どうも、CHASUKEです。
海外旅行やビジネスで外国人と交流する場面で、便利なのが「音声翻訳機」ですよね。

たしかに使えたんだけど、「聞き取り精度」「持ち運び」「操作方法」の面で、不満点も少なからずあった。なにより使いたい時にすぐ使えなかった。
しかし、そんな不満点を解消する、スマホ向けの凄い翻訳機がTimekettle社から登場した。
▼それがこの多機能AI翻訳機「ZERO」です。
見ての通り、指でつまめる極小サイズで、なんと93言語もの翻訳に使えます。
ということで本記事では、世界最小の多機能AI翻訳機「ZERO」を試してみたので、レビューを書いていきます。

▼Amazonで購入できます。
こちらメーカー様にサンプル品を提供頂きレビューしております。
多機能AI翻訳機「ZERO」とは
こちらの動画が非常にわかりやすので、見て欲しい。めっちゃワクワクします。
多機能AI翻訳機「ZERO」は、スマホに挿して使う超小型の翻訳機です。
▼特徴をまとめるとこんな感じ。
AI翻訳機「ZERO」の特徴
- 4×1.5×0.7cmで世界最小クラス
- 重さはたったの6.5g
- スマホに挿してすぐ使える
- 充電もペアリングも不要
- ノイズキャンセル機能付きマイクで正確に聞き取り
- 93言語の翻訳に対応
- オフライン翻訳(一部)
- 文字起こし(ボイスメモ)にも使える
- 価格は9,980円
- LightningとUSB-Cポートに対応したラインナップ
サイズは「4×1.5×0.7cm」で小指サイズ、重さは6.5gなので邪魔にならず、ほとんど重さを感じません。
常に持ち歩いて、使いたい時にスマホに挿すだけで気軽に使えるのが最大の特徴。面倒な充電やペアリングは一切不要という使い勝手です。
驚きなのが93言語の翻訳に対応している点。これ1台あれば、どこの国の人と会うにも安心です。また、基本はネット環境が必要なオンライン翻訳ですが、オフライン翻訳も随時追加中です。
ZEROには、ノイズキャンセル機能付きの4つのマイクと、6つのAI翻訳エンジンが搭載されています。これにより、スマホだけでは不可能な正確な聞き取りを実現しています。
メインの機能は、翻訳モード(音声翻訳)とテキストモード(テキスト翻訳)といった翻訳ですが、会議モードとインタビューモードで「ボイスメモ+文字起こし」として使える多機能さもあります。最大4人の声を聞き分けて議事録を作成することができます。

多機能AI翻訳機「ZERO」のデザインとサイズ感
AI翻訳機「ZERO」のパッケージがこちら。
ZEROはスマホに直接挿し込むタイプなので、LightningとUSB-Cポートの2つのラインナップがあります。今回はiPhoneで使えるLightning版で紹介していきます。
▼ZERO(ケース付)と取扱説明書(日本語)が同梱されていました。
▼マグネットで固定して収納できるカード状のハードケースが付属します。
ケースのサイズは「8.5×5.5×0.9cm」です。本体と合わせても18gと軽い。
▼横から見ると薄さに驚きます。
▼通常のカードと同じ大きさで、財布や名刺入れておけます。常備できるのが嬉しい。
▼翻訳時は、ケースから取り外して使います。
アルミニウム合金でひんやりと冷たい。軽くて小さいが、持ちにくいという印象は受けなかった。

▼表面に見える4つの穴が、ZEROの特徴とも言うべき極小クワッドマイク。
ノイズキャンセル機能で、周囲の騒音をかき分けて声を聞き取り、搭載されたAIが声の方向から最大4人までを自動で聞き分けます。この技術により、翻訳時のボタン操作不要を実現しています。
▼メタリックデザインで見た目もカッコいい。
端子も長めに作られているので、スマホケースと干渉せずに使えます。

多機能AI翻訳機「ZERO」は使いたい時にすぐ使える
AI翻訳機「ZERO」の使い方は、非常に簡単。
無料アプリのインストールして、ZEROをスマホに挿すだけの2ステップです。
▼専用アプリがこちら。
アプリは日本語対応で、特にアカウント不要で、アプリとZEROがあればどの端末でも使えます。
▼あとはZEROをブスッと挿すだけ。
スマホに挿し込むとメイン機能である翻訳モード(音声翻訳)が起動します。なお、挿し込む時にアプリを起動してなくても、表示されるメッセージから起動することもできた。
あとはスマホに話しかければ、リアルタイムに翻訳して音声で読み上げます。この手軽さには、さすがに驚いた。まさにスマホに挿すだけ。

高性能マイクが、声のする方向を自動で判断し、自分と相手の翻訳してくれます。マイクを交互に口元に運んだり、ボタン操作が不要となるので、より自然に会話ができそうだ。
▼取説に、聞き取り可能範囲が載ってました。
この位置取りが結構大事。
最長1.5mまでの距離で使えるが、60度の最短50cmなので、そこだけ注意。

多機能AI翻訳機「ZERO」の4つの機能を実際に使ってみた
多機能AI翻訳機「ZERO」では、冒頭にも書いた通り、4つの機能が使える。
- 翻訳モード
- テキストモード
- インタビューモード
- 会議モード
翻訳モードは音声翻訳、テキストモードはテキスト翻訳、インタビューと会議モードには翻訳機能はなく、ボイスメモや文字起こし(テキスト化)といった機能になります。インタビューは2人、会議モードは最大4人で使えます。
▼メニューで4つの機能を切り替えて使います。
これら機能を実際に使ってみました。
翻訳モード(音声翻訳)

翻訳モードでは通常、上のイラストのように相手と2人で使うのですが、1人で適当に話しかけてみた結果がこちら。
凄い。この精度凄いよ。
テキスト表示された内容を見ると、音声聞き取り・認識精度ともにめっちゃ良い。肝心の翻訳内容も問題なさそうです。
語尾がトーンダウンしたり、「犬を買う」と「犬を飼う」のように2つの意味があるワードを喋ると、さすがに意図と違う認識をしてしまう。しかし、その場合でも画面のテキスト表示を見て、すぐに言い直しができると感じた。マイク付近50cm程度で少し声を張れば、かなり使える翻訳機という印象を受けた。
翻訳言語は、93言語が選択でき、そのうちの53言語はアクセントの違いになります。例えば、同じ英語でも、カナダ、フィリピン、南アフリカといった異なる英語アクセントに対応しています。
▼続いて、ドイツ語で翻訳してみたのがこちら。
こちらも英語と同様に問題なし。
ZEROが1台あれば、どこの国の人が相手でも言葉の壁を感じずに会話が楽しめる。

翻訳モードは、通常ネット経由で利用しますが、メーカーによると、随時オフライン翻訳も追加しているようです。
▼僕が試したタイミングでは、「日本語-中国語」が対応しており、設定画面で「オフライン翻訳」のスイッチをオンにできました。
言語パッケージをダウンロードすれば、機内モードでも利用することができた。ネットが使えない環境下でも使えるって素敵すぎます。
なお、「日本語-英語」は現在開発中とのこと。

テキストモード
テキストモードは、スマホの翻訳アプリによくある機能と同じです。
▼Google翻訳と結果を比較してみました。
簡単な文章ではあるが、同じ結果になったので、こちらも問題なしですね。
ちなみに、テキストモードは、ZEROをスマホに挿してない状態でも使える機能です。同じアプリでテキスト翻訳も使えると思うと便利です。
インタビューモードと会議モード
これらは翻訳機能はなく、指定した言語で「文字起こし&ボイスメモ」を取ってくれる機能です。
▼こんな感じで使います。

インタビューモード

会議モード
会議モードは4つのマイクをフル活用して、最大4人まで声を振り分けできます。
▼それぞれ喋る位置を変えて試してみました。

インタビューモード

会議モード
こんな感じで、誰が何を喋ったかをテキスト化することができます。
読み取り精度は翻訳時と同じでイイ感じ。さらに録音した内容は、履歴からいつでも開くことができます。音声を再生したり、文字起こしされた内容をそのままメールや資料にコピーして使えます。

多機能AI翻訳機 まとめ
ということで、多機能AI翻訳機「ZERO」を試してみました。
僕が試してみて、特に良いと感じたのが、使いたいと思ってからすぐ使える手軽さ。スマホにZEROを挿して、すぐに話しかけれる状態にできるのは、かなり好印象でした。

ZEROに話しかける際は、読み取り位置だけ注意が必要ですが、それさえ守れば精度良く使えました。僕が使った感覚だとマイク付近50cmで少し声を張れば、「確実に使える」と感じました。
多機能AI翻訳機ZEROは、手軽で精度の高い翻訳機。今後のアップデートにも期待です。
海外旅行やビジネスシーンだけでなく、語学勉強中の人にもおすすめできるアイテムでした。