どうも、CHASUKEです。
本記事では
M.2 SSDエンクロージャとUSB-Cハブを組み合わせた「ACASIS(アカシス)」をレビューしています。
ACASISは、M.2 SSD(NVMeとSATA両対応)対応ケースと、10ポート搭載のUSB-Cハブが1つになったアイテムです。
コンパクトなので、持ち運び用にも、デスク据え置き用のどちらにでも使えます。
クレカより少し大きいサイズ感で、並べたiPhoneが非常に大きく見えてしまうほどです。
搭載ポートの少ないMacBookやiPadの相棒に、こんなUSB-Cハブを待ってた人も多いはず。ポータブルSSDとUSB-Cハブが1つにして、荷物を減らしたい人は、要チェックなアイテムです!
ということで本記事では、ACASISの特徴、外観や付属品、実際の使用感を紹介していきます。
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本記事は商品提供をいただき、レビュー記事を作成しております
USB-Cハブ「ACASIS」の特徴
ACASISの特徴は、大きくこの3つになります。
- 高性能な10ポートを搭載
- NVMe/SATA対応SSDエンクロージャ
- 持ち運び・据え置きのどちらでも
まずは、10個の搭載ポートについて。
一通り、必要なポートは全て揃っています。
USB-Cポートが3つあり、使用目的が異なります。
- ポータブルSSDなどの接続用
- ハブ本体へ電源供給用
- PCやタブレットと接続用
USB-Cポートで接続したPCからのデータ転送速度は最大1000MB/sで、内蔵ディスクみたいに使えます。また、同時にPC側に最大100wで電源給電も可能です。
それと、外部モニターへの映像出力はHDMI(4K60Hz)の1ポートだけだが、デュアルディスプレイやクラムシェル環境でも使えます。
これらUSB-Cハブだけなら普通ですが、ここにM.2 SSDを搭載できます。
コンパクトな設計ながら、SSDエンクロージャとして、NVMeとSATAの両対応。好きなSSDを選んで、最大8TBまでを挿入できます。
ドッキングステーション並みに高性能なハブにも関わらず、サイズは113×56×19cmと145g。持ち運びも余裕でできます。
USB-Cハブ「ACASIS」の外観と付属品
ACASISは、片手サイズの多機能なUSBハブ。PCの内蔵ディスクが不足、写真や動画などの大きいデータを頻繁に扱う人にピッタリです。
カラーは、シルバーグレーとブラックの2色展開。こちらが「シルバーグレー」です。
明るすぎないちょうどいい色合い。個人的には、ブラックよりも好みの色でした。
▼上部に6つのポート。
ポート | 転送速度 | |
① | USB-A 3.0 | 5Gbps |
② | USB-A 3.1 Gen2 | 10Gbps |
③ | USB-C 3.1 Gen2 | 10Gbps |
④ | 3.5mmオーディオ | - |
⑤ | SD | 104Mbps |
⑥ | MicroSD | 104MBps |
▼残りの4つは左右に。
⑦ | USB-C(電源接続) | 100W入力 |
⑧ | USB-C(PC接続) | 100W出力 |
⑨ | LAN | 1000Mbps |
⑩ | HDMI | 4K@60Hz |
凹凸のあるカバーを外すと、M.2 SSDの差込口になってます。様々なSSDに対応しています。
M.2 SSDは別売りとなります。大体1TBで1.2万円ほど。
僕は、容量1TBのCrucial SSD P2シリーズ(M.2 NVMe 22×80)を購入しました。
僕は22×80mmサイズのSSDを選んだけど、もっと短いサイズのものでも使えます。
取り付けに工具は不要。付属のSSD固定用ゴムで抑えるだけで、簡単に取り付けできました。
SSDを入れてから蓋をして持ち上げてみたけど、重さの変化は全く感じられなかった。
▼裏面はこんな感じになってます。
最後に付属品について。
付属品
- USB-C to USB-Cケーブル×1
- 保護用シリコンカバー×1
- SSD固定用ゴム×2
- ヒートシンク×1
- 取扱説明書
シリコンカバーは、各ポートに干渉せず、本体にぴったりと装着できます。保護性がUPします。
ですが、埃がつきやすいのと、見た目ダサくなってしまうので、僕は着用せずに使ってます。
▼短めのUSB-Cケーブル、SSD固定用ゴムとヒートシンクも付属してます。
USB-Cハブ「ACASIS」の使い勝手とデータ転送速度
PC接続用USB-CポートにノートPCを繋ぐだけで、スグに使えます。専用ソフトなどは不要。
ここからは実際の使い心地と、データ転送速度も計測してみたので、簡単に紹介していきます。
使い勝手について
MacBook Airに接続してみると、内蔵させたM.2 SSDや外付けデバイスにアクセスできました。複数のデバイスが同時に見えます。
電源供給してなくても、映像出力も含めて問題なく使えました。以下のように電源と接続すれば、最大100WでPC側に給電できます。
▼HDMIで外部モニターを接続することもできます。作業の効率があがります。
また、電源に接続してPCを閉じて使うクラムシェルモードにすると、デスクがすっきりします。
▼こんな感じです。
ディスプレイ下にACASISを配置すれば、すぐに必要なポートが使えて楽ちんです。
何も接続されてないですが、内蔵したM.2 SSDには常時アクセスができます。
それと、僕はMac miniをデスク裏に貼って運用してるのですが、それと接続して拡張ポートとするのも、結構使いやすかった。
ポータブルSSDやSD、有線の周辺機器が、Mac miniに手軽に接続できるようになった。
満足度の高いACASISだが、使用中に気になったのが1つだけ、、、それが、本体の熱。
熱対策は施されているはずだが、5秒触ってられないほど熱くなる。ここだけは注意が必要です。
データの転送速度をチェック
メインマシンで使ってるM1チップ搭載のMac miniで、データ転送速度を計測してみました。
今回のACASISは最大速度1000MB/sの高速データ転送が可能なアイテムです。しかし、ご存知の通り、M1 Macは外付けSSDが遅いとの報告が多くあげられています。
この件に関して、Apple公式の見解を出していない。
まずは、蓋の中にセットしたM.2 SSDの計測結果がこちらです。
うーん。やはり、M1チップの影響なのか、最大の半分近くの結果になっています。(※もちろん、SSDは1000MB/s対応モデル)
続いて、USB-Cポートに同規格のポータブルSSDを接続して計測した結果がこちら
こちらもだいたい同じ。これだけの速度が出ていれば、ストレスなくデータ転送ができます。
WindowsやIntelのMacでも試したいところだが、手持ちで試せるPCがありませんでした。
最後にSDカードを計測してみました。
カメラで使用している、こちらのSanDiskのSDカード。結果がこちらです。
最大速度104MB/sに対し、しっかり性能を発揮できています。
USB-Cハブ「ACASIS」のレビューまとめ
以上、M.2 SSDエンクロージャと多機能なUSB-Cハブが融合した「ACASIS」でした。
使用中に本体が熱くなるのが不安ですが、ポート位置やサイズ感が好印象で使いやすかった。
ACASISの価格は1.5万円であり、1TBのM.2 SSDを同時購入すると、約2.7万円となる。それに対し、同規格・容量のポータブルSSDが約2万円なので、ハブ機能の一体化に7000円の価値があるかが購入のポイントとなりそう。
PCやタブレットの容量不足をSSD(最大8TB)でカバーしたい人。ポータブルSSDもハブも1台にまとめて持ち歩きたい人には、特におすすめできるアイテムです。
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