本機能は同じなのですが、デザインや見た目が違うように、細かく比較すると個性があります。
本記事では、スマートスピーカー(Amazonアレクサ/Googleアシスタント)と合わせて買いたいおすすめのスマートリモコンを紹介します。
お使いの家電を声で操作して、生活の質を上げたいと思っている人にとって参考になれば幸いです。
あなたが迷わないようにおすすめ順に3つに絞って紹介していきます!
スマートリモコンで出来ること
スマートリモコンは、家電のリモコン信号を1台にまとめることができるアイテムです。
頭に「スマート」と付くようにWi-Fiに接続できるため、スマホやスマートスピーカーから手軽に家電の操作が可能になります。しかも、家電を買い換える必要がなく、お使いの家電をそのままスマート化できるのが最大のメリットです。

ということで、先にスマートリモコンで使える機能について紹介します。
▼ざっとこれだけあります。
- スマホから遠隔操作
- スマートスピーカーから音声操作
- 家電のプリセット登録機能
- センサー機能
- タイマー機能
- シーン/マクロ/オートメーション
- シリーズ製品による連携機能
- IFTTT/API連携機能

スマホから遠隔操作
スマートリモコンのメイン機能です。
専用のスマホアプリを使って、手軽に自宅の家電を制御できます。ネット経由であるため、外出先からの家電操作も問題なくできます。
寒い日、暑い日の帰り道でエアコンを操作して、家に帰ると快適な部屋温度になってたら幸せじゃないですか。これを簡単に実現してくれます。
他にも、僕の友人は見えない所に隠したDVDレコーダーを操作するために導入しています。

スマートスピーカーから音声操作
スマートスピーカーを購入したら、誰もが試したくなる機能ですよね。
アレクサやGoogleアシスタントに話しかけて、スマートリモコン経由であらゆる家電の操作ができます。各サービスとアカウント連携して簡単に設定できますが、エアコンの温度設定や、テレビの音量調節やチャンネル変更など、各機種ごとにできる音声操作が異なるため、しっかり選ぶ必要があります。
また、機種によっては「Siriショートカット」に対応し、Appleのスマートスピーカー「HomePod」からの操作も可能になります。

家電のプリセット登録機能
スマートリモコンは、家電ごとに違う赤外線信号を本体に記憶させて使います。
ボタン1つ1つを覚えさせる事も可能ですが、それをやるのは面倒です。そのため、プリセット機能が用意されており、各メーカー・製品ごとに違うリモコン信号を一括で登録できます。
▼例えば、スマートリモコン「Nature Remo」では、登録したいテレビリモコンのボタンを1つ押すだけで、全てのボタンを一括登録してくれます。
スマートリモコンの中にはプリセット登録できなかったり、上手く動いてくれなかったりと違いがあります。それでも、ボタン1つ単位で赤外線信号を記憶させれるので、全く使えないことはないです。
各種センサー機能
スマートリモコンによっては、温度や湿度、照度センサーが搭載されています。

これらのセンサー情報は、温度や湿度がスマホでみえて面白いだけでなく、実用的に使えます。
例えば、外出先から部屋の温度をチェックして、エアコンを使うか判断ができます。また、スマートリモコンだけでは各家電の稼働状況まではチェックはできないが、夜間に照度センサーが明るくなっていれば、部屋の電気が付いていると想像ができます。
さらに、後で紹介するオートメーション機能を使えば、「湿度が〇〇%に下がったら、加湿器をつける」というようにセンサー値を自動化設定の材料に使うことも可能です。

タイマー機能
繰り返し曜日や時刻を指定して、リモコン信号を送信できる機能です。
例えば、平日の朝6:00に照明をつけたり、12時に強制消灯して寝る時間の合図として使えます。
家を空ける事が多い人は、タイマーを駆使して照明を自動点灯することで、在宅中を装うことができるので、空き巣対策にも使えます。

シーン/マクロ/オートメーション
これらは複数の家電操作を1つにまとめる機能です。センサー値をトリガーにして、家電の一括操作できるオートメーション機能もこれに含まれます。

具体例として、こんな感じで5秒おきにチャンネルを変えるザッピングができます。
シーン名「テレビ番組」を起動するだけで連続でチャンネル操作が実行されます。
他にも、「おはよう」「おやすみ」「行ってきます」「ただいま」などのボタンを作成して、各家電の一括電源オンや一括電源オフが操作できます。
IFTTT/API連携機能
IFTTTは、サービス同士を簡単に連携することができる自動化サービスです。
先ほど、オートメーション機能で「内蔵センサーをトリガーにして、家電を操作できる」と書きましたが、IFTTTはそれを包括します。さらに、製品をまたいだ自動化連携が可能となります。
つまり、Nature Remoのセンサー値を使って、別のスマートリモコンで家電を操作するといったオートメーションも作成可能です。
また、FTTTを使ったよくある具体例として、スマホのGPS連携があります。自宅から離れたら電源オフ、近づいたら電源オンなどが簡単にできます。
APIとは、「アプリケーションプログラミングインターフェイス」の略で、スマートリモコンの機能をプログラムから自由に使えるように公開されたインターフェイスのことです。
例えば、Nature Remoは数少ないAPIが公開されたスマートリモコンであり、内蔵センサーの値を取得したり、覚えたリモコン信号を送信できます。
この機能があることで、サードパーティ製アプリでアップルウォッチに対応させたり、Siriショートカットで搭載するセンサー値を取得して通知することもできます。
スマートリモコン使用上の注意点
超便利なスマートリモコンですが、下記のような欠点があります。
- 稼働状況がわからない
- 届く範囲が限られる
- 赤外線を遮ると使えない

リモコン信号を送信しているだけなので、現在の家電の稼働状況はわかりません。
もし、スマートリモコンの前にモノが置かれ、リモコン信号が遮断されてしまえば、家電の操作はできません。そのため、外出先からエアコン操作したけど、家に帰ってみたら動いてなかったという残念なこともありえます。現在の稼働状況が知りたいのであれば、スマートリモコンは向いてません。

ただし、スマート家電はコストが高い。
安く快適にスマートリモコンでやりくりするため、センサーで家電の状況を把握できたり、リモコン信号の送信範囲が広い機種がおすすめです!
スマートスピーカー対応のおすすめスマートリモコン
さて、ここからスマートスピーカー対応のおすすめスマートリモコンを紹介していきます。
Nature Remo/Nature Remo mini

Nature Remo mini(第2世代) | Nature Remo(第3世代)
モデル名 | Remo 第3世代 (Remo-1W3) |
---|---|
価格(Amazon) | ¥9,980 |
サイズ | 7.0 × 7.0 × 1.8 (cm) 壁掛けタイプ |
スマホ操作 | ○ |
スマートスピーカー Amazon,Google | ○ |
Siriショートカット | ○ |
内蔵センサー | 温度・湿度・照度・人感 |
タイマー機能 | ○ |
シーン/マクロ | ○ |
IFTTT | ○ |
Bluetooth (第3世代のみ) | ○ |
API | ○(リンク) |
また、miniモデルは価格とサイズ、搭載センサーのみ異なります。
モデル名 | Remo mini 第2世代 (Remo-2W2) |
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価格(Amazon) | ¥6,980 |
サイズ | 5.8 × 5.8 × 1.56 (mm) |
内蔵センサー | 温度のみ |

Remoの最新は第3世代!
Remo miniの最新は第2世代!
【参考】新旧モデルとの比較記事はこちら
Nature Remoの特徴
Nature Remoはスマートリモコンの中で誰もがオススメするNo1機種です。
Nature Remoはさまざまなセンサーを内蔵し、オートメーション、IFTTT、APIを使って、機能を拡張できます。全ての機能が盛り盛りに詰め込まれたスマートリモコンです。
本体デザインはシンプルなホワイト系で、お洒落なインテリアにも調和します。また、壁掛けできるので、リモコン信号を遮られる心配がありません。
▼プリセット登録機能は、1つ押しただけで、主要家電のリモコンを自動判定してくれます。

▼アプリUIも抜群に使いやすい。

小型軽量化された「Nature Remo mini」は温度センサーのみ搭載し、他の機能は全て同じです。価格も安いので、センサーを使う予定がない人はこちらで十分です!
また、同シリーズにスマートメーターと連携できる「Nature Remo E」があり、今後、同アプリでの連携機能が期待されています。
さらに、新型の第3世代(REMO-1W3)から、他社のBluetooth家電と連携が可能になった。
対応製品は順次追加とし、現在は、スマートカーテン「mornin' plus」とスマートロック「Qrio Lock」操作に対応してます。これにより音声操作はもちろん、外出先からも手軽にカーテンや玄関の鍵を操作できます。
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家電を遠隔操作できるスマートリモコン「Nature Remo」を徹底レビュー!
スマートスピーカーで出来ること
音声コマンドマニュアル
Amazon Echo (Amazonアレクサ) | 音声コマンド一覧はこちら |
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Google Home (Googleアシスタント) | 音声コマンド一覧はこちら |
アレクサに関しては、エアコン・照明・テレビの主要家電において、全ての音声操作がカバーされています。主要家電以外については、電源オン・オフのみ音声操作できます。
エアコン、照明のオンオフ、特にテレビのチャンネル・音量変更は、毎日頻繁に使ってます。
Googleアシスタントも、アレクサと同様に細かい操作に対応してます。少し前まで、テレビの音量やチャンネル変更は「Conversation Actions」のみ対応でしたが、現在では、Googleアシスタント標準機能「Direct Actions」で全ての操作が可能になってます。
以前まで、上記2種類を使い分けて音声操作する必要があり厄介でした。これからはDirect Actionに統一して使えます。(追記.2020.7.17)
一応説明しておくと、Conversation Actionsとは、Nature Remo独自で実装したカスタム機能のこと。頭に「ネイチャーリモを使って」と付け加えた音声コマンドになります。
参考
Nature公式ブログ | Google HomeのConversation ActionsとDirect Actionsの違い
ラトックシステム RS-WFIREX4
モデル名 | RS-WFIREX4 |
---|---|
価格(Amazon) | ¥5,900 |
サイズ | 4.5×4.5×1.5 (cm) 壁掛けタイプ |
スマホ操作 | ○ |
スマートスピーカー Amazon,Google | ○ |
Siriショートカット | ○ |
内蔵センサー | 温度・湿度・照度 |
タイマー機能 | ○ |
シーン/マクロ | ○ |
IFTTT | ○ |
Bluetooth | × |
API | × |

RS-WFIREX4の特徴
RS-WFIREX4は、リモコン送信範囲が30mの頼もしいスマートリモコンです。小型軽量なので目立ちにくく、インテリアにもマッチします。
小型ながら3つのセンサーが内蔵され、Nature Remo同様に機能は盛り盛りです。
Nature Remoのようにセンサーを使った独自のオートメーション機能は使えないが、外部の自動化サービス「IFTTT」にて同じことができます。
▼プリセット登録機能は、メーカーから家電を選ぶだけで登録できます。
豊富なプリセットで、メーカーとモデルを選ぶだけで「エアコン・テレビ・照明」が登録できました。リモコンを手元に用意する必要すらありません。
▼主要家電のリモコンイメージはこんな感じ。

旧モデルとの比較記事
スマートスピーカーで出来ること
音声コマンドマニュアル
Amazon Echo (Amazonアレクサ) | 音声コマンド一覧はこちら |
---|---|
Google Home (Googleアシスタント) | 音声コマンド一覧はこちら |
アレクサに関しては、エアコン・照明・テレビの主要家電において、全ての音声操作がカバーされています。手動家電以外については、電源オン・オフを音声で操作できます。
Googleアシスタントに関しては、Nature Remoと同様、テレビの音量やチャンネルは「Conversation Actions」のみ対応しています。
Conversation Actionsとは、ラトックシステム独自で実装したカスタム機能を利用する方法です。使い方は、頭に「家電リモコンを使って」と付け加えるだけです。
Googleアシスタントのアップデートにより、Nature Remoのように改善する可能性があり。(追記.2020.7.17)
Switchbot Hub mini
価格(Amazon) | ¥3,980 |
---|---|
サイズ | 6.5×6.5×2.0 (cm) 壁掛けタイプ |
スマホ操作 | ○ |
スマートスピーカー Amazon,Google | ○ |
Siriショートカット | ○ |
内蔵センサー | ✗ ※別売り |
タイマー機能 | ○ |
シーン/マクロ | ○ |
IFTTT | ○ |
Bluetooth | × |
API | ○(リンク) |

SwitchBot Hub Miniの特徴
SwitchBot Hub Miniは、内蔵センサーを持たないため、4000円弱と低価格なスマートリモコンです。こちらもホワイトベースですが、質感は少し安っぽさを感じます。
搭載センサーはありませんが、温湿度センサーが別売りされており、好きな位置に何台でも後付けできるメリットがあります。また、センサー値はオートメーションに使うことができます。
Hub Miniは、物理ボタンをスマート化できる「SwitchBot」をスマホ・スマートスピーカーで遠隔操作するハブ機としての役割も持ちます。
SwitchBotがあれば、リモコンがない壁スイッチの照明や、給湯パネルをスマート化できます。SwitchBotを使うのであれば、ハブ機の役割を持つスマートリモコン「Hub Mini」を選びましょう。
▼プリセット登録機能は、メーカーを選んで、リモコン信号を送信すると自動判別(スマートラーニング)されます。
我が家のエアコンやテレビは問題なかったが、照明は自動判別できなかった。自動判別できるのは嬉しいのだが、プリセットがやや不足しているようです。自力で1つずつマニュアル登録すれば使えますが、残念です。
ただし、SwitchBotチームのサポート対応は迅速です。使う予定の家電のプリセットが対応しているか、事前に相談するのもありだと思います。未対応であればプリセット追加もしてくれるかもです。

▼主要家電のリモコンイメージはこんな感じ。
先に紹介した2機種と比べると、どうしてもUIが劣って見えますね。使えないことはないですが。
SwitchBotシリーズの活用記事!
スマートスピーカーで出来ること
音声コマンドマニュアル
Amazon Echo (Amazonアレクサ) | 音声コマンド一覧はこちら |
---|---|
Google Home (Googleアシスタント) | 音声コマンド一覧はこちら |
アレクサに関して、エアコン・照明・テレビの主要家電において、全ての音声操作がカバーされています。手動家電以外については、電源オン・オフを音声で操作できます。
Googleアシスタントに関して、エアコンと照明については細かい操作に対応してますが、テレビ操作のみ注意が必要です。
他のスマートリモコン機種では、テレビの音量やチャンネル変更を「Conversation Actions」で補完しているが、Hub Miniはこのスキルを持ってません。
つまり、Google Homeではテレビ操作が出来るのはオン・オフのみとなります。
最後に(まとめ)
Amazon アレクサ/Google アシスタント搭載のスマートスピーカー対応のスマートリモコンを紹介しました。
Nature Remo

Nature Remo mini 第2世代
とりあえず、これを買っておけば間違いないと言えるおすすめのスマートリモコンです。
スマートスピーカーで主要家電(エアコン・テレビ・照明)を細かく音声操作できるのに加え、アプリの使いやすさ、リモコン登録の簡単さ、拡張機能を含め、文句なしです。
▼温度センサーのみでOKなら、小型・低価格のmini版がおすすめ。

ラトックシステム RS-WFIREX4
小型軽量ながらセンサー内蔵で、赤外線到達範囲30mの高性能スマートリモコンです。
アプリUIなどは好みは分かれそうですが、プリセットはかなり豊富に揃ってます。
SwitchBot Hub Mini
物理ボタンをスマート化できるSwitchBotのハブ機になるスマートリモコンです。
壁スイッチや給湯パネルも合わせてスマート化するなら、SwitchBotと合わせてこちらがオススメです。
本記事が自宅をスマート化させる第一歩の参考になったら幸いです。それでは良いスマートライフを!