どうも、またまた面白いモノを手に入れたCHASUKEでございます。
前から気になっていたスマホ(iOS、Android)で使えるサーモグラフィーカメラ『FLIR ONE(フリアーワン)』です。簡単に言うとカメラに映されたモノの表面温度を可視化できるカメラです。
僕が今回試したのは『FLIR ONE Gen3 fo iOS(※第3世代)』です。上位のProモデルも用意されておりAmazon.co.jpでの価格は以下の通り。
モデル名 | FLIR ONE Gen3 for iOS | FLIR ONE PRO Gen3 for iOS |
---|---|---|
価格 | 35,500円 | 50,358円 |
なかなか手を出しづらい価格ではありますが、
コレが期待を裏切らず面白かった!!
▼例えば、何気ない我が家のエアコン風景。
▼『FLIR ONE』で撮影すると、こうなる。
エアコンから出る冷気が可視化されてる!!
普段の何気ない当たり前の風景が、『FLIR ONE』により普通じゃ見えない熱情報が浮き彫りになる。こりゃヤベーと興奮したので、色々な場所で遊んできました。
使い方を含め、写真多めでレポート(レビュー)していきます♪
『FLIR ONE』の使い方
使い方はスマホに接続するだけ。その前に、パッケージ内容をチェックしておきたい。
パッケージ内容
- FLIR ONE Gen3 for iOS本体
- 保護ケース
- USB-C充電ケーブル
- クイックスタートガイド
▼カメラ本体は、LightningアダプターでiPhoneに接続して使用する。
温度範囲が-20℃~120℃で測定可能であり、1.5mの高さから落下しても壊れないほどの耐落下性も備わっている。
ちょうど良いサイズ感で保護性の高いゴツゴツケースが付属するので、本体やUSB-Cケーブルの持ち運びに便利だ。
フル充電で約1時間の使用ができます。
スマホアプリで簡単に利用できる
FLIR ONEをiPhoneに接続しても、通常のカメラアプリからは利用できない。専用スマホアプリから簡単に使用できる。
▼アプリはこちら
アプリを立ち上げて、カメラ本体にある電源ボタンから起動するだけ。アカウント作成とか手間いらずで使えた♪
この位置にカメラがあると、レンズを塞いでしまってやや撮影しづらいものの、スマホ画面に映った世界に圧倒された!!
アプリ機能はシンプルで、ライブビューから撮影→加工が行える。フィルターも多く用意され、見やすい熱可視化画像を撮影できる。
カメラ内でとらえた全体の熱情報が相対的に色分けされて、どこに熱が集まっているかすぐにわかる。また、中央にあるターゲットの表面温度を表示できる。
Echo Spotはディスプレイ部が約40℃となっていた。温度はだいたいの表示であるが、これは面白い〜!!
▼マグカップに80度ほどの熱湯を少しだけ注いで撮影してみた。
通常の写真ならAmazon.co.jpのマグカップがあるくらいしかわからないが、熱湯がどの位置まで注がれているのかわかる。また、熱気が伝って、付近の温度が上昇しているのも見てわかる。
スーパーで『FLIR ONE』を試す
「スーパーマーケットに並んでる飲み物や、惣菜、パンなどを撮影したら絶対面白いじゃん。」そう思ってたら、僕は近所のスーパーにいたw
飲み物売り場
ジュース棚を撮影して、最前列(画像中央19.1℃)と1つ奥(画像右15.4℃)のペットボトル表面の温度を比較してみると、約4度も差があった。少しでも冷えているものをお求めなら、1本奥を取ろう。
▼こちらの缶コーヒーは、1つだけ温度が高い。これは、誰かが取って、戻した形跡なのかもしれないw
惣菜売り場
これで、惣菜選びに困らないw
手前にある唐揚げやかき揚げは、残念ながら出来立てではないようだ。僕は迷うことなく奥にある出来立てのエビフライをチョイスした。
パン屋さん
サンドイッチを温めて食べる派の僕にとって、焼きたてでないパンは許されない。
▼「焼きたて」マークのある通り、食パンが出来立てで間違いないことが確認できる。
▼手前と奥のやつが出来立てですね!!
ちなみに、分析アプリ「FLIR Tools」を利用すれば、もっと細かくサーモグラフィーの研究や分析が可能です。
上記の通り、複数のスポット温度の表示や、範囲内の最小・最高温度の表示などなどが可能です。いやー、温度がわかるってコレほど面白いとは♪
その他の試したこと
今年(2018年)の夏は、猛烈に暑い。。。
FLIR ONEがあれば、付近の避暑地を探すのにも役立ちそうだ。
日中、車内のチャイルドシートは50℃近くになってるので、冷やしてから乗せてあげよう。
保冷剤でささっと冷やしてあげるだけで、一気に10℃とか下がる。
▼調理後のキッチンとか、こうなる。
熱そう〜。
▼真っ暗闇でも熱測定は可能。暗闇の中から熱物体を可視化してくれる。
照明を消して、テレビ付近を撮影してみると、周りの電化製品が浮き彫りに。
▼絨毯やカーペットにある熱も表示されるので、探偵みたいなことも可能。
『FLIR ONE』は何に使えるのか?
僕は面白半分で遊びに使ってみたが、十分実用レベルで使える。
FLIR ONE公式ページで紹介されている利用事例には以下のものがあった。
- 冷却や排気システムのチェック
- ラジエーターの液漏れを特定
- タイヤ状況や空気圧を確認
- 住宅の断熱材や窓で、熱が漏れてないか
- エネルギー効率の悪い電化製品の特定
- 冷たい隙間風を特定
- 水漏れ箇所を特定
- 水漏れや浸水の原因を追跡
- ショート箇所を発見
- 輻射床暖房のコイルを特定
- 壁内や屋根裏の昆虫・ネズミを発見
最後に
スマホをサーモグラフィーカメラ化できる『FLIR ONE Gen3 for iOS』を色々と試してみました。普段見えないものが見えるとワクワクしますね。
今回、僕はスタンダードモデルを利用した。このモデルでも十分楽しめるが、より正確さを求めるなら上位のProモデルがオススメ!!
FLIR ONEは、仕事でもバッチリ使えて、手軽に楽しく遊べる道具といった印象です。生活の様々な場面で役に立つと思います。面白いと思ったら是非チェックしてみてください!!
それではまた。