2時間かけて撮影した写真が忽然と消え、焦りに焦ったCHASUKEです。どうも、こんにちは。
ブログ用に撮ったはずの写真がSDカードにない…。そんなこと滅多にないことですが、いざその状況になると、めっちゃ焦ります。「よし、もう1回撮るか!」とはなりませんし…。
僕の場合は、EaseUS Data Recovery Wizardという無料で使えるツールを使って、データ復旧に成功しました。正直、製品ページは、怪しさが漂っているのですが、問題なく使えました。

ということで本記事は、僕と同じように写真や動画が勝手に消えてた・誤操作で消してしまった人を救います。Mac・Winパソコンで、無料でデータ復旧させたい人の参考になれば幸いです。
なぜデータ復旧ができるのか、ツールの使い方や注意点などの気になるポイントも解説していきます。突然、消えてしまっても焦って無駄なお金を使わない保険としても、ぜひご覧ください。
カメラの写真データが消えた!
まずは、事の発端から。
僕はサラリーマンなので、ブログやYouTubeで使う写真は、基本的に休日の自然光が差しこむ午前中に撮影してます。時間も限られ、開封写真なんて1度きりしか撮れません。
そんな前提の中、つい先日、事件は起こった。
約2時間、約80枚くらい写真を撮影し、パソコンにSDカードを差し込むと…。いつもだと、写真アプリが自動で読み込むのですが、これが全然表示されなかった。あれ?
実はこの現象は前にもあり、その時は、SDカードを直接参照してデータを見つけました。ですが今回は、、、直接見ても無いんです、写真が。
一旦、SDをカメラに戻してプレビュー表示させてみても、やっぱり無いんですよね…。

というのも思い当たる節があって、先日、愛用カメラの予備バッテリーを買ったのですが、これをケチって互換性バッテリーにしました。

純正の1/4価格
100%これが原因と言い切れないですが、正直疑ってます。同じカメラを1年以上使ってて、消えたのは初めて。すこし調べると、互換バッテリーのデメリットにもしっかり載ってました…。
撮り直しは絶対イヤ(というか無理。)で、「SDカード 復旧 無料」でググって見つけたのが、復元ツール「EaseUS Data Recovery Wizard」というわけです。
おそらく誰もが、最終的に行き着くツールではないかと思います。独特の怪しさが漂う製品ページで、何度か離れたのですが、結局戻ってきました。他に良いのがなかったので。

EaseUS Data Recovery Wizard の使い方
EaseUS Data Recovery Wizardには、有料版と無料版があります。
無料版でも、2GBまで無料で復元できました。2GB以上は有料になりますが、SDカード内の全データをスキャンして探すことは可能です。
ということで、まずは無料版を使っていきます。
▼無料版はこちらからダウンロードできます。
僕はMac版を使ってますが、Windows版も同じように操作可能です。
なぜデータ復旧できるのか?
これ気になりますよね。まずは、なぜデータが復元できるか事前に説明しておきます。
▼わかりやすく説明すると、ディスクの内部はこんな感じにデータが保存されています。

数値はデータエリアの住所を示します
目次とデータがセットになっており、実データの場所が目次にメモされて記憶されてます。
これを前提とし、SDカードから写真を削除したり、クイックフォーマットすると、左側の目次のみを消します。実は、データエリアは消さずに残っているというのが、ポイントです。
データ復元ソフトでは、目次を見ず、直接データエリアを参照することで消したはずのデータが参照できるというわけです。
ただし、新しいデータが追加されると、目次にないデータはどんどん上書きされます。つまり、古いデータになると既に上書きされている可能性が高くなります。
完全に上書きされてば、スキャンされないし、中途半端に上書きされれば、壊れて読めないデータとして検出されます。
無料で消えたデータが戻ってきた
では、復元ツール「EaseUS Data Recovery Wizard」を実際に使ってみます。
今回はMacパソコンに接続したSDカードのデータを復旧させていきますが、操作方法は説明不要なくらい簡単です。
▼アプリを起動すると、こんな画面が出ます。
左上にFREEマークがあると無料版です。もし、TRIALマークの場合、無料復元できません。
PC内部および接続ディスクの一覧から、データ復元対象を選んでスキャンします。
ちなみに、SDカードは使えなくなったので、カメラ内でフォーマット済み。そのため、保存は1GBと少なめの表示となっです。
▼このSDをスキャンすると、なんと、412GB分のデータが表示された。データエリアを直参照するため、約1時間半もの時間がかかった。
SDカード自体は128GBですが、3倍以上のデータがスキャンされてのに驚いた。しかも、1度フォーマット済みですよ。
データ量が多いので、フィルター機能で作成日や種類で絞り込みができるのが便利でした。また、表示切替すると画像や動画がサムネイル表示されるので復元対象も探しやすかった。

操作はデータにチェックを入れ、ボタンを押すだけ。トータルで2GBまでは無料で使えます。
復元ボタン横に合計容量が表示されています。
▼消された写真が無事に復元されました。特に、Twitter投稿なども不要でした。
データが上書きされていなければ、復元したデータが問題なく表示できます。操作も簡単で頼もしいツールですね。
実際、壊れてる写真もありました。古いデータだと、データが中途半端に上書きされ、壊れる可能性も高まります。
ちなみに2GB超えのデータを選択して、復元ボタンを押してみると、、、
復元されません。
▼ライセンス購入画面が表示されます。
無料版の場合、1度に2GB指定はもちろん、複数回に分けて2GBの復元してもダメでした。また、アプリ再インストールでも結果は同じでした。
有料版なら2GB以上を復旧できる
ツール名の最後に「Pro」と付いたのが有料版です。→ ダウンロードページはこちら
ひとまず、無料ダウンロードしてアプリを起動すると、無料版と同じようにディスク選択画面が表示されます。
この場合、左上にTrialマークが表示されており、ライセンス認証前の有料版になります。Trial版では2GBの無料復元はできないので、ご注意ください。
▼Pro版のライセンスは利用期間が異なる3パターンが選べます。
「1ヶ月間ライセンス」におすすめとありますが、正直コスパ悪いと思います。個人的には、「永久ライセンス」の方がいつデータが消えても安心なのでおすすめしたい。
ちなみに、ライセンス画面でウダウダしてると、10%や30%クーポンが表示されました…。
▼ライセンスは、PayPal支払いも可能です。
最初から自動更新がオンになっているため、そのまま購入すると毎月引き落とされます。ここは必ずオフにしておきたいポイントです。
自動更新の解除方法
自動更新オンで購入しても、後から解約できます。ただし、解約ページが存在しないため、サポートに問い合わせて解除する必要があり、少し面倒です。
▼ライセンス認証後のアプリで、4.88GBのデータを復元してみました。
ライセンス認証すると、左上がProとなります。
▼復元したデータがこちらです。

画像

動画
復元処理は無事に完了してます。
ですが、ここで注目してほしいのが、サムネイル表示されてないデータです。データが断片的に上書きされ、壊れているデータになります。
データ復旧の仕組み上、ツールでスキャンできても100%復元できる訳ではありません。ここも覚えておきたいポイントですね。

有料版と無料版の違い
無料版と有料版の違いは、色々と記載があるが、大きな違いは復元容量が2GBか、無制限かです。最初は無料版でスタートし、気に入ったら、有料版にアップグレードすれば良いと思います。
それから有料版には、ProとTechnicainの2パターンがあります。Proは1ライセンスで1台のPCでのみ使えますが、Technicainの場合、複数台で利用できるようです。
PCを買い換えた場合、サポートに問い合わせすると、Pro版のライセンスコードをリセットして再発行されるようです。
EaseUS Data Recovery Wizard のまとめ
データ復旧ツール「EaseUS Data Recovery Wizard」について書きました。
▼注意点をまとめると以下の通り
- Free版のみ無料枠が使える。Trial版は無料枠がない
- 期間ライセンスの購入時は自動更新をOFFにする
- スキャンされてもデータが壊れている可能性がある
データ管理の仕組み上、古いデータを復旧することは厳しいです。実際に復元しても読めないデータもいくつかありました。
ですが、理由は何であれデータが消えて絶望している時には、とても力強いツールなのは間違いありません。いざというときに安心です。
また今回の件で、何度かサポートへ問い合わせしてますが、返信スピードが早かった。日本語に少し違和感がありますが、Pro版で技術サポートが付くのもメリットだと感じました。
今回はSDカードの復旧に使いましたが、公式サイトにはMacパソコンのデータ復元TIPSもありました。参考に載せておきます。
PC内データの復元TIPS
記事はここまで。それではまた。