
どうも、時間があれば映画やアニメを楽しんでるCHASUKEです。
ベッドに寝転びながら、天井で映画がみえたら最高だと思いませんか?
三脚と組み合わせれば、天井に投影できるプロジェクターは多くあるが、セッティングが面倒。
そんな不満を解消する、上下に135度の角度調節ができるモバイルプロジェクター「BenQ GV30」が登場した。お洒落で可愛いデザインです。

専用スタンドの上で転がして、天井への投影もできるユニークなプロジェクターです。

ということで本記事は、モバイルプロジェクター「BenQ GV30」のレビューを書いていきます。

外観や付属品、実際に壁や天井で使ってみた感想を紹介します。クオリティの高い映像やサウンド、バッテリー内蔵と手軽なセッティングで、いつでも持ち運んで使いやすい1台に仕上がってます。
BenQの信頼性
本記事は商品貸与いただき、レビュー記事を作成しております
BenQ GV30 の概要と特徴

BenQ GV30は、Android TV搭載のモバイルプロジェクター。持ち運びしたくなるお洒落なデザインと、ユニークな機能を備えています。
▼レビュー前に、概要および特徴をまとめます。
- 天井投影できる135度の角度調節
- 日本初の2.1chスピーカー搭載
- 300ANSIルーメン・720pHD画質
- オートフォーカス・自動縦台形補正
- 2.5時間再生のバッテリー内蔵
- 70cmまでの耐落下衝撃性能
- Android TV 9.0搭載
- スマホやPCのワイヤレス投影
- HDMI・USB-Cポート搭載
BenQ GV30 の特徴

映像性能は、300ANSI・HD画質に対応。Rec.709基準で97%の自然で正確な色を映すことができます。
また、シーンに合わせた、以下の6種類の映像モードが用意されているのもポイントです。


続いて、スピーカー性能について。
モバイルプロジェクターでは日本初となる2.1chスピーカー(4W×2・8Wウーファー)内蔵。細部まで聴こえる良質なサウンドとパワフルな重低音のどちらも楽しめます。
こちらもシーンに合わせた4種類のモードが用意されています。


最後に、天井投影もできる角度調節について。
特殊なマグネット内蔵スタンドで上下に転がして135度にレンズ向きを変えれます。正面はもちろん、斜め上や真上への投影も簡単です。
BenQ GV30 の外観と付属品

BenQ GV30は、見た目がとてもお洒落なモバイルプロジェクター。質感のいいマットな素材に覆われ、本革の持ち手と合わせて高級感があります。
デザインおよびサイズ感
本体の上と両サイドに2.1chスピーカー(4Wx2 & 8Wウーファー)を備えます。

本体サイズは19.6×8.5cmで、専用スタンドは12cmであり、省スペースに設置できます。
▼iPhone12と比べるとこんなサイズ感。


▼マグネット内蔵の専用スタンドはこんな感じ。

裏側に滑り止めパッドがあり、カーブに沿って安定した角度調節が可能。

それと、マグネットをくっつけたまま持ち運ぶこともできます。持ち手があるおかげなのか、本体1.6kgもそこまで重さを感じません。

万が一、落としても70cmの耐衝撃性能あり
入出力インタフェース(搭載ポート)
続いて、入出力インタフェースはこちら。

GV30はリモコンやスマホアプリから操作できるが、レンズ上のボタンから電源や音量・Bluetoothモードをクイック操作できます。
▼レンズ向かって左に入出力ポートがあります。

- HDMIポート(映像)
- USB-Cポート(映像+充電)
- 3.5mmオーディオポート
- 電源ポート
USB-CポートはDP Alt Mode対応なので、PCとケーブル1本で投影可能。さらに、45W出力のモバイルバッテリーで充電することもできます。
付属品

付属品
- 電源アダプタ
- 電源コード
- Android TVドングル
- リモコン(電池付き)
- クイックスタートガイド
- キャリーバッグ
GV30は、Android TVドングルを本体に接続して使います。一度セットしたら、そのままです。

▼こんな感じに綺麗に収納できて、蓋を閉めれば何も違和感はありません。

▼付属のリモコンはややワイドな作りですが、押し心地は悪くないです。

カーソルや音量、ホームや戻る、オートフォーカスや台形補正などよく使うボタンが揃ってます。

▼電源アダプタは7.5×4cmと少し大きめです。

GV30では充電して2.5時間の再生が可能だが、明るさが100ANSIルーメンに低下します。
大きいスクリーンで少しでも明るい映像を楽しみたいなら、電源接続して使うのがおすすめです。
BenQ GV30 を使ってみた感想

ここからは、BenQ GV30を家のあちこちで使ってみた感想を書いていきます。
綺麗な映像を迫力のサウンドで楽しめる
リモコンまたは本体の電源ボタンを長押しすると、約40秒ほどでホーム画面が起動します。

書斎(3畳)に配置
プロジェクターと壁の距離は約2mで、壁いっぱいになるように調整して約70インチで表示できた。
【参考】スクリーンサイズ
- 距離2.1m:約80インチ
- 距離2.4m:約90インチ
- 距離2.7m:約100インチ
一応、最大100インチまで投影可能と記載があるが、画質も落ちるのでほどほどがおすすめ。
映像性能は、300ANSI・HD画質とフルHDに届かないが、周りが暗ければ、かなり鮮明な映像がうつります。とにかく色が綺麗ですね。

▼部屋が明るい・暗いときの見え方はこんな感じ。


横スライドしてご覧ください
Android TV9.0搭載なので、5000種類以上の動画やゲームアプリをストアから入れることができます。例えば、DiXiMアプリを入れて、地上波テレビや録画番組を視聴することもできました。
▼個人的には、AmazonプライムビデオとYouTubeの動画アプリをよく使います。

アニメの色合いもくっきりと鮮明です。
リモコンで左右のカーソルを1回押せば、10秒送り・戻しが可能。長押しすれば、シークバーが表示されて早送り・早戻しも操作できます。

そして、2.1chスピーカーからのサウンド。もうこれが最高でした。

音量を上げても割れることなく質の高いサウンドで楽しめます。アクションシーンの迫力はもちろん、会話や些細な環境音も聞き取りやすかった。
▼DISH//の「猫」を再生してみました。

ライブ会場のような臨場感。クリアで繊細な歌声で、ついつい他の作品と合わせて観入ってしまった。これは良いぞ!
Bluetoothスピーカーとして使ったり、静かに観たい時は、Bluetoothイヤホンと繋いで再生することもできます。
オートフォーカス・自動縦台形補正でセッティングが楽々

まず前提として、BenQ GV30には横方向の台形補正ができない。つまり、斜め(側面)に投影する使い方ができないので、注意が必要です。
壁に対して正面に投影さえできれば、オートフォーカス・縦方向の自動台形補正で、セッティングは楽にできます。(※初回のみ自動モード設定が必要)
▼ちょっとボケてるなと感じたら、リモコンのボタンで簡単にピント合わせできます。

オートフォーカス時はBenQアイコンが表示
これでくっきり明瞭です。
それと縦方向の補正機能では、こんな感じに投影位置を上下に動かすと、綺麗な四角形に自動で修正されます。クイっと変わるのが気持ちいい▼

寝転びながらの天井投影を実現
お待たせしました。BenQ GV30の目玉機能である天井投影を試してみました。
▼15秒程度の動画でお伝えします。
うおぉ、すげぇー。
っと思わず声が出てしまうほど。壁と同じように簡単にセッティングできます。これ、100点満点。
▼天井は凹凸のある柄付き壁紙ですが、問題なく投影できました。

寝転んだついでに、そのまま2時間まるっと鑑賞。ベッドで寝ながらの映画鑑賞は新鮮。最高。
▼ちなみに、こんな円テーブルに載せてます。

USB-CとHDMIにパソコンやゲームが接続できる
BenQ GV30には、USB-CポートおよびHDMIポートが備わってます。
USB-CポートはDP Alt Modeに対応しており、MacBookやiPadとケーブル1本で接続できます。また、モバイルバッテリー(45W)で充電することも可能です。
▼MacBook Airと繋ぐとこんな感じ。


それとHDMIポートも使えるので、家族みんなでNintendo Switchなんかもできます。
▼妻と桃鉄をガチ対決w

ゆったりとしたゲームはもちろん、スマブラのような動きの早いゲームでも全く遅延を感じることなく快適にプレイできました。

Switch小型ドックがあると便利

スマホのワイヤレス投影も簡単

BenQ GV30は、GoogleキャストやAirPlayを使って、PC(MacやWindows)やスマホ(iPhoneやAndroid)の画面を投影することができます。
利用アプリ「Wireless Projection」はインストール済み
▼例えば、日本発のイケてるサーフィン動画アプリ「NobadySurf」でも、上にあるキャストアイコンから映像を飛ばすことができます。


Googleキャストアイコンが付いた「Android TV」を選ぶだけ。この機能は、YouTubeやGoogleフォトなど多くのアプリで使えます。
また、Appleユーザーであれば、AirPlayが便利。こんな感じで、画面をミラーリングさせたり、

iPhoneで撮影した写真をAirPlay機能で出力することもできます。

BenQ GV30 のレビューまとめ

デスクに載せて小画面でも楽しめる
▼レビューをまとめるとこんな感じ。
良い点はココ
- 天井投影もカバーする角度調節
- パワフルかつ繊細なスピーカー性能
- 所有欲を満たすモダンなデザイン
- 精度の良い縦向き自動補正
- 内蔵バッテリーで手軽に持ち運び
- ケーブル1本で使えるUSB-Cポート
注意点はココ
- 斜め(側面)に投影ができない
- サイズがやや大きめ
Ankerなどのポータブルタイプと比べるとサイズはやや大きめ。ですが、2.1chスピーカー搭載を踏まえると、納得できる大きさといえる。実際、省スペースで持ち運びも楽なので。

寝転びながら良い音で映画が楽しめる最高のアイテム。手軽に天井投影ができるプロジェクターをお探しの人にぴったりな1台です。

