どうも、CHASUKEです。
ポケモン好き、特にピカチュウ好きには需要がありそうな音声リモコンデバイスを購入してみました。
その名も「UchiPika(ウチピカ)」です。
我が家では「スマートリモコン×スマートスピーカー」で音声/スマホからの家電操作を実現してます。しかし、UchiPikaならば使える家電は限られるものの、それ単体で家電の音声操作が実現します。電池式なので持ち運びも自由。
本記事では、設定や使い方を交えながらピカチュウの音声リモコン「UchiPika」を使ってみた感想を書いていきます。
率直な感想としては、音声操作に問題はないものの実用的とは言えなかった。子供のおもちゃ(対象年齢3歳)と割り切って導入ならアリかもしれません。ウチの子はまだ1歳なのでもう少しあと..
UchiPikaで出来ること
UchiPikaは、ピカチュウ型の赤外線リモコンです。
事前にリモコンを学習させてから、「テレビをみたいな」と声をかけると、覚えたリモコン信号を使ってテレビをつけてくれます。また、必殺技の「10万ボルト!」などと話しかけると色々な反応をしてくれます。
UchiPikaでできること
- ピカチュウを使って家電の音声操作
- 使える家電は「テレビ+照明+α」
- 17パターンの言葉で話しかけが可能
- ほっぺを赤くしたり首を振って反応
- microUSBもしくは電池で利用可
ネットワーク非対応なので、Wi-Fi接続が不要ですぐに使えます。
対応家電の「テレビ+照明+α」にあるアルファとは、任意のリモコン信号1つのこと。リモコン付き扇風機とかですね。
UchiPikaの外観と付属品
タカラトミー製の可愛いパッケージです。
▼パッケージ内容は以下の通り。
- UchiPika本体
- 取扱説明書
電池またはmicroUSB給電で動作しますが、付属しておりません。
取扱説明書は、家電リモコンの登録方法や使える音声コマンドまで丁寧に記載されています。
何の変哲もないピカチュウに見えますが、話しかけると首を振ったり、ほっぺを赤く光らせて反応します。どういう仕組みかピカチュウ内部がが気になるところですが、まだ開けてません..
おでこ部分に「赤外線の送受信機」、ピカチュウが乗ってる土台には「スピーカーとマイク」、前方には設定ボタンが用意されてます。
▼給電用のmicroUSB端子は土台裏にあります。
microUSB電源アダプタは、タカラトミー製の「ACアダプター TYPE5MU」が推奨ですが、そこら辺に転がってたやつでも問題なく使えました。
また、土台の裏から電池をセットできます。ネジ止めされてて面倒ですが、子供が遊ぶものなので安心です。
単4形アルカリ電池を3本使用
UchiPikaの使い方・設定方法
話しかけると言葉を認識して、こんな感じに反応してくれます。
基本的な使い方
基本的な使い方は、「ピカチュウ!」と呼んで、ピカチュウが「ピーカ?」と反応したあとで、次の17パターンの言葉を話しかけるだけです。
- おはよう
- ゲットだぜ
- 10万ボルト
- でんきねずみ
- うたって
- 行ってきます
- ただいま
- 可愛い
- おやすみ
- テレビをみたいな
- テレビはおしまい
- テレビの音が小さいな
- テレビの音が大きいな
- 別の番組をみたいな
- 明るくしたいな
- 暗くしないな
- おねがい
1〜8.の言葉をかけると、ピカチュウ語でリアクションしてくれます。どういう反応かはお楽しみで。同じ言葉でも数パターンの反応がありそうです。
9.の「おやすみ」で電源がOFFとなり、「ピカチュウ」と呼んでも反応しなくなります。
土台にある2つのボタンを同時押ししても電源OFFにできます
リモコン家電を操作する方法
10〜17.の言葉は、家電操作用になります。
事前に操作する家電のリモコン信号を教える必要があります。
登録できるリモコンは「テレビと照明リモコン」+「好きなリモコン信号1つ」です。事前に準備しておきましょう。
▼電源OFFの状態で、土台にあるボタンを同時押ししながら、隣のリセットボタンを押すと「リモコン登録モード」になります。
上手くモードが切り替わらなかったり、リセットボタン無しでも「リモコン登録モード」になったりと少し不安定です。
モードの起動後は、ガイドアナウンスが流れるので、それに従ってリモコンのボタンを押して登録します。
▼おでこ部分に赤外線受信機があるので、リモコンを当ててボタンを押します。
おまけの「好きなリモコン信号1つ」は、扇風機を登録してみました。我が家の扇風機はリモコン付きで電源ON/OFFが同じボタンだったので丁度よかった。
これで、ピカチュウに話しかけて、家電リモコンが登録されました!
UchiPikaを使ってみた感想(レビュー)
UchiPikaを使ってみた感想を書いていきます。
実用性に欠けるが、声で家電操作が楽しめる!
UchiPikaは思った以上におもちゃ感が強かった。そのため、家電操作がしっかりと使えるか不安だったが、声の認識バッチリで素早く反応してくれました!
反応はピカチュウ語で何か言った後に「ビリビリビリ〜」と電気で操作しているかのような効果音とセットで面白い。仕組みを知らない子供が見たら、本当にピカチュウが操作してるかのようで驚くだろう。
ただ、次の2つの意味で実用性に欠ける。
- 言葉を変えると操作不可
- 使える操作が少ない
当然ながら、使える音声コマンドはリストにある言葉のみ。意味まで認識してくれないので、「部屋を明るくして」ではなく、「明るくしたいな」と言う必要がある。つまり、音声コマンドを忘れてしまうと、家電操作が出来なくなる。
物覚えが良い子供にとっては面白いかもしれないが、音声コマンドを忘れてしまうと、ただピカチュウと会話するだけのおもちゃと化してしまう。
登録可能な操作
- テレビ:電源ON
- テレビ:電源OFF
- テレビ:音量↑
- テレビ:音量↓
- テレビ:チャンネル↑
- ライト:電源ON
- ライト:電源OFF
- 任意:任意のボタン
一通りのテレビ操作はカバーできているが、「テレビを1番にして」や「テレビをつけて」と言っても使えないのは不便だ。
さらに、使える家電操作は少なめ。エアコン操作ができないというのはちょっと..。子供は使わないかもだが、大人でも使えるように電源ON/OFFだけでも欲しかった。
可愛いピカチュウのリモコンに実用性を求めるのは、ナンセンスなのかもしれないが、実用的だとは言い難い。
Wi-Fi不要/持ち運び自由
UchiPikaはWi-Fi非対応のため、スマホや外出先からの操作は当然できない。
しかし、購入してから難しい設定なしで、リモコン登録すればすぐ使えるのはメリットです。ネットワーク設定が不要で障害とも無縁です。「買って使えない」という残念なことにはなりません。
また、電池で動くので、コードレスでどこにでも配置できるのが便利。子供に限らず、爺ちゃん婆ちゃんのWi-Fi環境のない場所でも使えるのは良いですね。高齢者の1人暮らしであれば、賑やかになるのでなお良いだろう。
ちなみに、電池式とUSB給電で若干動きが異なるのでご注意を。
操作・呼びかけがない状態が30分間続くと自動で電源OFFされます。
待機状態でもバッテリー消費してしまうので仕方がない。給電方法を選べるのは助かりますね。
会話に反応して勝手に喋り出す
「ピカチュウ!」の呼びかけは、対象年齢が低めに設定されてるためか、かなり反応しやすく設計されています。
まぁ、おもちゃとして、無反応が1番寂しいですからねぇ…
とは言え、普段の会話やテレビ、生活音にも勝手に反応してしまう。反応後は、何も言わずともピカチュウが一人でずっと喋ってます。呼んでもないのに反応すると、最初は和みますが、だんだんと笑えなくなってくる。
それに「お願い」という言葉は、普段の会話にも出てきそうで、タイミングが悪ければ家電操作してしまう恐れもある。我が家では、勝手に家電操作されたことはまだありませんが、少し怖いですね。
最後に(まとめ)
ピカチュウに話しかけて家電操作できるUchiPika(ウチピカ)を購入して試してみました。
声による家電操作は問題なく使える。
しかしながら、このピカチュウリモコンを普段の生活に取り入れるのは難しく感じた。僕のイメージだと、おもちゃ要素が高く、子供に音声操作を体験させてあげるような使い方ですかね。
ピカチュウ大好きな人、おもちゃと割り切ってリモコン機能を試したい人、一人暮らしの高齢者には良いのではないでしょうか。
それではまた。