毎日多くのガジェットと戯れているCHASUKEです。どうも、こんにちは。
今回は優れたデザインで定評のあるEcoFlow社から、小型ポータブル電源「RIVER mini」をお借りしたので試してみました。小型といっても、定格出力300W、容量58,400mAhです。

24.9×14.0×13.3cm|2.8kg
AC×2とUSB×3を含む、合計7つと上部にワイヤレス充電パッドを搭載してます。スマホアプリで入出力の確認や電源ONOFFできるIoT対応。ソーラーパネル給電もできる今どき仕様です。
雲が散らつく天気の下で発電性能を試したので、太陽が出てるとき•隠れてるときの充電スピードが全然違って面白かった。詳しくは後ほど。
ということで本記事では、小型ポータブル電源「EcoFlow RIVER mini」のレビューとなります。本体デザインから付属品、実際に使ってみた感想までお伝えしていきます。
モバイルバッテリーよりも大容量で、防災時にも普段使いにも使える電源をお探しの人におすすめです。ぜひチェックしてみてください。

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EcoFlow RIVER mini の概要と特徴(製品スペック)

液晶ディスプレイが見やすい!!
RIVER mini は、EcoFlowの中でも最も小型のモデル。電気ケトルやドライヤーなどは出力不足となるのだが、低電力のものを選べば最大600W出力までの製品を動かすことができます。
RIVER miniの特徴‼︎
- 容量210Wh/58,400mAh
- ワイヤレスパッドと7ポート搭載
- 掴んで持ち運べる重さ2.85kg
- X-Boost技術で定格出力600Wに対応
- X-Sream技術で約1.5時間でフル充電
- ソーラーやシガーソケット充電に対応
- 専用アプリで電源管理・設定操作
- 保護システム(BMS)搭載で2年保証

まず、容量は210Wh/58,400mAhです。
MacBook Airを約3回分、iPhone13 Proなら約13回分のフル充電ができるスペックです。
▼本体の機能はこちらの通り。
AC×2、100W出力のUSB-Cを含む合計7つの出力ポート、天辺にはスマホ充電に便利なワイヤレス充電パッドを備えます。
AC出力は定格出力300Wまで。通常なら定格出力を超える電化製品はエラーとなるが、他社製品とは違い、EcoFlow独自技術X-Boostにより、2倍の600Wまでの電化製品を動かせる。
X-Boostとは?
電気製品の動作電圧を下げて、消費電力を対応する定格出力以下に抑えることで稼働させる独自機能。
例えば、定格出力500Wの電気ケトルなら、定格出力300W以下にして湯沸かしができます。ただし、通常より湯を沸かす時間が多く必要となる。
X-Boostが使えるのは、電圧を下げても稼働する電化製品に限られます。
▼本体充電は3つの方法があります。

車の中でも使いやすい!!
ソーラーチャージャーおよびシガーソケット(12V/24V)は、最大100W(充電時間は3.5時間)です。ACコンセントなら最大300Wで、独自技術X-Sreamにより1時間で80%まで充電可能です。
X-Sreamとは?
従来の充電方式では交流(AC)から直流(DC)に変換するためケーブルに必要だった電源アダプタをなくし、かつ高効率に充電できる独自機能。

▼それから安全面について。
本体に搭載されているBMS(バッテリーマネジメントシステム)が、過熱・低温・過放電・過負荷・短絡・過電圧・過電流から自動で守ります。各種認証も取得しており、安心感もあります。
モバイルバッテリーではPSEマークの取得が法律で定められてますが、ポータブル電源はモバイルバッテリーとは区別され、PSEマーク取得の対象外です。
それと、AC出力は家庭用コンセントと同じ純正弦波であるのもポイント。これが修正正弦波だと、電子機器やモーター駆動系の製品には利用できないが、RIVER miniなら安心して使えます。
EcoFlow RIVER mini の外観と付属品
EcoFlow RIVER miniはデザインの優れたポータブル電源。機能や性能だけでなく、見た目にもこだわりたい人におすすめです。
外観・デザイン
本体側面はつるっとした手触りのプラ素材で、黒ベースのカッコいい外観です。中央に主電源、各ポートごとに電源ボタンがあります。
例えば、USBポート(ワイヤレスを含む)を利用する前にボタンを押すと、「ピッ」と音がして有効になります。

アプリの設定から音を消すことも可能
液晶ディスプレイには電池残量や入出力ワットの合計、警告や設定情報が表示されます。
本体サイズは約25×14×13cmで、上部にiPhone13 miniを置くとこんな感じ。
パッド部分はスマホが滑り落ちないように素材が異なり、周囲はシリコン素材になってます。
▼シガーソケット出力ポートも使い方は同じ。
利用中はBMSが常に監視しており、本体に熱が篭るとファンが回り、横の通気口から熱を逃します。
▼反対側にはAC電源が2口あります。
コンセント隣の蓋を開けると、DCとACの入力ポートがあります。
付属するシガーソケットとソーラーチャージャーの充電ケーブルはDC入力に、ACケーブルはAC入力にそれぞれ繋ぐことで充電できます
それから、本体は掴んで持ち運びできます
重さは2.8kgですが、掴みやすい構造になってるので、想像以上に軽々と持てました。
また地面に接する面は、傷がつきにくい素材でアウトドアでの利用が考慮されてます。
付属品
付属品
- RIVER miniワイヤレス充電タイプ
- 取扱説明書
- 保証書
- AC充電ケーブル
- 車載シガーソケット充電ケーブル
- ソーラー充電ケーブル
特徴にも書いた通り、AC充電ケーブルはアダプタがないため、スッキリしています。
AC充電ケーブルを使えば、最短1.5時間でフル充電ができます。ソーラーチャージャーは別売りですが、ソーラー用とシガーソケット用の充電ケーブルも付属しています。
取扱説明書(クイックスタートガイド)はペラペラな冊子ですが、日本語で記載されてました。
EcoFlowは中国企業ですが、日本にも拠点があり、サポート面でも安心感がありますよね。
EcoFlow RIVER mini を使ってみた感想(メリット・デメリット)
RIVER miniは、ポータブル電源の部類としてはコンパクトで持ち運びしやすい。その反面、高出力な電化製品を動かせません。
キャンプや車中泊でガッツリ生活家電を使うというより、ノートPCやスマホなどのデジタル機器に適してます。電源確保が難しい場所で、ゲームやカメラ、PCやスマホ、ドローンなどを使いたい人にはとても魅力的だと感じました。
実際に手持ちの機器に給電してみたり、ソーラーパネルからの本体充電を試してみたので、感想を交えて紹介していきます。
デジタル機器をまとめて給電してアプリでチェックしてみた
まずは、MacBook AirをUSB-Cポートに接続してみます。最大100Wまで出力できるので、余裕でフルスピード給電できます。
液晶から現在の合計出力(42W)と電池残量(86%)、残りの給電可能時間(4h)がすぐ確認できるので、状況を把握するのに便利です。
▼さらに色々と繋げていきます。
問題なく全てのデバイスに給電できてます。USB-Cが1ポートしかありませんが、別途カーチャージャーやUSB充電器を使えば、増設できました。
▼カーチャージャーは車で使えるこんなやつ。
これでUSB-Cポートを2口増設できる。
さらにACコンセントに、USB充電器をさせば、合計8デバイス以上に同時給電できました。合計出力200Wでもっと繋げれますが、当然その分、給電時間も短くなります。パワフルですねー。

ワイヤレスパッドのお手軽感がいい
小型ながらコレだけのガジェットを1人でまかなえるのはスゴいですよね。かなり心強い。
そらから専用アプリに接続すると、各ポートの入力・出力がチェックできます。
このように小数点以下の電池残量が確認したり、各ポートの電源ONOFFも遠隔操作できます。
▼アプリでデバイス管理や設定変更が可能。
自宅のWi-Fiに接続するので離れた場所から使えるのが嬉しいですよね。
それと高出力で利用していると本体に熱がこもると、ファンが自動で回ります。ファンの音を動画に撮ってみたので、参考にしてみてください。
近くで騒音測定すると約49dBでした。
エアコンよりも少し小さいくらいの音。アウトドアなら全く気になりませんが、室内などの静かな場所で近くで作業していると気になります。

いつでも気軽に持ち運べる

ワイルドに持ち運べる
RIVER miniは、指で掴んで持ち運びします。けっこう珍しいタイプですよね。
家の中での移動や、家から車までの距離なら持ち運びしやすく、むしろ気軽に使えます。
重さは2.8kgあるので、女性でもわりと軽々と持ち歩けると思いますが、長時間になると指先や手首がきつくなってきたのでご注意ください。
長時間の持ち歩きには向かないですが、近距離での持ち運びが多いなら手軽で使いやすい。
ソーラーパネルは想像以上に実用的だった

折り畳み時 68×42×2.4cm
今回、別売りのソーラーパネルもお借りしたので、こちらで本体給電を試してます。
RIVER miniのDC入力は100Wまでですが、160Wソーラーチャージャーをお借りした。

展開時 68×157×2.4cm
想像以上の大きさで笑ってしまった…。
また、重さも7kgと大きいですが、専用キャリーバッグ付きで持ち運びも考慮されてます。

ソーラーチャージを試したの日は、最高11度・最低4度の午前10時頃。雲がちらつき太陽が出たり、隠れたりの天気でした。
使い方は簡単で、付属のソーラー充電ケーブルで繋ぐだけです。

外す時、めっちゃ硬くて苦労した…
▼接続するとこんな感じ。特にスタンドなどはないですが、太陽に向けてドッシリ立てることができた。
太陽光発電の結果!!
- 太陽あり:約83W程度(2分弱で1%)
- 太陽なし:約11W程度(2分弱で0.1%)
実際に使ってみて驚いたのだが、太陽が出ていれば、80〜90W付近で給電されてました。
正直、それほど期待してなかったのですが、これなら十分に実用できると感じました。キャンプなんかはもちろん、防災対策でもかなり重宝しますね。逆に、太陽が雲に隠れると約10W程度になり、とてもわかりやすい結果に。
それと、風が強めに吹いてたのですが、転倒することなくどっしりしてたのも高印象でした。
AC出力は300W(最大600W)までで使い道が限られる
ポータブル電源のメリットは、ACコンセント付きで電化製品を動かすことができる点です。
ですが、RIVER miniで利用できるのは、定格出力300W(X-Boost時も600Wまで)の電化製品まで。ちょっと低めです。
電気ケトルやドライヤーなどは定格出力1000W以上であり、動かすことができません。ちなみに我が家のケトルは定格電力1250W。

ラベルから製品の定格出力がチェックできる
消費電力が小さい電気毛布や扇風機、小型の冷蔵庫は動かせるものの、消費電力が大きい家電には使えない点にご注意ください。
ACアダプタ電源のノートPCやデスクトップPC程度であれば、問題なく利用してました。

EcoFlow RIVER miniと他社製品を比較
EcoFlow RIVER miniのバッテリー容量と同程度のポータブル電源を比較してみました。
▼結果を比較表にまとめました。
EcoFlow | Anker | Jackery | |
Amazon 価格 | 38,500円 | 24,800円 | 17,800円 |
サイズ | 25×14×13cm | 22×21×14cm | 23×17×13cm |
重さ | 2.85kg | 3.70kg | 3.08kg |
電池容量 | 210Wh | 256Wh | 240Wh |
AC 定格出力 | 300W | 200W | 200W |
充電時間 | 1.5時間 | 2.5時間 | 6.5時間 |
出力 | AC×2 USB-C×1 USB-A×3 シガーソケット ワイヤレス | AC×2 USB-C×1 USB-A×2 シガーソケット | AC×1 USB-A×2 シガーソケット |
ソーラー 充電 | ○ | ○ | ○ |
シガーソケット 充電 | 12V/24V対応 | 12V対応 | 12V対応 |
LED | × | ○ | × |
アプリ | ○ | × | × |
EcoFlow RIVER miniは、他社製よりも多機能・高性能であることがわかります。
独自技術のX-Streamで充電が早く、X-Boostで消費電力が大きい製品が動かせる点に置いても、1歩リードしていると感じます。
価格は1万円以上も高いですが、最新のテクノロジーが詰まったポータブル電源を選びたいユーザーにおすすめです。
EcoFlow RIVER mini のレビューまとめ
本記事では、EcoFlowの小型ポータブル「RIVER mini」を詳しくレビューしてみました。
▼レビューをまとめます。
良い点はココ
- 他社とは一味違うデザイン
- デジタル機器の充電が捗る
- ワイヤレス充電が使える
- 持ち運びが手軽で使いやすい
- 本体の充電速度が早い
- ソーラー充電は実用レベル
- アプリ連携が便利に使える
注意点はココ
- 他社よりも高価
- LEDライト機能がない
- ファン音が気になる
RIVER miniは同スペックのポータブル電源の中では、機能・性能面で優れてます。充電スピードや手軽さのメリットも大きいです。
定格出力300Wでは動かせる電化製品が限られてしまうが、軽い電化製品や多くのデジタル機器を充電したいようなニーズにはピッタリだと感じました。
本記事が、小型クラスのポータブル電源選びの参考になれば幸いです。
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