どうも、またまた面白いIoTガジェットをゲットしたCHASUKEです。
親指サイズのIoTボタン『Qmote S(キューモートエス)』を購入してみました。
パっと見はただのキーホルダー。ですが、片側がボタンになってて色々と遊べます。
例えば、スマホの機能を起動したり、現在地を記録したり、家電を操作したりと様々なことができちゃいます。また、IFTTT対応なので自由自在な拡張が可能です!
Amazonの評価はイマイチです、、僕は好きなんですがw
今回は、こちらのIoTボタン『Qmote S』を紹介していきます。
それではいってみましょう♪
「Qmote S」の特徴・できること
まずは、製品の紹介動画がこちら。
QmoteSの特徴は以下の通り。
- クリックパターンで9つの操作を登録可能
- スマホ・家電操作など多くの操作を登録可能
- PCと接続してプレゼン操作にも利用可能
- IFTTTなど複数の自動化アプリに対応
- Bluetoothでスマホと簡単接続
- IP57相当の防水性能で水場も安心
- 重さは500円玉と同じで軽量
- 電池交換可能なので長持ち
登録できるアクションは以下の通り。さすがにAndroidの方ができることが多いですね。
なんか色々できるみたいですねー!!
HTTPリクエストとかもできます。自宅のラズパイをサーバーにして、Qmoteから処理を起動させるってことも簡単にできますね^^
ボタンを1つだけ備えた「Qmote S」
販売元であるQblinksは台湾を拠点におく会社ですが、パッケージはしっかり日本語対応されていますね。
パッケージ内容をチェック
- 本体(固定用の両面テープ有り)
- キーチェーン
- 取扱説明書
- 保証書
取扱説明書は日本語で記載されていますが、詳しいことはWebマニュアルを参照とのことです。→マニュアルはこちら。
▼本体サイズは、3.9(縦) x 3.3(横) x 0.5(奥) cm で重さは6g。
IP57防水認証されており少量の水なら濡れても大丈夫とのこと。カバンに付けてて、突然の雨も問題ありませんね^^
▼こちらがボタン側
ボタンは、カチッとした感触で浅いです。複数のクリックパターンに対応する必要があるので、押し易さを重視した設計なのでしょう。
また電池が取替えれるのも素敵。CR1620ボタン型電池で最長約1年間使用できます。バッテリー残量はちゃんとアプリから確認できました^^
▼キーチェーンを付けたら、完全に雫形のキーホルダーにしか見えない。
この何気ないキーホルダーに意外な仕掛けが隠されてる。うーん、カッコいいですねw
設定はとっても簡単!!
アプリをインストールしたら、あとは指示に従いQmoteをペアリングして完了です。
iOSとAndroidどちらもQmoteに対応しておりますが、今回はiPhoneにて操作していきたいと思います!!
▼必要なアプリがこちら
▼アカウントを作成し、ログインしましょう。
▼画面通り、Qmote Sとアプリをペアリングさせてやります。
▼手持ちのQmote Sが一覧に表示されるので、「Add」をタップすれば完了です。
ここからクリックパターンにアクションを登録していくわけですが、最初からの機能としてスマホの位置確認が使えます。
この機能はボタンをひたすらクリックし続けると、その間ずっとスマホが鳴り響いて場所を教えてくれます。マナーモードにしてても鳴り響くのでお試し時は注意してください^^
例えば、朝急いでるときに僕はよくAppleWatchでカバンに入れたiPhoneを鳴らしてちゃんと持ったか確認しますが、Qmoteでも代用できますね^^
Qmoteでアプリ起動を設定して使ってみた
アイデア次第で、無数の使い方ができるQmoteですが、一般的な機能である「アプリ起動」を設定して使ってみます。※iPhoneアプリを使用。
我が家の玄関はスマート化されており、Qrioスマートロックを使っています。いつも玄関前でアプリを探すことになるので、今回はこのアプリを起動するように設定します!! →Qrioについて詳しくはこちら!!
▼登録したQmoteマークをタップすると、アクションを登録するクリックパターンが現れます。
画像右のクリックパターンのアイコンが少しわかりづらいですが、左上から右下にかけて読みます。点は短くクリック、棒は長押しです。僕が選んだクリックパターンなら「カチィーーーー、カチッ、カチッ」ですね。
▼続いて、何のアクションを起こすかを選択します。
今回は「アプリ機能」ですね。
▼起動できるアプリがズラッと出てきます。
私が起動したいアプリは「Qrio Smart Lock」。
当然ながらそんなマイナーなアプリはありませんが、大丈夫。「Customize」を選んで、URLスキームを登録します。URLスキームとは短いURLみたいなもので、対応したアプリが起動できます。
Google検索などで「URLスキーム Qrio(アプリ名)」などと検索すれば、ほとんどのアプリが出てきますよ。
▼Qrioアプリに対応したURLスキームを入力する。
これで、アクション登録完了です。
さぁ、それではアクションさせてみます。
「カチィーーーー、カチッ、カチッ」
▼うまくいけば、iPhone側に通知プッシュが出ます。
通知まで3秒くらいで意外と長いです。「コマンド間違えたかな?」と思ったくらいに通知がきたりするので我慢が必要です。
また、クリックパターンを間違えると反応はしますが、通知は来ません。「カチッ、カチッ」のタイミングはちょっとしたコツが要りますね。早すぎもなく、遅すぎもなくといった感じですね。
とは言うものの、通知をタップするだけでQrioアプリが起動するようになったので、これで玄関前の解錠作業が捗りそうだ。ボタンクリックでそのまま鍵が開いてくれたらもっと快適ですが、セキュリティ的にもアウトです!!
ちなみにiPhoneをロック中に操作しても、ちゃんとプッシュ通知が飛んできます^^
Qmoteで家電操作を設定して使ってみた
アプリの標準機能で、スマート照明Hue(ヒュー)の操作設定が可能です。
だが今回は、自動化アプリの「IFTTTアプリ」を使って、「Qmote S」とリモコン信号を記憶できる「Nature Remo」を連携させ、テレビのスイッチを入れてみます。
▼処理の流れとしてはこんな感じ
①Qmoteボタンクリック
↓
②iPhoneアプリからIFTTTに送信
↓
③Nature Remoが呼ばれリモコン信号を送信
↓
④テレビON
「もし〇〇なら△△をする」と言ったように様々なサービス同士を連携させることができるIFTTTを設定していきます!!
▼「Qmote」のトリガーイベントは「Press button」のみ。これを選択します。
「What click pattern?」では、クリックパターンを選びます。
ここでは9パターンを選択可能で、アプリですでに登録してあるパターンも使えます。被ってる場合は、両方のアクションが起こります。
▼続いて、「Nature Remo」のアクションを選択します。
事前にNature Remoに記憶させてあるテレビ電源のリモコン信号を選択します。
同じ方法で、Qmoteを使って様々な家電を操作できるようになります。
クリックパターンを如何に覚えておくか
9つのクリックパターンをどうやって覚えておくかが課題です。
家で使う分なら、近くにチートシートみたいなのを置いておけますが、屋外で使う分にはそういう訳にはいかない。点字シールみたいなのを本体に貼って、指先でコードがわかるようにできたら良さそうです。
とりあえず現状は、よく使うコードパターン(3種ほど)のみを暗記している状況です...
最後に
「アプリ起動」と「IFTTT連携」を試したが、他にも利用シーンはいっぱいありそう。
例えば、現在地をメールに送る機能とか面白いですよ。美味そうな飯屋を発見した時とか、誰かの家を覚えておきたいとか、すぐに現在地をメモりたいときは、カチカチッとしとけばOKです。指定したメールにGoogleマップの現在地URLを飛ばすことができます。
9パターンのクリックパターンを暗記するという課題はあるものの、運転中やポケットの中でも、指先だけで簡単に操作できるのが良いですね!!