どうも、CHASUKEです。
スマホやPC、カメラなど多くのデバイスを使ってると欲しくなるのが大容量モバイルバッテリーですよね。高速なPD充電モデルは多くあるけど、高出力・多ポート搭載のモノはまだまだ少ない。
そんな中、大容量26,800mAh、1ポートで最大100w入出力、USB-C4ポート搭載のハイスペックなモバイルバッテリー「SuperTank Pro」が登場しました。
ということで本記事は、Zendure社の最強のモバイルバッテリー「SuperTank Pro」について、レビューを書いていきます。
SuperTank Proは、僕がこれまで愛用してたSuperTankの進化版。前作の不満点もしっかりと改善されてるのもポイントです。
一般販売されており、価格もプロ級の26,499円!
SuperTank Pro の外観と入出力
SuperTank Proのパッケージがこちら。表面加工とずっしりと重さのある化粧箱で高級感があります。
外観と付属品
▼専用ポーチがすっぽり収納されてました。
▼開くとこんな感じ。
サイズぴったりな専用ポーチは嬉しい。充電ケーブルや変換アダプタをまとめて保管して、そのまま持ち出せます。
▼中身を全て取り出すとこんな感じ。
付属品はこちら
- SuperTank Pro本体
- 専用ポーチ
- USB-Cケーブル(1m)
- USB-C to USB-A 変換アダプタ
- ユーザーマニュアル
- 保証カード
- オリジナルステッカー
本体はアルミ合金素材とアルマイト処理により、放熱性と耐久性に優れた外装となっている。見ての通りにシンプルかつスタイリッシュです。
SuperTank Proスペック
容量 | 26,800mAh/96.48Wh |
---|---|
サイズ | 124×74.5×45.5mm |
重さ | 580g |
ディスプレイ | OLED(有機EL) |
材質 | アルミ合金 |
ファームウェア | PC接続でアップデート可能 |
▼本体を上から見るとこんな感じ。
▼側面にボタンが1つあり、ディスプレイに情報(電力量とバッテリー残量)を表示することができます。
角が取れた丸みを帯びたデザイン。重さは500mlペットボトルほどです。
認証マークや細かい仕様が明記されています。
入出力インターフェース
大きめの画面と、USB-Cが綺麗に4つ並んでいるのが特徴的です。正直、モバイルバッテリーには見えない。
▼バッテリー残量と各ポートごとの電力使用量が数値で確認できます。
▼左半分①②と右半分③④で、仕様が異なる。
No(左から) | 入出力区分 | 最大ワット数 |
---|---|---|
① | 入力・出力 | 100w |
② | 入力・出力 | 100w |
③ | 出力のみ | 20w |
④ | 出力のみ | 20w |
複数のポートに同時接続した場合、各ポートの最大ワット数は調整され、合計最大138Wとなります。
合計 出力 | ① | ② | ③ | ④ |
---|---|---|---|---|
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
20W | 20W | |||
20W | 20W | |||
120W | 60W | 60W | ||
118W | 100W | 18W | ||
118W | 100W | 18W | ||
138W | 60W | 60W | 18W | |
138W | 60W | 60W | 18W | |
118W | 100W | 2ポートで15W | ||
138W | 60W | 60W | 2ポートで15W |
旧モデルとの比較
前作「SuperTank」と比較してみました。
▼SuperTank ProとSuperTankでスペックの違いはこんな感じ。
モデル | SuperTank Pro | SuperTank |
---|---|---|
容量 | 26,800mAh | 27,000mAh |
サイズ | 124×74.5×45.5mm | 119×73×42mm |
重さ | 580g | 525g |
ディスプレイ | 各ポートの電力量 バッテリー残量 | バッテリー残量 |
材質 | アルミ合金 | プラスチック |
ファームウェア | 可能 | 不可 |
前回モデルでは、電池残量が50%以上のときのみ、最大100w出力が可能。つまり、50%を下回ると60w出力までに制限されていた。
SuperTank Pro で充電を試してみた
26,800mAhでどれだけ充電できる?
- iPhone 12:約6回
- iPad Pro 11":約2.5回
- MacBook Pro 13":約1.2回
- Nintendo Switch:約4.3回
僕が普段使っているMacBook Pro 16"やiPhone 12 Proで充電を試してみました。
環境や使用状況でも変わりますが、充電速度なども測定してみたので、ぜひ参考にしてみてください。
iPhone 12シリーズを20wで高速充電可能!
iPhone 12 ProをUSB-C to Lightningケーブルで接続すると、20wに近い速度で高速充電が始まった。OLED画面がめっちゃ見やすい。
実際の測定値がこちら
0分 | 5% |
10分 | 28% |
20分 | 46% |
30分 | 61% |
60分 | 88% |
iPhone 12 Proが30分で56%まで充電できました。また、バッテリー側は、60分充電して13%減ってました。
MacBook Pro 16"をフルスピード給電可能!
続いて、96W入力であるMacBook Pro 16"を給電してみました。
インターネットやテキスト入力を使用しながら、1時間給電した結果がこちらです。
0分 | 10% |
10分 | 19% |
30分 | 44% |
60分 | 76% |
電池残量100%から給電開始し、1時間で空になった。作業しながらしたが、10%から76%までバッテリー回復できました。
4台同時の高速充電に対応
接続デバイスがこちら
- iPad Pro 11":28.1W
- MacBook Air M1:48.2W
- iPhone 12 Pro:12.7W
- iPhone SE:10.9W
複数機器で4ポートに接続すると、USB-C1とUSB-C2は60W出力まで、USB-C3とUSB-4も出力が制限されます。
どのポートもPDによる急速充電ができており、充電速度は早い。これ1台持っていれば、多くのガジェットを使う人も安心です。家族みんなで使えるバッテリーをお探しの人にも合います。
▼OLEDディスプレイは、時間が経つと合計ワット数(入力・出力)の画面に切り替わります。
パススルー充電に対応
出力だけでなく、SuperTank Pro本体の入力も、最大100wでPD充電が可能です。
USB-C2ポートに100W出力充電器を接続してみると、上画像の通り、下向き矢印で100Wと表示されました。
さらに、SuperTank Proは入力と出力を同時に充電できるパススルー対応です。上の写真のように他デバイスを充電しながら、モバイルバッテリー本体も充電できます。
▼しばらく経って確認すると、バッテリーが100%にフル充電されてました。
高出力だけに本体の熱が気になるところだが、これが全然熱くない。アルミ合金素材がヒートシンクの役割も果たすようです。
ファームウェア更新が自分でできる
SuperTank Proの面白い機能として、PCに接続した自分でファームウェア更新ができます。
ハード的に最大出力138Wが上限となるが、各ポートの出力仕様を変更できます。具体的には、最大出力18Wのポートを、iPhone12の登場に合わせて20W対応させるなど。その他にも、今後追加されるメーカーや製品ごとに存在する急速充電規格に対してもファーム更新で対応できます。
今後発明される新しい充電規格に対応できる凄いモバイルバッテリーになっている。
公式HPの商品リンクの下からファームウェア更新ファイルのダウンロードできます。今後、日本語マニュアルも追加予定とのこと。
SuperTank Pro レビューまとめ
以上、SuperTank Proについて書きました。大容量・高出力・多ポートで、パススルー対応、ファームウェア更新機能など、まさにガジェットマニアが求める最強のモバイルバッテリーでした。
▼まとめるとこんな感じ。
良い点はココ
- スタイリッシュでタフなデザイン
- 残量と電力量がみえるOLED画面付き
- 1ポート100W出力/合計138W出力
- 大容量26,800mAh/96.48Wh
- 1時間45分で本体を充電可能
- パススルー対応
- 自分でファームウェア更新が可能
- 専用ポーチと変換アダプタが付属
注意点はココ
- 分厚い。
最高峰なだけに26,499円と高価ですが、大容量で高出力のモバイルバッテリーをお探しの人に超おすすめです。
こちらは前回モデル!