ラズパイ

SwitchBotデバイスをHub Mini無しでホームアプリから操作する方法【Homebridge】

どうも、CHASUKEです。

 

「SwitchBotはHomeKit対応してないの?」
「SwitchBotをホームアプリから操作したい!」

 

本記事では、そんな疑問や期待に応えます。

SwitchBotには、スマホから遠隔操作できるカーテンやスイッチ、温湿度センサーといったスマートデバイスが揃ってます。ですが残念ながら、HomeKitには正式対応してません

しかし、「Homebridge」という仕組みを使うことで、SwitchBotシリーズをHomeKit対応が可能となります。

本記事では、下記3つのSwitchBotアイテムをHomeKit対応させる方法を紹介します。

  • SwitchBotスイッチ
  • SwitchBotカーテン
  • SwitchBot温湿度計

 

▼HomeKit対応することで、Apple純正のホームアプリから管理・操作が可能になります。

SwitchBotをiPhoneのホームアプリで操作できたらな。」と思ったことのある人は、ぜひ参考にしてみてください。

実施する前に

本記事では、SwitchBotのBluetooth API(SwichBotハブ経由しない)を使っており、対象は3デバイスに限られます。しかし、オープンAPI(SwichBotハブ経由する)を使えば、多くのデバイスのHomeKit対応ができます。現在、Hub Miniと併用しているなら、こちらのオープンAPIの記事がおすすめです。

Homebridgeとは?

Homebridgeとは?

Homebridge(ホームブリッジ)とは、HomeKitAPIをエミュレート実行できるNode.jsサーバーのこと
CHASUKE
ちょっと何言ってんのか...

難しい話は置いといて、このHomebridgeを自宅に構築すれば、あたかもSwitchBotがHomeKitに対応してるかのように扱えます。

▼Homebridgeには、ちゃんとブラウザベースでの管理画面も用意されており、使いやすいです。

当然ですが、Homebridgeはサーバーなので、常に動かしてないと、思ったときに操作できません。ノートPCにサーバー機能を追加することもできますが、常に自宅で動かし続けるのは非現実的です。

今回は、ラズベリーパイにHomebridgeを追加する方法を紹介します。

必要な物(使用したラズパイなど)

必要なものと言うか、使ったものは以下の通り。

Homebridgeを使えば、SwitchBotシリーズの3製品をホームアプリに追加できます。もちろん、どれか1つだけの追加も可能です。

僕は、最新のRaspberry Pi4を使ってますが、Bluetooth搭載モデルならどれ使ってもOKです。長くなるので、ここでは初期設定(OSインストール)の説明は省きます。これから買うなら、全て揃ったスターターキットがおすすめです。

LABISTS ラズベリーパイ4B メモリ4GB SDカード32GB
LABISTS

SwitchBotをHomeKit対応させる手順

ではやっていきます。

と言ってもやることは、ラズパイに下記をインストールして設定ファイルを作るだけなんですよね。

  1. Homebridge + Homebridge UI
  2. SwichBotプラグイン
CHASUKE
20〜30分もあればできます。

 

Homebridge + Homebridge UIのインストール

ここは以前の記事を参考にしてください。

上記の通りにやれば、Homebridgeと管理ツールHomebridge UIをインストールできます。

▼ブラウザでこれが開けばOKです。

CHASUKE
admin/admin♪

 

SwichBotプラグインのインストール

プラグインの検索で「Homebridge Switchbot」とすれば、今回使う「Homebridge Switchbot Ble」が表示されます。

簡単にプラグインを追加できます。

続いて、設定していきます。

 

SwichBotプラグインの設定ファイル追記

動かすSwitchBotデバイスを設定します。

今回はスイッチカーテン温湿度計をそれぞれ1つずつ追加してます。

▼設定はこんな感じ。

{
    "platform": "SwitchBotPlatform",
    "name": "SwitchBotPlatform",
    "devices": [
        {
            "type": "bot",
            "name": "壁スイッチ",
            "bleMac": "xx:xx:xx:xx:xx:xx"
        },
        {
            "type": "curtain",
            "name": "レールカーテン",
            "bleMac": "xx:xx:xx:xx:xx:xx",
            "scanDuration": 2000,
            "reverseDir": false,
            "moveTime": 2000
        },
        {
            "type": "meter",
            "name": "温湿度",
            "bleMac": "xx:xx:xx:xx:xx:xx",
            "scanDuration": 5000,
            "scanInterval": 60000
        }
    ]
}

基本的に上をコピペして、手持ちのSwitchBotデバイスに合わせて増減すれば良いです。また、「bleMac」に入力するMacアドレスは、アプリから調べることができます。

▼その他項目の意味はこちら。

必須項目

typeデバイスタイプ[bot/curtain/meter]
name名前(なんでも良い)
bleMacデバイスのMacアドレス

オプション項目

scanDurationカーテンのスキャン時間
デフォルト:1000ms
reverseDirカーテンの開閉方向の反転
デフォルト:false
moveTimeカーテンの実行時間
デフォルト:2000ms
scanInterval温湿度メーターの更新周期
デフォルト:60000ms
CHASUKE
使いながらイジれば良いかと。

SwitchBotシリーズをホームアプリで操作する方法

設定後に再起動すると、HomebridgeログにSwitchBotの起動ログが出力されます。

では、この画面にあるQRコードを使って、iPhoneからホームアプリに追加します。

 

SwitchBotをホームに追加する

こちらがホームアプリですね。

ホーム

ホーム

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▼アクセサリを追加から、コードを読み込ませます。

うまくいくとブリッジ追加画面が表示された後、SwitchBot製品を追加できます。

▼追加後はこんな感じ。

CHASUKE
各アイコンをタップして操作ができます。

 

SwitchBotシリーズを操作してみる

温湿度計→カーテン→スイッチの順に操作しています。操作はこんなイメージです。

 

▼カーテンはアイコンをタップするだけで、開け閉めが可能。

カーテンやスイッチのアイコンを長押しすると、詳細画面が表示されます。この画面から、カーテンを数値指定で開閉操作ができます。

 

指の代わりにスイッチを押す「SwitchBot」はこんな感じに安定して動きます。

 

さらにさらに、「スマート温湿度計」の数値もだいたい同じ数値になってます。

 

外出先からの操作について

通常、外出先からSwitchBotを操作するためには、SwitchBot Hub MIniが必要です。

今回のHomebridgeの場合、ラズパイがハブの代わりをしてくれますが、外出先から操作したい場合は、HomePod miniやApple TVなどのホームハブが必要となります。ご注意ください。

SwitchBotのHomeKit化対応 まとめ

SwitchBotシリーズをHomeKitに対応させる方法を紹介しました。

ラズパイでサーバーを構築する」なんて聞くと、初めての人にはハードルが高そうに感じます。ですが、いざやってみると、意外とすんなりできます。それに、自分で頑張って設定したものが、ちゃんと動くのは想像以上に面白いですよ。

SwitchBot操作をシームレスにしたいAppleユーザーにおすすめです。挑戦してみたいと思っている人の参考になれば、幸いです。

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