どうも、CHASUKEです。
僕は過去に、車の座席下に財布を落としたのに気づかず、そこら中を探し回るという苦い経験を味わいました。その対策として、今まで紛失防止タグを導入してきました。
これさえあれば、目に見えるところに無くても、付近にあるかがスグにわかります。
そしてそして、
「出るぞ出るぞ」と言われ続けたAppleの紛失防止タグ「AirTag」がついに発売されました。これまで他社の製品を使ってましたが、興味のあるApple製品だったので購入してみました。
▼サイズは500円より少し大きく、厚みは8mm、重さ11gの丸いタグです。
AirTagが凄さは、タグを音を鳴らして探せるだけでなく、その位置をセンチ単位で正確に把握できる点です。
それに加え、どこかに落としてしまった紛失物を、全世界のiPhoneで無意識のうちに探し合う仕組みが備わってます。
本記事は開封レビューとし、AirTagの機能を試してみた感想を書いてます。また、気になる仕組みや悪用防止機能にも触れております。
購入前に知っておきたい注意点もあるので、購入を検討している人の参考になれば幸いです。
Apple「AirTag」の開封と初期設定
Apple「AirTag」を、車の鍵に取り付けるため、僕と妻の2つのAirTagとアクセサリを注文しました。
購入したアイテム
- AirTag ×2
- AirTagレザーキーリング (PRODUCT)RED
- Belkinキーリング付きセキュアホルダー
AirTagの外観と初期設定
では、AirTagを開封していきます。
今回購入したAirTag1個入は、こんな紙パッケージで包装されてました。
保護フィルムを剥すと、鏡みたいにピカピカなステンレススチールとなっています。
とても綺麗だけど、指紋汚れや傷がつきやすそう。
AirTagの保護フィルムを剥がすと、タグから音が鳴り、ペアリングモードに入ります。
iPhoneを近づけると、画面にひょこっとAirTagが。この画面に従い、3タップほどで設定完了。
AirTagに戻って、もう少し眺めます。
もう片面は、つるっとしたプラ素材。学校の黒板にあった白いマグネットに似た感じです。
その直径は約32mmで、指2本程度です。重さは11gとなってます。
厚さは約8mmとなってて、iPhone12の厚みと同じくらいでした。
コンパクトな財布の中に仕込むのは、厳しいサイズ感です。
AirTagを電池交換する方法
AirTagはコンビニでも買えるボタン電池(CR2032)1個で動作します。
ステンレス面を、指で押し込みながら反時計回りにまわすと蓋が浮きます。
ボタン1個で電池寿命は約1年とのこと。
電池交換で長く使えて嬉しいけど、盗まれて電池を抜かれると、追跡できなくなってしまうデメリットはあります。
同時購入したAirTagアクセサリ
AirTagレザーキーリング
Apple純正のレザーケースになります。
▼最も映える赤色を選んだ。
クオリティは非常に良いですが、価格はAirTagよりもお高い4,500円でした。
▼AirTagをセットするとこんな感じ。
▼鍵を付けて、完成です。
▼Apple StoreやAmazonから購入できます。
Belkinキーリング付きセキュアホルダー
もうひとつが、Belkin製のアクセサリ。
こちらもAppleストアで購入しましたが、1,580円とリーズナブルなお値段でした。
▼中身は3つのパーツに分かれてました。
中にAirTagを挟んで、2つのパーツをひねってロックします。
▼こっちは昔から愛用のキーケースに付けました。
Appleの追跡タグ「Airtag」の機能を試してみた!
AirTagの優れた4つのポイント
- U1チップでセンチ単位で探せる
- 全世界のiPhoneで探し合える
- 拾った人に連絡先を伝えられる
- 悪用防止対策がある
▼AirTagの機能は「探す」アプリから使えます。
▼アプリを開くと、地図上にAirTagに登録した鍵アイコンが表示された。
定期的にiPhoneがBluetoothでAirTagと通信して、居場所を地図に表示させてます。
では、実際にAirTagの探す機能を試していきます。
U1チップで10cm単位で探せる
AirTagは、超広帯域テクノロジーと呼ばれる無線通信で、10cm単位でタグを探すことができます。
キーケースなんて、しょっちゅう家のどこかへ行ってしまう。
といってるそばから、鍵が見当たらなくなったので、実際に使ってみました。
▼アプリの「探す」ボタンを押して、歩き回ると、矢印とAirTagまでの距離が表示されます。
家の中で宝探しをしているみたい。楽しいw
そして。。。
見っけた。
それにしても、矢印と距離の精度がものすごく良くて、使ってて気持ちがいい。
これがあれば、出発前に「車の鍵がない!」てなっても、大捜索を開始しなくても、スマートに見つけることができる。
感動と驚きが味わえる「探す機能」ですが、注意点が2つあります。
「探す機能」の利用条件
- AirTagが近くにある
- iPhone11以降の端末
AirTagの探す機能では、超広帯域無線通信技術「UWB(Ultra-Wide Band)」という技術が使われます。
UWBは、センチ単位の正確な位置の把握ができるが、その通信距離は数十メートル程度と短い。
「近くにあるのはわかってるのだが、見つからない」というときに便利に使えます。
また、「探す」機能を使うには、U1チップ内蔵のiPhoneが必要です。
U1チップ内蔵iPhone
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
全世界のiPhoneで探し合える
AirTagが凄いのは、世界中のiPhoneで探し合える「探す」ネットワークが使えるところです。
つまり、自分のiPhoneだけでなく、街中を歩いてる人のiPhoneが、無意識のうちにAirTagと通信して、マップ上の位置情報を更新します。
この仕組みにより、万が一、落としてiPhoneとAirTagが離れてしまっても、タグの位置を把握・通知することができます。
「他人のiPhoneと通信って大丈夫?」と聞こえてきそうだが、ここでの通信は完全に匿名で行われ、情報は暗号化されているので、プライバシーはしっかり保護されてます。省電力なので、バッテリーやデータ使用量を気にする必要もないとのこと。
拾った人に連絡先を伝えられる
AirTagの「探す」アプリでは、紛失モードという機能が使えます。
これを有効にすると、AirTagの近くを通ったiPhoneから通知をもらったり、見つけたユーザーに連絡先を伝えることができます。
実際にAirTagを置き去りにして、少し離れた位置で、「紛失モード」を有効にしてみました。
アカウントに登録されている電話番号ではなく、連絡が欲しい連絡先を指定できます。
この状態でしばらくすると、、、
うぉぉー、マジで通知来た。やるじゃん。
誰かのiPhoneがキャッチしてくれたんですね。おそらく妻のiPhoneですが。
ちなみに、妻のiPhone SEを僕のAirTagに近づけてみました。
なかなか反応せず、何度か繰りかえしてると、こんなページに飛べました。
僕が指定した連絡先がちゃんと表示されてる。
電話番号が悪用される心配はあるが、そんな悪人はいないと思いたい。
その他、ペアリング済みAirTagの乗っ取りを防ぐ「ペアリングロック」も有効になります。
悪用防止対策がある
便利なAirTagだが、悪用されたときが心配。
AirTagをバッグやポケットに忍ばせて、ストーカー行為をする人も現れそう。
ですが、ご安心を。
完璧とはいえないが、AirTagには悪用を防止する機能が備わっている。
AirTagの悪用防止機能
- 知らないAirTagをiPhoneが通知
- 3日間手元を離れるとAirTagが鳴る
まず、自分が登録してないAirTagが一定時間近くにあると、自分のiPhoneが警告して教えてくれます。
だが、これで気付けるのはiPhoneユーザーだけ。
そのため、AirTagに本来の持ち主から3日間離れると、自ら音が鳴るように設計されてます。
Appleの追跡タグ「Airtag」レビューまとめ
以上、Appleの紛失防止タグ「AirTag」を開封して、さっそく機能を試してみました。
AirTagには、他社製にはある以下の機能がありません。ここだけ注意です。
AirTagには無い機能
- タグから一定距離離れたら自動通知する
- タグからiPhoneを鳴らして探す
しかし、「近くのAirTagを10cm単位で探す」や「全世界のiPhoneで探し合う」といった機能が使える魅力のある紛失防止タグでした。
厚みがあるので、付けるモノは限られるが、AirTagアクセサリも多くあるので、カバンやポーチ、鍵にお洒落にぶら下げて使うことができます。
U1チップを内蔵したiPhone11以降のユーザーなら特にオススメです。
▼3,800円と手頃なので、気軽に導入できます。
合わせて、AirTagアクセサリもおすすめです。