
どうも、CHASUKEです。
皆様は、充電ケーブルを何本持ち歩いてますか?
例えば、iPhoneならLightningケーブルだし、MacBookならUSB-Cケーブル。マウスやイヤホンでmicroUSBケーブルが必要になることも。

そんな問題をスマートに解決するケーブルが登場した。それが、1本で6本分の機能を持つ充電ケーブル「inCharge6」です。
▼その秘密がこれ。

- USB-A → USB-C
- USB-A → Lightning
- USB-A →microUSB
- USB-C → USB-C
- USB-C → Lightning
- USB-C → microUSB
▼Makuake(クラウドファンディング)で支援しており、無事に手元に送られてきました。

パッケージもだいぶ小さい。
ということで本記事では、1本でケーブル6本分の機能をもつ「inCharge6」を試してみたレビューを書いていきます。

6in1充電ケーブル「inCharge6」の外観とサイズ

6in1充電ケーブル「inCharge6」のカラーは、ゴールド/グレー/シルバーの3種類。僕は、ゴールドとグレーを選びました。

▼ケーブル本体は、しっかりした作りで高級感があります。頑丈です。

高品質なN-52磁石を使用
先端は磁石でカチッと張り付いており、別々の方向に力を加えない限り、簡単には外れません。キーリング等に挟んで携帯できます。
▼先端の素材はアルミ合金で、全体の重さは30gとなってます。

▼ケーブルを広げてみました。

全長13cmで、ケーブル部分は4cmあります。
ケーブルはTPU素材で保護した上、ナイロン生地で覆われてます。ケーブルが短いと強引に使いがちなので、断線しにくいのは嬉しいポイント。
さて、そのままだとUSB-C to USB-Aの充電ケーブルですが、先端部分にはやや膨らみがあり、ここにギミックが隠されてます。
▼USB-A端子の先端を指で摘んで、前に引っ張ると中から、USB-C端子が現れます。


引っ張った先端は、邪魔にならないように上や下に逃がすことができます。
同じく、反対のUSB-C端子側の中からはLightning端子/microUSB端子が現れます。


出てきた端子はパッと見だと、Lightning端子ですが、microUSBと兼用になっています。


Lightning端子は、表と裏どちらの向きでも挿し込みできるが、microUSB端子は表向きでしか使えない構造です。
6in1充電ケーブル「inCharge6」の良い点と微妙な点

6本分のケーブルを1本で持ち歩ける
「inCharge6」の最大の魅力(良いところ)は、6本分のケーブルを1本にまとめて手軽に持ち歩ける点。これに尽きます。
ミニマルで重さは30gなので、お守りのようにカバンやキーリングにつけておけます。
USB-CとUSB-Aポートを持ったマルチポート充電器「LilNob CIO-G65W2C1A」で試してみた。

▼inCharge6を挿し込むと、こんな感じ。

USB-Aで接続

USB-Cで接続
▼USB-A to LightningでiPhoneを充電したり。

▼USB-C to LightningでiPhoneを充電することもできます。両端子とも外すので見た目がアレですが、ちゃんと充電できてます。

残念ながら、inCharge6のLightning端子は、MFi認証されていないのでご注意を。今は使えても今後使えなくなる可能性があります。
▼USB-A to microUSBにして、愛用のマウス「ロジクール MX Master 2S」の充電も。

iPhoneの急速充電に対応(PD規格には非対応)
inCharge6は、iPhoneを30分で50%回復させるPD充電には対応していない。
▼iPhoneを、PD対応している充電器「LilNob CIO-G65W2C1A」に、inCharge6(USB-C to Lightning)を接続した結果がこちら。

PD対応のケーブルであれば、9V×2A(18w)で給電されるが、inCharge6では、5V×2.4A(12w)までの出力となった。
▼同じくiPhoneをinCharge6(USB-A to Lightning)として繋いでも結果は同じだった。

給電ワット数が大きいiPad Proで、同じくinCharge6(USB-C to USB-C)を繋いでみると、もっと悲惨な結果となった。

Apple純正USB-Cケーブル

inCharge6
Apple純正USB-Cケーブルでは、15V×2A(30w)でPD充電されるのに対し、inChargeでは5V×1A(5w)となった。
もはや結果はわかっていたが、MacBook Pro 16"でも同じくinCharge6(USB-C to USB-C)として繋いでみた。

Apple純正USB-Cケーブル

inCharge6
純正では、96Wでの給電だが、inCharge6では、やはり5Wとなった。

データ転送・同期にも使える


inCharge6は、充電だけでなく、データ通信にも使えます。MacBookとiPhoneを接続してみると、デバイス情報が表示されました。
ここも注意しておきたいのが、USB2.0規格までに対応している点。高速データ転送のUSB3.0には非対応となってます。
最後に(まとめ)

以上、6in1充電ケーブル「inCharge6」のレビューを書きました。
inCharge6の良い点
- 6本分のケーブルを1本で持ち歩ける
- iPhoneの急速充電が可能
- 充電だけでなく、データ転送も可能
inCharge6の微妙な点
- PD規格に非対応
- MFi認証されていない
- USB3.0でなく、USB2.0に対応
高出力モバイルバッテリーと組み合わせれば最高かも。と期待しましたが、PD非対応のためiPad ProやMacBook用として常用するのは、僕的には厳しく感じました。
とは言っても、これ1本持ってれば、普段持ち歩いてない端子でもいざという時に便利です。軽くてスペースも取らないので、緊急用としてバッグに入れておくことにした。
PD充電に頼らない、または緊急用充電ケーブルとしておすすめできます。それではまた。

