どうも、CHASUKEです。
我が家には2歳の娘がいて、毎日2時間ほどのお昼寝タイムがあります。
子供のお昼寝タイムは、家事や自由な時間を確保するチャンス。とは言っても、「小さい子供を一人ぼっちにするのは心配」「起きた時に誰もいないと可愛そう」と色々と考えてしまいますよね。
そんな時に使えるのがスマートカメラです。

今回は数ある製品の中でも、ひときわ人気のある「TP-Link Tapo C200」というカメラを紹介します。なんと、低価格ながらスマホ操作で首振りに対応しており、部屋中を見渡せます。
スマートカメラと聞くと設定が難しそうに感じるが、初心者でも簡単です。本記事では、Tapo C200でできること、使ってみた感想を書いていきます。
TP-Linkといえば、コスパ抜群なルーター機器が有名ですが、実はスマートホームにも力を入れてます。
Tapo C200についても、Amazonには3000件以上ものレビューがあり、「星4.4」と高評価。僕の周りにもユーザーが多いカメラです。
本記事は商品提供をいただき、レビュー記事を作成しております
TP-Link Tapo C200の特徴・出来ること
はじめに「TP-Link Tapo C200」で使える機能をまとめます。
TP-Link Tapo C200 特徴
- コンパクトで設置・設定が簡単
- スマホから首振り操作
- 最高画質フルHD(1920×1080)
- ナイトモードで暗闇でも使える
- 動体検知でスマホ通知
- 映像を見ながら音声会話
- 防犯用の警報装置を搭載
- アレクサ・Googleアシスタント対応
- NASやSDカードに録画保存
- 4000円台で低価格
今後のアップデートで機能拡張もありえますが、今の段階ではこんな感じです。
TP-Link Tapo C200の外観と付属品
TP-Link Tapo C200の外観と付属品についてです。
▼カメラ本体がこちら。サイズは86.6×85×117.7 mmで、重さは195gとコンパクトな作り。
土台から上部が左右に回転し、中央のレンズ部分を上下に動かせます。特徴的な本体デザインで、くびれのある可愛いフォルムです。

▼背面には音声会話用のスピーカーがあります。
電源プラグは回転に影響しない土台部分にあります。
▼手に取るとこんな感じ。
コンパクトさがわかると思います。
▼中央のレンズをぐいっと上に上げると、SDカードスロット、リセットボタンがあります。

▼Tapo C200の付属品はこれだけ。
取扱説明書と保証書(3年間)とAC電源コード、土台固定パーツが同梱されています。
カメラ底部は、滑り止め考慮されてますが、土台パーツでネジ固定も可能です。
外観が白系なので、天井設置にも向いています。
ただし、電源をどう取るかが課題ですね。屋外に設置する場合も、防水ではないので屋根下に配置する必要があります。
電源アダプタは横向きのスリムな形状。ケーブル長は3mありました。
電源を入ると、準備運動を開始したかのように首を左右上下に動かします。可愛い。
TP-Link Tapo C200の設定方法
Tapo C200は、スマホ対応スマートカメラ。
自宅のWi-Fi(もちろんポケットWi-Fiも可)につなぎ、外出先から映像を確認できます。
ネットカメラと聞くと設定が難しそうなイメージですが、ポイントさえ抑えていれば、とても簡単です。5分もあれば完了です。
ここでは初期設定の流れを書いておくので、参考にしてみてください。
step
1Tapoアプリをインストール
設定には、Tapoアプリ(iOS/Android)使います。

step
2電源に接続
カメラ本体に電源ボタンはありません。電源ケーブルに接続すると起動し、ウォーミングアップのように首を上下左右に動きかします。
初回起動時は、正面のLEDランプが赤と緑の交互に点灯します。これが初期設定モードです。
step
3アプリに従ってWi-Fi設定
初期設定モードのTapoからWi-Fi電波が飛んでいるので、それにスマホを接続します。
接続するとアニメーションが流れて、「見つかりました」と表示されれます。
その後、近くのWi-Fiリストが表示されるので、自宅で使ってるWi-Fiを設定します。Tapoは2.4GHz帯の電波のみ対応しています。ここだけ注意です。
ちなみに、メッシュWi-Fiなどは、2.4GHzや5GHz電波を意識しなくて良いモデルもあります。
Tapoアプリには何十台もカメラを登録できます。どこに設置したカメラかわかるように、名前と場所を設定できます。
設定は、以上です。
これならネットワークカメラ初心者の人でも安心して使い始めることができます。
TP-Link Tapo C200を使った感想
Tapo C200は、外出先からでもスマホですぐに部屋の様子と音まで確認できます。
▼カメラ画面を開くと、こんな感じ。
スマホ画面で見るなら十分なフルHD画質(1920×1080)です。
どのスマートカメラでも同じだが、アプリを起動し、映像が映し出されるまでに約1〜3秒(在宅と外出先)かかります。また、映像や音声の遅延も約1,2秒ありました。
操作性の良い画面構成で、映像下のパネルから、全画面表示、静止画やマニュアル録画などを直感的な操作ができます。

また、4台のカメラを同時視聴、また32台分のカメラ映像をスライドして確認することもできます。
昼も夜もスマホからすぐ見える
周囲が暗くなれば、自動でナイトビジョンに切り替わるため、昼でも夜でもいつでも使えます。
映像は白黒になってしまうが、真っ暗でも、何が起きたか十分にチェックできるほどです。
▼比較するとこんな感じ。

ナイトビジョンOFF

ナイトビジョンON

遠隔で上下左右を操作できる
続いて、メイン機能の首振りについて。
水平(左右)には360°、 垂直(上下)には114°のレンズ動作が可能です。
▼レンズ操作画面はこんな感じ。
スマホアプリから遠隔操作できるので、部屋中を隅々まで確認することができます。
十字キーをタップして、細かく操作することも可能ですし、左右や上下を流し見したり、登録した位置にワンタップ移動もできます。
▼実際に動いてる画面がこちら。
首振りの動作音が静かなのも良かった。寝てても起こしてしまう心配は要りません。

検知機能は「動体」のみ
動きを検知するとスマホにプッシュ通知する機能が使えます。子供が起きたらすぐに気付けます。
検知エリアの指定や感度の調節も可能で、検知したらすぐにプッシュでお知らせしてくれます。防犯目的であれば、警報を鳴らすこともできます。
ただし、音声検出や人やペットのAI判定機能、画像付き通知機能には対応していません。
他社製のカメラと比較すると、少し物足りないと感じたところ。今後のアップデートに期待したいところです。

電話機能が便利で使いやすい
ライブ映像を見ながら、電話機能が使えます。
例えば、昼寝してた子供が起きてスマホに通知がきても直ぐに行けない時は、カメラ映像を見ながら(パンチルトも可能)電話ができます。
簡易的に使えるプッシュトーク機能も使えるが、個人的には用途的にもこちらのが使いやすく感じた。Tapoカメラの良いところですね。
通話量は発生しませんが、LINE電話と同じようにデータ通信が発生します。
アレクサおよびGoogleアシスタントに対応
Amazon Echo ShowやGoogle Nest Hubでカメラ映像を映すことができます。
子供のお昼寝タイムで、家事や仕事をしたい。でも大丈夫か気になると言う人には便利です。
▼アレクサの場合、スキルを検索してアカウント連携します。簡単です。
▼「アレクサ、寝室(グループやカメラ名)を見せて。」しばらく待つと…
こんな感じですねー。
続いて、Googleさん。こっちはTapoアプリの設定からアカウント連携ができました。
あとはアレクサと同じように「OK Google、寝室(部屋名)を見せて」で映ります。画面のタッチ操作でも起動できます。
どちらのスマートディスプレイも、スマホより低画質で遅延しやすく感じた。他にも、周囲の音が聞こえない、首振りはできないと今後への期待は多いが、やはり声で操作は便利。手軽に様子をチェック出来るのは良いです。
データ保存はローカルのみで安心
Tapo C200は、クラウドにデータを保存する事なくSDカード(ローカル)にのみ保存し、アプリから再生できます。ネット上に動画が保管されないのは安心要素です。
microSDを入れておけば、動体検知に応じた動画撮影、連続撮影に対応できます。
例えば、基本はイベント検知モード、子供が寝る時間帯(14:00-16:00)のみ連続撮影といったスケジュールも設定できます。
使用できるMicroSDカードは、最大128GBまで。目安として、32GBのSDカードで連続録画すると、約4〜5日の録画が可能です。容量オーバーの場合、古い動画を上書きします。
▼僕はこのmicroSDカードを使いました。
Synology等のNASと連携して使える!
Tapo C200は、SDカード以外にもNASに録画データを保存できます。
低価格ながらONVIF規格に対応し、我が家で使ってるSynology(NAS)の対応カメラにも挙げられてます。これにより、Synologyが提供する拡張されたPCやスマホアプリが使えます。
PCアプリを使えば、高画質なフルHD映像をデスクトップに用意して、カメラを見ながら仕事ができます。
また、これは上級者向けですが、Tapoカメラは、IFTTTに対応してません。しかし、拡張されたNAS機能により、Webhookをトリガーにした撮影ができます。スマートカメラを取り入れた自動化が実現できそうです。
Synologyを使ってる人向けに設定方法も紹介しておきます。
DMSでSurveillance Statonというパッケージをインストールし、IPカメラ追加で下記設定をします。
上記のIPアドレスと、ユーザー/パスワードを設定すれば追加できます。
アカウントは、Tapoアプリの[高度な設定]-[カメラのアカウント]で設定した値を入れます。そして、IPアドレスは、Tapoアプリの[カメラの設定]のカメラ名を選ぶと表示されます。
TP-Link Tapo C200 まとめ
以上、TP-Linkのスマートカメラ「Tapo C200」について、レビューを書きました。
良い点だけでなく、要望も含めた不満点を書きましたが、まとめたのがこちら。
良い点
- コンパクトで可愛い見た目
- 高画質で昼も夜も綺麗
- 操作性の良いアプリ
- 部屋の隅まで見える首振り
- 映像を見ながら電話できる
- クラウド保存しないので安心
- NASやスマートデバイスと連携
- 機能の割に低価格
改善して欲しい点
- 音声検知が欲しい
- AIによる識別機能が欲しい
- スマホ通知を画像付きにして欲しい
- スマートディスプレイで使える機能を拡張してほしい
Tapo C200は、低価格ながら、驚くほど多機能でした。記事中では紹介しきれなかったが、ワンタッチでカメラを無効にできる「プライバシーモード」、家族のスマホへの「共有機能」なども便利です。
設定も取付も簡単ですので、スマートカメラ初心者には特におすすめできる1台です。

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