どうも、MacBook Pro 16"に乗り換えたCHASUKEです。
僕が以前まで使っていた古いMacBookでは、HDMIやUSB-A端子を備えていたのだが、最近のMacBookではThunderbolt 3/USB-Cポートのみの搭載となってしまった。

スッキリした見た目は良いのだが、まだまだUSB-A端子やHDMI端子が使えないのは不便です。そんなMacBookの不便さを解消するアイテムが「USB-Cハブ」です。Macユーザーの必須アイテムですよね。
USB-Cハブには、多くの種類の類似品が存在するが、性能や機能は細かく違います。今回、レビュー用に「Belkin USB-Cマルチメディアハブ」を送って頂いたので、こちらを試していきます。
スタイリッシュなアルミボディの「Belkin USB-Cハブ」は、MacBookのUSB-C端子に挿して、5種類6端子に拡張できます。必要なポートは一通り揃います。
搭載ポート
- ギガビットイーサネット
- USB-C(PD 60W)
- USB-A 3.0 × 2
- SDカード
- HDMI
ということで本記事は、MacBookのポートを拡張する「Belkin USB-Cマルチメディアハブ」をレビューしていきます。
USB-C端子が一体型ではなく、ケーブル型なので、どのノートPCでも汎用的に使えます。USB-Cハブの購入を検討中で、機能だけでなく、デザインにもこだわりたい人におすすめです。
本記事は商品提供をいただき、レビュー記事を作成しております
Belkin USB-Cマルチメディアハブの特徴
レビューの前にBelkin USB-Cマルチメディアハブの特徴をまとめておきます。
- 高級感のあるメタリックボディ
- 1つのUSB-Cで6端子を拡張増設
- USB PD60Wでパススルー充電
- 最大5Gbpsの高速データ転送
- 汎用性の高いケーブル型
- 本体に熱が籠もりにくい
USB-C1ポートをあらゆる端子を拡張できます。LANポートを備え、有線LANしかない場所でも絶望の淵から救ってくれる頼もしいハブです。
USB-Cポートから60W出力(USB PD)でパススルー充電が可能なので、MacBookと接続デバイスを同時に充電できます。これにより、電力消費の激しいHDMIや複数のUSBデバイスにより電力不足に陥ることなく安定して利用することができます。
▼もう1つのポイントがケーブル型USB-C端子であること。
最近ではMacBookだけでなく、AndroidやWindowsなどでもUSB-C端子を持つ機器が増えています。
iMacなどの据え置き型であれば良いが、持ち運んで使える多機能ハブはケーブルタイプが断然使いやすいと感じます。

美しい外観で6端子を拡張するUSB-Cハブ
「Belkin USB-C マルチメディアハブ」のパッケージです。ベルキンのお洒落で可愛いらしいパッケージを見るとテンションが上がってしまう。
本体の外観・サイズ感
こちらが本体です。美しい。

▼手触りはMacBookと似ており、色合いともに相性が非常に良い。
同クラスの他社製と比べると、ほぼ1万円と非常に高価です。
僕は、個人的には値段に恥じない見た目で長く愛用したいと言えるUSB-Cに感じた。
ちなみに、Ankerのメディアハブには同封されている専用ポーチは入っていなかった。ひんやりした綺麗な本体に傷が付けたくない。ここは少し残念。

▼本体の他に取扱説明書類が何枚も入っていた。
日本語は少なめですが、イラストを見ればなんとなくわかります。
▼iPhoneと比較するとこんな感じ。
サイズは「縦5.3×高さ1.6×横12.3cm」で、重さは「118g」となります。片側に端子が集約されていることもあり、USB-Cケーブルは短めになっている。
▼「Anker 7-in-1 プレミアム USB-Cハブ」とも大きさを比較してみました。
Belkinマルチメディアハブの方が細長いけど、重さは20g以上も軽い。触ってみるとわかりますが、手触りが全然違います。Ankerはツルツルに対し、Belkinはザラザラした感じ。
▼本体は、少し歪なデザインになってます。
本当の理由はわからないが、床に置いたときに取りやすい設計にしているのかも。
本体に備わるインターフェース
片側に5つのポートが並べられてます。反対側は何もない。
左ポートから順番に
- USB-C(USB PD60W+データ転送)
- SDカード
- USB-A 3.0×2(合計15W)
- HDMI(4K 30Hz)

詳しくは後ほどですが、USB−Cポートに電源を接続した場合、PDで最大60wをPCと接続デバイスにパススルー充電できます。ちなみにiPhoneを接続した場合でも、わずか0.5A充電+データ転送が可能でした。
USB-Aも同様に、接続デバイスを充電+データ転送が可能です。パススルー充電中であれば、電力消費の大きい機器を接続してあっても安定して利用できます。
▼LANポートは天辺にあります。
ギガビット対応のイーサネットです。
有線LANを使う機会はほぼなくなったが、持っていると安心できる。

▼最後に、USB-C端子です。
MacBookのシルバーととっても相性が良いです。それにしてもBelkinロゴが可愛い。
実際にMacBook Proで使ってみた(レビュー)
各種ポートを使って、接続デバイスへの給電やデータ転送の性能をチェックしてみました。
HDMIポートでモニター活用頻度が上がった
最近のPCモニターはUSB-C端子で映像出力できますが、まだまだHDMI端子は必要不可欠です。
自宅のモニターもHDMI接続のみで、以前のMacBook Proでは、モニター位置とは反対の右側に端子があったので、ケーブルの取り回しに非常に苦労してました。これがマルチメディアハブのおかげで、左右どちらからでもスムーズに接続できるようになった。自宅にあるPCモニターの活用頻度が格段に上がった。

USB-C(USB PD)で最大60w給電

電源接続で60W

iPhone接続で2.5W
USB-C(USB PD)で電源を接続した場合、PCに60Wで給電されました。16インチMacBook ProのACアダプタは96Wだが、HDMIで映像出力しながら作業していても、バッテリーは減ることなく100%まで充電されました。
また、USB-C端子にiPhoneやSSDメモリを接続してみると、MacBookからデータが表示できました。この際、iPhoneは充電状態となり、計測してみるとわずか2.5Wで充電されてました。
USB-Aポートで充電とデータ転送
USB-AポートにSDカードやSSDメモリを挿してみたところ、こちらも問題なくデータが参照出来ました。また、USB-A 3.0対応機器であれば5Gbps(約625MB/s)の高速データ転送が可能です。

フルで使ってみましたが、使用中の本体温度は、わずかに温まる程度。使い終ってしばらくすると表面ひんやりに戻りました。
▼USB-AにiPhoneを挿すと最大7.5Wで充電できます。2ポート合計で15Wの充電が可能。
公称値通りの充電ができてました。ですが、周辺機器の接続が目的のUSB-Cハブなので、充電速度は遅め。
iPhoneやiPadの充電目的なら別の機器を使ったほうが良いです。
▼USB-Cで電源供給せず、多くの電力消費の多いHDDなどを使っていると、下記警告が表示され不安定になります。
USBアクセサリが無効です
このメッセージが出たら、USB-Cで電源を確保しましょう。
最後に(まとめ)
「Belkin USB-C マルチメディアハブ」をレビューしてみました。
デザイン性に優れたスタイリッシュなマルチメディアハブです。それでいて、1つのUSB-C端子から必要十分な5種類の端子をカバーしてくれます。
パススルー充電で電力不足を気にせず使える点、使用中に本体が熱くなりすぎないのもナイスなポイントです。
価格が少々高くても、高品質でデザイン性に優れたケーブル型USB-Cハブを持ち歩きたい人におすすめです。

それではまた。