どうも、CHASUKEです。
2016年に発売されたAnkerのモバイルバッテリー搭載USB充電器「Anker PowerCore Fusion 5000」をご存知でしょうか。
名作なのでほとんどの方がご存知かもです。僕もかなり使ってましたね。こちらです。
外出時はモバイルバッテリーとして、職場やカフェでは充電器として1台2役。コンセントに挿して寝れば、朝起きたらスマホもモバイルバッテリーも充電されてて使い勝手が非常によかったんですよね。
しかし、最近はPDによる高速充電が主流となり、「これがPD対応の一体型だったらなぁ」と出番はかなり減ってました。
そしてついに、待望にしてたモバイルバッテリー兼PD充電器「Anker PowerCore III Fusion 5000」が登場したのです。
1台2役の使い心地はそのままに、USB-Cポート搭載でPD充電に対応した新モデルです。
ただ、4年ぶりのアップデートとしては、残念部分もあったので、それも踏まえて書いていきます。

「Anker PowerCore Fusion 5000」の外観・付属品
お馴染みのAnkerパッケージです。
価格は3,590円で、購入したのは、ホワイトカラーです。というか今のところは、白色しか販売されていません。
今後、様々なカラー展開がありそうです。
▼パッケージ内容は、下記の通り。
充電器本体の他に、肌触りの良い専用ポーチ、ユーザーマニュアルの3点セットが同梱されてました。充電ケーブルが付属されてませんのでご注意を。
▼本体の外観はこんな感じです。
表面は光沢感のある素材で、ツルツルしています。
モバイルバッテリーとして4,850mAh搭載されています。
搭載ポートは、最大18W出力のUSB-Cおよび最大12W出力のUSB-A、同時利用で最大15W出力となります。どのポートも出力専用で、本体充電は背面コンセントからのみの仕様です。
▼表面の光沢感は、Apple純正の電源アダプタに似てますねー。
▼上にあるボタンを押すと、4つのLEDインジケータでバッテリー残量を確認できます。
白い光で見づらいですが、4段階で細かく表示されるのは良い点です。
本体サイズは「78 × 71.5 × 30(mm)」で、約176gとなってます。
▼旧型「Anker PowerCore Fusion 5000」と比較すると、サイズはほぼ同じでした。
旧型はUSB-Aを2ポート搭載しており、マットな素材で、シンプルなデザイン。
個人的にデザインは、ザラっとした旧型のが好きだったかな。
▼平置きすると、新型のがやや大きく見える。
旧型は5,000mAh搭載でしたが、新型ではサイズがほぼ同じにも関わらず4,850mAhとなっています。実は、微妙に減ってます。
とは言っても4,850mAhあれば、iPhoneを約1.5回充電可能なので、1日分の普段使いであれば余裕です。
▼背面には、旧型同様に折りたたみ式のプラグが搭載されてます。
本体充電は、こちらのコンセントからのみです。フル充電は約2.4時間かかります。
ここまで見ており、iPhoneを高速充電できる18w出力PDに対応したのは嬉しい。だがこのサイズであれば、もう少しバッテリー容量UP/出力ワットUPを期待したかったのが本音です。
やっぱり「USB充電器+モバイルバッテリー」は使い心地が良い
これ買ってから、ずっと持ち歩いて使ってますが、やはり「USB充電器+モバイルバッテリー」は使いやすい。
▼コンセントに挿すと、LEDが点滅して本体の充電がはじまります。
この状態で、スマホを接続すると、本体LEDの点滅がストップし、スマホ側から優先して給電を開始します。
つまり、「Anker PowerCore III Fusion 5000」はパススルー充電ができ、コンセントに挿せば接続したモバイルバッテリーとスマホの両方が充電されます。細かく言うと、接続デバイス→モバイルバッテリーの順番で充電が行われます。
毎晩、寝る前にiPhoneを接続して、朝起きたらどちらもちゃんと充電されています。

移動中はモバイルバッテリー、コンセントのある仕事場ではUSB充電器として使えるので、容量不足で困ることはないです。
1泊2日、2泊3日といった旅行や出張でも同様で、宿にコンセント1口あれば、よっぽど困りません。
さらに、モバイルバッテリーを充電するためのUSBケーブル・充電器が不要なのも大きなメリットです。iPhoneであれば、Lightningケーブル1本あればOKです。身軽になれます。
▼ケーブルは付属してないので、MFi認証付きのUSB-C to Lightningケーブルを揃えておくのがおすすめ。
充電性能をチェックしてみた
続いて、充電性能をチェックしてみました。
スペックは、充電器・モバイルバッテリーのどちらも同じで、PD対応USB-Cが最大18w、USB-Aが最大12wとなってます。
ちなみに、USB-Cポートは、最新のAnker独自規格「PowerIQ 3.0(Gen2)」に対応しています。

PD対応モバイルバッテリーとして
PD充電器として
▼USB-Cの電流/電圧チェッカーでは、スペック通り9V×2Aレンジで充電されていた。
これだけの出力があれば、iPhoneの利用状況にもよるが、PD充電であれば、最大30分で0%から50%まで充電できます。
注意ポイント
PD充電に対応するのは、iPhone8以降の機種のみとなります。ご注意を。
▼USB-C搭載により、iPad ProもUSB-Cケーブルで充電可能に。
フルスピードとまでは行きませんが、問題なく給電して使うことができます。
もう一方のUSB-Aでは、5Vとなるが、10w近くの出力が確認できました。
2台同時に充電
2台同時充電も可能ですが、最大15w出力まで下がります。うーん、微妙。
イヤホンやスマートウォッチなど供給電流が低い製品向けに「低電流モード」という機能が使えます。USB-Aポートを利用時は、上のボタンを2回押す、または2秒間長押して、LEDが緑色に点灯すれば切り替え完了です。

最後に(なんだかんだ気に入ってる)
以上、「Anker PowerCore III Fusion 5000」でした。まとめると下記の通り。
- ツルテカな本体
- 充電器とモバイルバッテリーの1台2役
- PD対応の18w出力USB-Cポート
- パススルーで本体と一緒に充電
- 本体充電用の充電器やケーブルが不要
- 低電流モードを完備
「今の技術ならもっと小型化、もしくは高出力にできたのでは?」と疑問に思ったのは事実だが、製品自体は確実に進化してます。
スマホの充電回りをスッキリさせたい方にオススメです。僕もデザインやら、何やかんや言ってますが、使い心地は気に入ってます。
それではまた。