どうも、写真編集にAffinity PhotoやPhotoShopなどを使っているCHASUKEです。
これらの編集ソフトはショートカットを使って作業を効率UPできるのですが、これがなかなか覚えられない。そのため、作業スピードもなかなか上がりません..。
そんな人の救世主となるのが、今回紹介する左手デバイス「TourBox(ツアーボックス)」です。任意の入力キーを自由にTourBoxに割り当て、自分だけの専用コントローラーが作れます。
右手はマウスやペンタブ、左手はコレを使って、編集作業を爆速化させるアイテムです。左手デバイスの他にも、片手デバイスとか汎用コントローラーとか呼ばれてますね。
▼こちらがTourBox本体。
本体は特殊な形状で、様々な形状をしたボタン類が載ってます。凄いガジェット感ですよね。
これらのスイッチは、人間工学に基づき片手で使いやすい設計になってます。想像以上の使いやすく、慣れてくると作業スピードが一気に加速します。編集作業も楽しくなってくる。
本記事では、作業を爆速化する左手デバイス「TourBox」のレビューを書きます。
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TourBoxの特徴・出来ること
レビュー前に「TourBox」で出来ること・特徴をまとめておきます。
- オール黒でカッコ良い外観
- 考え抜かれたボタン配置
- 適度な重さで安定して操作可能
- 自由自在にプリセットを作成可能
- ユーザー同士でプリセットを共有
- 設定アプリが直感的で使いやすい
- 便利なガイド機能が使える
- Mac/Windowsで利用可能
- Makuake価格で税込19,600円
キー割り当ては自由で、対応ソフトの指定は特にございません。下記のようなクリエイターソフトで利用はもちろん、ゲーム開発ソフトやブラウザなど何にでも適用できそうです。
- Photoshop、Lightroom、Capture Oneなどの画像処理ソフト
- Clip Studio Paint、Comic Studio、Saiなどのペイントソフト
- Final Cut Pro、Premiere、After Effectsなどの映像編集ソフト
各ボタンでシングル・ダブルクリック、組合わせ押しなど、数多くの入力パターンにキー割り当てできます。設定ソフトの完成度も高く、実験しながらキーカスタマイズできるのが楽しいです。
ダイアルやノブ、スクロールを使って、微調整が驚くほど簡単に。また、1個戻るや進む操作、コピーやペーストといった頻繁に使うショートカットもボタン1つでシームレスに操作できます。
海外発の製品ですが、マニュアルや設定ソフトは日本語対応されており安心して使えます。
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TourBoxの外観・付属品
こちらがTourBoxのパッケージ。オール黒の頑丈な箱に入ってました。
▼中身の箱もカッコよく海外製品っぽい。
- TourBox本体
- USB-C to USB-Aケーブル(1.5m)
- ユーザーマニュアル
- クイックスタートガイド
同梱物は上記の通り。日本語マニュアルはWebにも公開されているので、なくしても安心。

▼こちらが本体と電源ケーブルです。
TourBoxは有線デバイスです。常にPCとケーブル接続して使います。
▼いびつな形状が、握りやすさを引き出す。
本体表面にはサイドボタンを含め様々な14種のインターフェースが備わってます。表面はマットな手触りで高級感があります。
サラサラで気持ちいい手触りと、黒で統一されたカッコいいデバイス。白カラーもあります。
▼サイズは116×101×44mmです。
手を添えるとサイズ感はこんな感じ。慣れてこれば片手を添えてブラインドタッチできます。
サイズに対して重さは370gとずっしり。この重さと裏面にある滑り止めのおかげで安定して操作ができるというわけです。
左サイドにボタンが1つ。上サイドに電源で使うUSB-Cポートがあります。

左サイド

上サイド
USB-Aポートはハブ用なので、基本的には利用しません。例えば、iPhoneを挿せば、PCとデータ転送ができました。
▼付属ケーブルのUSB-C側をTourBoxに、USB-A側をPCに接続して使えます。
僕はMacBookで使うので、USB-Aを挿すのにUSB−Cハブが必要になる。また、付属のケーブルは1.5mなのでノートPCで使うには長さが邪魔だった。
手持ちのUSB-C to USB-Cケーブルを挿したら問題なく動きました。

TourBoxの使い方・カスタマイズ
さっそくTourBoxを自分専用にカスタマイズしたいところですが、パソコンに下記をインストールする必要があります。
- MacまたはWindowsドライバー
- コンソールアプリ
「ドライバーとコンソールアプリ」をインストール
必要なものは下記からダウンロードできます。
今のところ、動作環境は「macOS 10.10以上/Windows 7以上」なのでご注意を。
現状、iPad Proでは使えません。
▼僕はMac版をダウンロードしました。
Macの場合、フォルダにあるステップ1〜2を順番に実行するだけで簡単でした。
途中でセキュリティの設定変更が必要ですが、手順(画面付き)のPDFも用意されてて、スムーズでした。丁寧なガイドがあるのは助かる。
TourBoxのカスタマイズ
続いて、カスタマイズ方法です。
こちらがTourBoxのカスタマイズを行うためのコンソール画面になります。
アプリごとに左上の「プリセット」を作成します。PhotoShopとLightRoomのプリセットが最初から用意されてました。
例えば、PhotoShopプリセットを見ると、下記のように設定されてるのがわかります。
- ノブ:ブラシサイズの増加・減少
- スクロール:画像の拡大・縮小
- ダイアル:カーソル上・下
このプリセットは、TourBoxのクリエイターが使いやすいように設定したもの。「俺はダイアルでブラシサイズを変えたいんだ」など自分の使いやすい設定に簡単に書き換えができます。
では実際に、ダイヤルにブラシの太さ変更するコマンドを割り当ててみます。
TourBoxの各ボタンを触ると、そのボタンの設定項目にジャンプできます。先ほどの画面でダイアルのARROW_DOWNとなってる箇所をクリックすると、キーの割当画面が表示されます。
ここにキーボードやマウス操作を割り当てます。すでにショートカットとタグの組み合わせが登録してあるので、そこからも選べます。
これで中央のダイアルにブラシの太さ変更するキーを割り当てできました。

ダブルクリックや同時押しの設定も可能
直感的な操作で設定しやすい印象です。設定方法やプリセット内容は、動画付きマニュアルがあるので、詳しくはこちらからどうぞ。
作成したプリセットは共有可能
ソフトごとにプリセットを1から作るのは大変。
でもご安心ください。作成した設定はエクスポート/インポートができます。既に公式サイトから様々な設定プリセットをダウンロードすることができます。種類はこちらからチェックできます。また、ユーザー同士で共有できます。
TourBoxのフォーラムで、実際にプリセットのシェアが行われているようです。

実際に使ってみた感想
一言でいうと、めちゃくちゃ使いやすい。
手触りいいデバイスで、各種ボタンの配置が考え抜かれている。左手をTourBoxに被せて、すぐに目的のスイッチにアクセスできる。ボタンの「カチッ」という感触も悪くない。
使う前は「使い慣れたキーボードに戻るだろうな」なんて思いつつ、1ヶ月使ってますが、もっと使いたいこなしたいという気持ちが強い。
主にPhotoShopで使ってますが、思い通りにサクサク操作できて楽しいです。これ大事。
編集スピードが爆速に

MX Masterマウスは横スクロールが使えて便利
トップに「Shift」、サイドに「Command」と割り当てて、ほぼキーボード無しで使えてます。また、今までマウス操作してたツール選択やレイヤー操作も、TourBoxで操作できちゃいます。マウスをあちこち持っていかなくて良いです。
▼特にこのブラシ系の太さ調節
▼このパラメータ調整も。
使いはじめは戸惑いましたが、しばらく使ってると手が慣れてきて、編集効率が格段に上がった。今も絶賛上がり中ですね。

ツアーボタンの補助機能が便利
ノブの左下にある三日月ボタン。これが便利なツアーボタン。これのおかげで「このボタン何だっけ」が解消されました。
クリック・長押しに、下記の設定ができます。
- 全ての割り当てガイド呼出
- 十字キーの割り当てHUD表示
- プリセットの切り替え
いちいちコンソール開いて設定を確認しなくても、ツアーボタンからガイド表示してササッと割り当てを確認できます。
右下アイコンから、ノブ系・ボタン系・十字キー系とガイドを切替えてチェックできます。
▼十字キーの割り当てHUD表示
好きな場所に配置できます。
サイドやトップのボタンを押すと、組み合わせに応じて表示内容が変わります。
ガイド機能のおかげで、「これ何だっけ?」が解消されて覚えるのも早くなります。アプリがとても万能ですねー。
【追記】「TourBox」「TourBox 2020」「TourBox Neo」の違い
本記事の「TourBox」がアップデートされ、その後に「TourBox 2020」と「TourBox Neo」の順に後継機が登場しています。
そうなると気になるのが、上記3製品でどんな違いがあるか。結論からいうと、マイナーアップデートで大きな変化はありません。
それぞれ解説していきます。
TourBoxとTourBox 2020 の違い
TourBoxはクラウドファンディグで成功をおさめた後、「TourBox 2020」としてAmazonで一般販売を開始してます。
両者の違いは1つ
- USB-Aポートが無い
拡張USBハブとして使えていたUSB-Aポートが削除されています。違うのはこれだけです。
見た目もボタン操作も同じです。
TourBox 2020とTourBox Neo の違い
両者の違いは2つ
- ノブが押せる
- ダイアルが押せる
違いは上記2つ。あまり変化はありませんが。TourBox NEOでは、クリック系の操作が2つ増えてます。地味な違いですが、このクリックはなかなか使えるのでメリットですね。
「TourBox Neo」は、現在、TourBox公式サイトから購入できます。
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TourBox レビューまとめ
クリエイター向けの左手デバイス「TourBox」をレビューしました。
デバイス操作のしやすさ、設定のしやすさがよく考えられてます。慣れるまではガイド機能を使えるので、途中で放り投げることも無さそうです。
ブロガーやYouTuberを含めクリエイターさんに、とてもおすすめできるツールでした。
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