どうも、CHASUKEです。
IKEAとSonosがコラボしたWi-Fiスピーカー『SYMFONISK(シンフォニスク)』を購入しました。本棚に収まるブックシェルフ型です。
IKEAはご存知の通りですが、Sonosは世界的に有名なオーディオメーカーであり、人気スピーカー「Sonos One」は3万円弱とちょいと高価です。
今回のSYMFONISK(ブックシェルフ型)は、1.5万円弱と手頃な価格ながら、「IKEAの家具に関するノウハウ」と「Sonosのサウンドテクノロジーに関するノウハウ」を融合させた魅力的なスピーカーです。
▼こんな小洒落た使い方も。
Appleユーザーにとって嬉しすぎるAirPlay2対応モデルです。また、Sonosのスピーカーは、IFTTTやAPIを使ってプログラマブルに遊べるので、以前から気になってました。

ということで本記事ではWi-Fiスピーカー『SYMFONISK(シンフォニスク)』のレビューを書いていきます。
買って1ヶ月ほど経ちますが、SonosアプリやAirPlay2が期待通りに使いやすい。音質が良いのはもちろんのこと、色々な配置が楽しめるお洒落なデザイン性も気に入った。

SYMFONISKのラインナップ(特徴・出来ること)
SYMFONISKは、SonosとIKEAがコラボしたWiFiスピーカーです。
製品ページには「生活空間に自然と溶け込みながら毎日の生活をもっと楽しく」というコンセプトのもと、2つのモデルが用意されてます。
僕が買ったブックシェルフ型は、シンプルな形状で本棚に収納できたり、自由な設置ができる使い勝手の面白いスピーカーです。

価格は14,990円

もう一つが奇妙な形状のテーブルランプ型です。本体土台がスピーカー、その上にランプ(E17)という構成です。

価格は24,990円
どちらのモデルも、Sonosの優れたサウンドシステムに完全対応しています。
SYMFONISKの特徴
- シンプルでお洒落なデザイン
- 設置方法いろいろで面白い
- Sonosアプリで部屋中のスピーカーを一元管理・マルチ再生
- 音楽配信50サービス以上に対応
- Bluetoothスピーカーではなく、WiFiスピーカー
- サウンドシステムはSonosに完全対応
- AppleのAirPlay2に対応
- マイク非搭載モデル
マイク非搭載のため、本体に話しかけるAIスピーカーのような使い方はできない。しかしながら、別端末のSiriやAmazonアレクサからスピーカーを操作することができます。その他、IFTTTやSonos APIを使った制御が可能です。
ネット環境(Wi-Fi・LAN)のある場所でApple MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスが楽しめます。また、Appleデバイスなら、任意のアプリからAirPlayで簡単にスピーカー出力できるのが非常に便利です。iPhoneユーザーに特におすすめです。

SYMFONISK開封
こちらがSYMFONISKのパッケージ。
カラーバリエーションは、白と黒が選べます。迷いましたが黒色にしました。
パッケージには「Sonos × IKEA」コラボや、「Apple AirPlay」マークの表示がありました。
▼さっそく開封していきます。


本体と付属品
▼中身はこれだけ。
- スピーカー本体
- 電源ケーブル
- LANケーブル
- 取扱説明書
説明書は最低限の記載しかなく、期設定は、Sonosアプリの表示ガイドに任せてる感じです。
▼本体は、思ったよりも大きめでした。
W150×H100×D310(mm)です。
本体上部にもコラボのタグがちらり。
操作パネルは「ボタン×3、LED×1」の構成。
長方形のシンプル形状なので、スペースを有効活用した設置ができそうです。
ブックシェルフ型の特徴は、縦にも横にも置けるところ。別売りの壁掛けパーツを使えば、棚にしてモノを置く使い方もできる面白いスピーカーです。正面はファブリック素材で抜群にお洒落です。
▼ゴム足が縦面にも横面にも。
▼背面はこんな感じです。
中央にLANと電源の2つの端子があります。外部入力AUX端子はありません。
▼配線イメージはこんな感じ。


壁面にピタリと合わせられるように、凹みに沿って外にケーブルを逃がせるようになってます。配線問題はスッキリできそう。
自由な配置が楽しめるスピーカー
購入したブックシェルフ型は、ご覧の通り、色んな設置ができて面白い。
そのまま縦や横向きに置くのも良いが、壁掛けにしてスピーカーを棚にしたり、レールに引っ掛けて使ったりもできる。取付パーツは別売りだが、リーズナブルな価格です。
それぞれ設置動画もあるので、簡単にできそう。
スピーカーフック|取付動画はこちら
ウォールブラケット|取付動画はこちら
▼僕のやつはとりあえずで横置きに。

設定は他のSonosスピーカーと同じ
他のSonosスピーカーと同じく、SYMFONISKの設定や音楽操作はスマホアプリ『Sonosコントロール』から行えます。
初回セットアップは、アプリ上で簡潔に表示されてわかりやすかった。
Sonosアカウントを取得し、Wi-Fiネットワーク(2.4Ghz帯)に接続して、最後にスピーカー本体のボタンを押します。
これが終わると、Sonos特有のスマホマイクを使った音響測定機能である「Trueplay」で音の自動調整ができます。この設定は、奇妙な音とともにスマホ片手に部屋を動き回るのですが、家族に不審な顔をされつつなんとかやり通した。
低価格ながら満足できる音質
低価格モデルなのでそこまで期待してなかったが、そこは安くてもSonos。「スゲェー高音質だ!」までの感動はなかったが、十分に高音質でした。低音の主張が激し過ぎることもなく、高音も低音域ともバランス良くて聴きやすく、ジャンルを気にせず音楽が楽しめます。また、イコライザー(EQ)を調節して自分好みの音質に補強することも可能です。

360度スピーカーではないが、部屋の壁際におけば、かなりの大ボリュームで音を鳴らせます。広さ20〜30畳あるリビングでも余裕そうです。
反対に書斎などの狭い部屋や夜中に小音量で再生した場合でも、しっかりとした音で音楽を楽しむことができている。
SYMFONISKの基本的な操作方法
基本的なスピーカー操作方法は下記の2パターン
- Sonosアプリで再生
- AirPlayで再生

音楽サービスが横断的に使えるSonosアプリ
基本的に音楽操作はSonosアプリで選曲、再生します。その後、本体のボタンからも再生・一時停止、音量調節ができます。
Sonosアプリは50以上の音楽配信サービスの連携が可能で、横断的に使えるのが特徴です。
Spotifyは無料アカウントでシャッフル再生が可能でした
僕はApple MusicやAmazon Music、Spotifyなどを連携させて使ってます。各サービスの垣根を超えて、曲やプレイリストを「マイSonos」に登録して、お気に入りの音楽をササっと再生ができます。
操作するには、同じネットワークに接続する必要があるが、複数のSonosスピーカーをまとめて一元管理して操作ができます。

AppleデバイスならAirPlay再生が便利!
SYMFONISKはAirPlayに対応してます。
音楽配信サービスに加入してなくても、iPhoneの任意のアプリでSYMFONISKで音を鳴らせます。実はiPhoneとめちゃめちゃ相性の良いスピーカーなんです。
最新のAirPlay2対応なので、マルチ再生ができます。上の画像では別の部屋にある、SYMFONISKとHomePodsで同時再生しています。
さらに、AirPlayの特典として、Siriからもスピーカーが操作できます。
再生できるのが、Apple Musicのみなのが残念。
SYMFONISKのスマートな使い方
最後に僕の得意分野であるスマートな使い方も紹介しておきます。
IFTTTで自動化を楽しむ
Sonosは自動化サービスの「IFTTT」に対応している珍しいスピーカーです。
IFTTTを使えば、様々なサービス同士を簡単に結んで、便利な自動化の仕組みをたくさん生み出せます。詳しい内容はこちらをチェック。
例えば、スマホの位置情報を繋げて、「自宅に帰宅する前に、音楽を自動再生する」みたいな仕組みが簡単に作れます。反対に「自宅を出たら、音楽を自動停止する」も同じく簡単です。
ちなみに我が家では、テーブルや壁をノックして、SYMFONISKを操作することもできます。
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【レビュー】壁や机をノックでスマート化できる『Knocki』を使ってみた!

Sonos Music API
IFTTTよりも自由度の高いSonos Music APIによる操作も可能です。ライブラリ「node-sonos」も充実しているので、別途、試してみた系の記事を計画中。
Appleホームアプリで自動化を楽しむ
SYMFONISKは、Appleのホームアプリに追加して操作ができます。
それだけではなく、他のHomeKit機器と連携した音楽操作やオートメーション機能に組み込むこともできます。
一例だが、Eve ButtonというHomeKit対応スイッチをスピーカーリモコンとして使うことも。
Amazon | Eve Buttonはこちら
Amazonアレクサから操作する
SYMFONISKは、Sonos Oneなどの製品と違いマイクが搭載されていないため、直接話しかけて音声操作が出来ない。
けれど、別途、Echo DotやEcho Flexなどのアレクサ搭載のEchoデバイスがあれば、Sonosスキルを使って操作ができます。


こんな感じで、音声再生ができます。
▼Echoデバイスで迷ったら、Echo Flexが安くておすすめ。
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拡張できて面白い「Amazon Echo Flex」レビュー。トイレにアレクサがやってきた。
最後に(まとめ)
以上、IKEAとSonosのコラボスピーカー「SYMFONISK」を紹介しました。
デザイン性のあるブックシェルフ型は、価格のわりに音質は良かった。それ以上に、Sonosのサウンドシステムの使い心地、IFTTTやSonos Music APIでスマートな再生ができる点、自由な配置が楽しめる点が気に入りました。さらに、HomeKitやAirPlay2に対応でApple製品と相性が良いのも嬉しい。コスパ良すぎ。
▼iPhoneユーザーに特におすすめです。
それではまた。