【2022.1】現状に合わせて内容を最新化しました。
自宅のスマート化を進めているCHASUKEです。どうも、こんにちは。
今まで導入したスマート製品でダントツで良かったものが、スマートロックです。家に帰ってきて、鍵を取りだす代わりに、スマホでササッと鍵を開けれます。控えめにいっても、超便利です。
それだけでなく、ロックが自動で閉まるオートロック機能や、自宅に近づくだけで自動で開く手ぶら解錠(ハンズフリー)と自動操作も可能。玄関周りでの手間が減ります。

現在、玄関ドアにそのまま両面テープで取り付けできるスマートロックが人気となっています。
そんな中、1923年設立の老舗鍵メーカー「ユーシン・ショウワ」からスマートロック「SADIOT LOCK(サディオロック)」が登場しました。
約100年にわたり蓄積した知見と実績により、セキュリティに強いスマートロックが誕生しました。なんと、本体やハブ、リモコンキー全てにセキュリティチップが内蔵されてます。
実際、セキュリティ調査会社でも試験済みのハッキング対策スマートロックなのです。

ということで本記事では、鍵メーカーが開発した安心して使えるスマートロック「SADIOT LOCK」のレビューを書きます。特徴や実際に使ってみた感想(良い点・注意点)もお伝えします。
今まで、セサミやQrio Lockを試してきた僕が、機能や性能の違いを踏まえてレポートします。少しでもスマートロック選びの参考になれば幸いです。
本記事は商品提供をいただき、レビュー記事を作成しております
スマートロック「SADIOT LOCK」の概要・できること
▼まずは、動画をチェック。
SADIOT LOCKは、スマホで玄関の鍵を操作できるスマートアイテムです。工事不要なので、賃貸住宅でも問題なく導入できます。

SADIOT LOCKで出来ること
- スマホから施錠・解錠
- Apple Watchからの施錠・解錠
- オートロック
- 手ぶら解錠(ハンズフリー解錠)
- 合鍵のシェア
- 施錠・解錠の履歴確認
- セキュリティチップ搭載
- 予備電源(2系統)を搭載可
アプリから鍵操作できるだけでなく、オートロックやハンズフリーといった自動操作も可能です。スマートですね。
さらに、追加でWi-Fiハブやリモコンキーを追加することで機能が拡張します。
オプション拡張機能
- 外出先からの状態確認・操作
- しめ忘れ防止の通知・自動施錠
- 専用リモコンキーからの施錠・解錠

スマートロック「SADIOT LOCK」の外観・付属品
SADIOT LOCK本体
こちらがSADIOT LOCK本体です。
うちの玄関ドアは、手すりなどのパーツが黒色なので、それに合わせてブラックを選びました。ブラック以外にも8種類のカラーから選べます。
本体はマットな質感で、主張しすぎないのが良い感じです。また、スマホ操作すると上部のLEDランプが赤や青に点灯します。
サイズは61×66.7×123.6mmで、重さは約202g(電池2本含む)となってます。
▼一応、人気4製品で並べるとこんな感じ。

▼横から見るとこんな感じ。
サムターンに被せるように設置します。
同梱するスペーサー(土台パーツ)を使って、サムターンの高さ調節ができます。
土台調節パーツは3サイズ(S・M・L)で、重ねて使うこともできます。
▼背面はこのようになってます。
付け替えできるサムターンホルダーも、つまみの厚みに合わせて、3サイズ(S・M・L)が用意されています。
これらを組み合わせて、さまざまな玄関鍵にフィットさせて使うことができます。
SADIOT LOCKは乾電池(CR123A)で駆動します。上部カバーをスライドすると、電池ボックスが現れます。
玄関ドアに貼り付けた後でも、電池の入れ替えがスムーズにできるように工夫されてます。
特徴にも書きましたが、電池2本で最大6ヶ月動作します。さらに、急な電池切れで困らないように、2系統(全部で4本)の電池をセットできます。

▼その他の付属品は下記の通りです。
付属品
- CR123Aリチウム電池 ×2本
- スペーサー用ネジ各種
- 3M両面テープ ×2枚
- 取扱説明書等
スペーサを重ねて取り付けできるように、ネジは長さの違う2種類が同封されています。
SADIOT LOCK Hub(Wi-Fiハブ)
SADIOT LOCKを仕事場などの外出先から操作するなら、SADIOT LOCK Hub(Wi-Fiハブ)が必要です。
USBメモリのような形状をしており、電源アダプタに挿して設定します。こちらも黒と白が選べます。

SADIOT LOCK Key(リモコンキー)
次は、スマホを持ってない子供・高齢者でも使いやすいSADIOT LOCK Key(リモコンキー)です。
車のキーのような形状です。キーホルダーにつけて、持ち運べるストラップホール付きです。
▼リモコンも3種類のカラーが選べます。
スマートロック「SADIOT LOCK」の取付・設定
うちの玄関鍵(サムターン)は一般的な形状のもの。サムターンが特殊なタイプであれば、以下のページで適合が確認できます。
では実際に、ドアに貼って初期設定していきます。
玄関ドアへの取付方法
設置でやることは2つ。サムターンの形状に合わせて、つまみパーツ変更とスペーサーの高さ調節をします。
▼我が家の場合、どちらもMサイズでぴったりでした。
本体を両面テープで固定したら、サムターンアダプタのとこにある金具を外します。
本体向きは縦・横どちらでもOK。うちの場合、横向きの方がしっくりきました。
3M両面テープで貼り付けて、2分間押さえつければ設置完了。かなり強力です。
両面テープの粘着部分をドライヤーで温めると粘着力が増します。僕は必ず温めるようにしてます。
取り付けして手動で開閉できればOKです。
これで設置は完了です。
▼ちなみに公式の解説動画もあったので、参考にしてみてください。
専用アプリで初期設定
続いて、アプリの設定です。

現在は、iOS/Androidのどちらも対応となっています。
今回は、iPhoneを使って、1ドア1ロックで初期設定してみました。
ユーザー登録をした後、SADIOT LOCKとBluetoothで接続して、設定をおこないます。
スマートロックを2台購入すれば、1ドア2ロックの設定も可能です。
ロックに名前をつけて、どこに取り付けたものかわかるようにしておきます。後で変更できるみたいなので、とりあえず「ロックン」と命名した。
手動で、サムターンを回して、解錠位置と施錠位置を記憶させます。
これでアプリの初期設置は終わりです。これでアプリから施錠・解錠ができるようになりました。

▼続けて、Wi-Fiハブの設定もしていきます。
専用のUSB電源アダプタがなくても、昔のiPhoneの充電器で問題なく使えました。折り曲げて省スペース化できるのが地味に嬉しい。
▼Wi-Fiハブの追加は、アプリ設定の「リモート操作」から可能です。
玄関から5m以内の場所に設置して、ハブのスイッチを爪楊枝で押してみると、アプリ内でハブが検索されました。
自宅で使ってるWi-Fiネットワークを入力すればOKです。何度か失敗して焦りましたが、最初からやり直したら設定できました。
スマホのWi-Fiをオフにして、鍵の操作ができれば、問題なくハブが設定できています。

スマートロック「SADIOT LOCK」のレビュー(使ってみた感想)
実際に数ヶ月に渡り、使用してみましたが、使い心地は良いです。
スマホからの操作に3〜4秒かかるものの、操作性は決して悪くないです。それと、オートロックや手ぶら解錠などの自動操作がかなり便利に感じました。

アプリからの操作時間がやや長め
まずは、スマホアプリの使い心地から。
SADIOT LOCKは他社のロックと少し動きが変わってます。まずアプリを開くと下記のように「ロック未接続」と表示されます。
ロック未接続の表示後、上の大きい鍵アイコンを押すと現在の鍵状態、下の施錠・解錠ボタンを押すと鍵の操作ができます。
▼実際に玄関前で使用してる動画がこちら。
アプリ起動して、解錠ボタンを押して9秒くらいかかります。動作環境にもより結果が異なるのであくまで参考値ですが、少し時間がかかる印象です。
これは想定ですが、セキュリティチェックなどで時間がかかっているのかもしれません。

家族や親への合カギのシェア・リモコンキーが便利
合カギのシェアが簡単にできるのも、スマートロック導入の利点です。
妻や近くに住む親へ簡単に合カギを発行して渡すことができました。メールアドレスを指定するだけです。
カギの種類は3つ!
- オーナーキー:管理者用のカギ
- ファミリーキー:家族用の合カギ
- ゲストキー:期間指定で使える合カギ

同じく合カギの設定で、専用リモコンキーの追加・失効ができます。他社製でも専用リモコンに対応しているモデルは少ないため、SADIOT LOCKを選ぶポイントになりそうです。
車の鍵のように、施錠・解錠できるので便利。それに、スマホアプリよりも操作は早いです。
1個3,300円ですので、スマホを持ってない小中学生に持たせることもできます。万が一、リモコンキーを落としてしまっても、失効させれるのでセキュリティ面も安心です。

ハンズフリー解錠の精度は高い
SADIOT LOCKなら、スマホを取り出す必要もなく、玄関ドアに近づくだけで解錠される「ハンズフリー(手ぶら解錠)」が使えます。
買い物の荷物で手が塞がってたり、寝てしまった子供を抱っこしてたり、玄関ドアの前で、スマホを取り出す余裕がないシーンも。そんな時に有り難みを感じる機能です。
ハンズフリー自動解錠は、GPSとBluetoothを使って実現されます。設定画面で自宅の位置を指定するだけで、カンタンに使えます。
自宅から約150m離れたあとに、再び戻ってくると「ドアに近づきました」と通知がきます。
その後、玄関ドアに近づくと、ハンズフリー解錠が動作します。ドアに近づいていくと「ガチャ」っと解錠されます。

ハンズフリー解錠された場合

自宅前を素通りした場合
ちなみに自宅前を素通りして玄関から遠ざかると、画像右の通り、ハンズフリー解錠がちゃんとキャンセルされました。
肝心のハンズフリー操作の成功率は、けっこう高い。バッテリー消費が激しくなりますが、期待以上の精度で驚きました。
我が家では、高精度に使えているハンズフリー解錠ですが、利用環境やデバイスによって変わるようです。Amazonのクチコミには「うまく反応しない」という口コミも多いです。
オートロックより「しめ忘れ機能」が安心かつ便利
SADIOT LOCKでは、鍵の解錠後、5秒〜5分後に自動施錠するオートロックが設定できます。
設定すれば、出発前の施錠が不要になる利点はあるものの、思いがけずにオートロックが作動すると、自宅から閉め出される危険性もあります。

SADIOT LOCKでは、オートロックに代わる「しめ忘れ通知・施錠」が使えます。これが凄く良いです。
スマホの位置情報を使って、自宅から約150m離れると、自動的に施錠(※通知設定のみも可)する設定です。これなら閉め出しの心配もなく、安心して使えます。
遠隔操作が必要なため、機能有効にするには「Wi-Fiハブ」が必要。
Apple Watch操作に対応!(他社製品との機能比較)
SADIOT LOCKは、しめ忘れ防止や手ぶら解錠などの高機能を有したスマートロックです。
発売当時は未対応だったApple Watch操作にも2021年10月のアップデートにより対応しています。
▼各モデルごとに、どの機能が使えるかまとめました。
モデル | SADIOT LOCK | セサミ4 | Qrio Lock |
---|---|---|---|
ウィジェット | × | ○ | × |
Apple Watch | ○ | ○ | ○ |
NFCタグ | × | ○ | × |
背面タップ | × | ○ | × |
オートロック | ○ | ○ | ○ |
しめ忘れ施錠 | ○ | × | × |
手ぶら解錠 | ○ | ○ | ○ |
リモコンキー | ○ | × | ○ |
音声操作 | × | ○ | ○ |
IFTTT/API | × | △ APIのみ対応 | × |
他では使える音声やNFC、ウィジェット操作に未対応。しかし、位置情報を使った「しめ忘れ施錠」は、SADIOT LOCKのみで利用可能です。
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スマートロック「SADIOT LOCK」のレビューまとめ
以上、老舗の鍵メーカーが開発したスマートロック「SADIOT LOCK」をレビューでした。良い点だけでなく、僕が残念に感じた点もしっかり書きました。
▼レビューをまとめます。
良い点はココ
- 玄関鍵の遠隔操作ができる
- 8種類ものカラーが選べる
- 手ぶら解錠が高精度
- しめ忘れ施錠が便利
- リモコンキーが使える
- セキュリティチップ内蔵で安心
- 予備電源(2系統)で長く使える
注意点はココ
- 操作速度が少し遅い
- 音声操作に未対応
ノウハウのある鍵メーカーから生まれた安心・安全に使えるスマートロックです。
セキュリティ面までのレビューはできませんが、チップ内蔵と記載のあるスマートロックはSADIOT LOCKのみです。
注意点として、アプリ利用時の接続時間を挙げてますが、しめ忘れ施錠・手ぶら解錠を駆使することで、全て鍵操作が自動化できるので、問題は解消されます。
便利な機能を備えた安心で使いやすいスマートロックです。リモコンキーが使えるので、小さな子供がいる家庭にもピッタリです。
▼Wi-Fiハブやリモコンキーも忘れずに。
