どうも、CHASUKEです。
ロボット掃除機といえば、就寝中や留守中に自分の代わりに掃除をしてくれる時短アイテム。それに部屋を片付ける習慣もつきます。
しかし、掃除するたびにダストボックスを空にする必要があり、これが地味に面倒。自動走行させてると忘れがちなんですよね。
この面倒を解消したのが、自動ゴミ捨て機能付きのロボット掃除機。いくつか種類があるが、本記事では低価格で高コスパなAmazon限定モデル「Ecovacs DEEBOT N8+」をレビューしていきます。
また今回は、同じくゴミ捨て機能搭載のルンバi7+との違いを踏まえ、どっちがおすすめかを書いていきます。個人的な率直な感想です。
▼ルンバはブラックで見た目に高級感がある。
結論
結論からいうと、ルンバ i7+よりもDEEBOT N8+がおすすめ。
もちろんルンバが優れてる点もあるが、DEEBOTは水拭きもできて多機能。どちらも吸引性能は十分なので、DEEBOTのがコスパが高いです。
2021年9月6〜12日に15%割引セール実施。さらに、4500円割引クーポン「OAZV2ACL」も使えておトクです。

本記事は商品貸与頂き、1ヶ月使った感想を書いてます。
DEEBOT N8+とルンバi7+の違い

DEEBOT N8+

ルンバi7+
実機レビューの前に、今回のDEEBOTとルンバの主なスペック・機能を比較していきます。
ECOVACS DEEBOT N8+ | iRobot ルンバ i7+ | |
発売月 | 2021年3月 | 2019年3月 |
公式価格 | 74,800円 | 142,868円 |
本体サイズ | 直径353×93mm | 直径351×92mm |
充電ベース サイズ | 約42×41×30cm | 約49×39×31cm |
吸引力 | 2300Pa | 非公開 |
稼働時間 | 110分 | 75分 |
自動ゴミ捨て | ○ | ○ |
掃除モード | 吸引+水拭き | 吸引のみ |
マッピング スマホアプリ | ○ | ○ |
仮想壁 | ○ | ○ |
掃除ログ | ○ | ○ |
スケジュール | ○ | ○ |
音声操作 | ○ | ○ |
IFTTT | × | ○ |
共通した特徴は、どちらも充電ベースに「自動ゴミ捨て機能」が搭載されている点。
ルンバi7+は上位モデルだけあって、価格が14万円と高い。それと比べて、ECOVACSは約半分の価格でスペックは全く見劣りしていない。

DEEBOT N8+の外観と付属品
こちらがECOVACS DEEBOT N8+のパッケージ。中にぎっしりと付属品が詰まっている。
▼まず、1番大きい充電ベースから。
サイズは約42×41×30cmあります。DEEBOTのロボット掃除機は、白を基調としたデザインとなっており、とても清潔感がある。
▼天辺がプッシュ式の蓋になってます。
▼開けるとこんな感じ。
専用ゴミパックは使い捨てで、約30回分のゴミを収集できるサイズです。
▼DEEBOT N8+本体はこんなデザインです。
サイズは直径353×93mmです。
中央に少し出っ張りがあり、そこから障害物検出したり、マッピングするためのレーザーを発射します。
▼本体上部は蓋になっており、そこを開けるとダストボックスが現れます。
すぐ手前にはメンテツールが格納されています。
掃除中はダストボックスにゴミを溜め、充電ベースに戻ってから、ベース内のゴミパックに吐き出します。
自動ゴミ収集がないモデルは、掃除するたびにこのダストボックスを綺麗にする必要がある。

それと、DEEBOTは吸引と水拭きを同時にできるロボット掃除機。水タンクはここにあります。
このタンクに、付属のクリーニングモッププレートを取り付けると「モップがけモード」になります。
▼続いて、裏側をチェックしていきます。
中央にオレンジのメインブラシ。左右に1つずつサイドブラシが取り付けできます。
メインブラシは簡単に取り外しできるので、メンテナンスも問題なさそう。
実はDEEBOT N8+の形状は、以前レビューしたDEEBOT N7と同じ。違いは、自動ゴミ捨て機能の有無になります。この機能が不要と感じるなら、前回のレビューもチェックしてほしい。
ルンバi7+と外観サイズ比較
一通り、DEEBOT N8+の外観をチェックしたので、ルンバi7+と並べてチェックしていきます。
DEEBOTのホワイトに対し、ルンバはブラックを基調としたデザイン。見ての通り、DEEBOTのが充電ベースがコンパクトな作りをしてます。
▼充電ベース内部はこんな感じ。
中身のゴミ収集容量はDEEBOTと同程度です。
本体外観については、ルンバの方が高級感があってカッコ良い。カラーの違いはあるが、高級感を求めるならルンバかな。
▼本体サイズは、ルンバ「直径351×92mm」に対し、DEEBOT「直径353×93mm」なので、ほとんど同じです。
ちなみに、ルンバの方は、ダストボックスが側面に格納されています。

DEEBOTと異なり、ルンバのサイドブラシは1本のみ、中央ブラシはゴム製のデュアルブラシを採用しています。
毛ブラシと違い、髪の毛がブラシに絡まりにくいメリットがあります。
ルンバi7+と付属品を比較
まずは、DEEBOTの付属品がこちら。
付属品
- 電源コード
- 専用ゴミパック ×2
- サイドブラシ ×2
- クリーニングモッププレート
- 布製クリーニングモップ
- 使い捨てクリーニングモップ ×10
- 取扱説明書
専用ゴミパックは、既にセットされてたのと合わせて2袋分します。また、水拭き用クリーニングモップは、洗って使える布製と使い捨ての2種類が同梱されてます。
続いて、ルンバの付属品がこちら。
付属品
- 電源コード
- 専用ゴミパック ×2
- サイドブラシ ×1
- 交換フィルター
- デュアルバーチャルウォール
- 取扱説明書
ルンバi7+には、デュアルバーチャルウォールが付属します。
これは半径60㎝の進入禁止エリアを設定できるアイテム。散らかっている場所におけば、そこに近づくことなく掃除を続行できます。部屋を片付ける時間がない時に便利そう。
DEEBOT N8+の初期設定
ECOVACS DEEBOT N8+を配置して、初期設定をしていきます。
▼電源ケーブルは、ぐるぐる巻きにしてます。
ケーブルは凹みに収納され、壁にペタッとくっつけるとイイ感じになります。

ECOVACSもルンバも、本体ボタンから手動走行させることもできるが、アプリ連携してより多機能に使えます。専用アプリを起動(初回はアカウント作成)し、DEEBOT N8+を追加していきます。
こんな感じでアプリ上の説明に従うだけ。
▼設定はスムーズで簡単でした。
ルンバi7+もアプリ連携が可能で、同様にネットワーク設定をしてスグに使うことができます。
両モデルともスマートスピーカーによる音声操作が設定可能。ルンバの場合は、さらに「IFTTT」にも対応してます。

DEEBOT N8+のレビュー(ルンバi7+比較)
では実際に、1ヶ月使ってみた感想を書いていきます。といっても自動ゴミ捨て機能以外は、DEEBOT N7とほぼ同じなので、そちらも参考に。

自動ゴミ捨て機能|注意点もあるけど超便利
まずは目玉の自動ゴミ捨て機能について。
掃除が終わると充電ベースに戻ってきて、集めたゴミをダストボックスからベース側に移します。
はじめて使ってみて驚いたのが、そのときの動作音。これがかなりの爆音です。
「ゴォォォー」と例えるならば、ダイソン掃除機の2,3倍ほど。20秒ほど続きます。

▼ゴミ収集後のダストボックスをみると。
とても綺麗になってました。
通常モデルだとここに溜まった汚いゴミを綺麗にする必要があるんだけど、これが全く要らない。
今までは細かい塵・埃をこぼさないように注意しながら処理してましたが、とても気楽です。
▼続いて、ベース内のゴミパックもチェックします。
ちゃんと中にゴミがたまってるのがわかる。
約2ヶ月(2日に1回ペース)で満タンになるので、ゴミパックごと捨てればOKです。
DEEBOT N8+の専用ゴミパックは3枚で2,000円。ルンバi7+向けも同コスト。

▼DEEBOTなら、ゴミ収集を好きなタイミングで実施するように変更できます。
アプリの設定で「自動排出」をオフにすると掃除完了後の爆音がなくなります。そして、清掃画面の「ゴミを空にする」で任意に実施できます。これはとても助かる機能だ。
ルンバi7+もゴミ収集の爆音は同じ。だが、ルンバには自動排出OFFの設定がなかった。それを踏まえると、自動ゴミ収集はDEEBOTに軍配が上がる。
アプリの使い勝手|DEEBOTなら掃除中にマップ表示ができる
DEEBOTを1回走行させると、上画像のようにマップが作成される。
掃除中は、今どこを掃除しているかリアルタイムに確認できる。それに、掃除した軌跡もわかるので、掃除が完了してる場所・してない場所の判断がスグにできます。

また、作成されたマップに仮想壁による禁止エリアや間取り設定をすることで、幅広い掃除指示ができます。
全エリア清掃
エリア清掃
範囲指定清掃
範囲指定の清掃は、例えば、エリア内のテーブル付近だけを掃除したいときに便利に使えます。
DEEBOTなら、細かい掃除設定が可能
- 清掃回数:1回,2回
- 吸引力:静音,標準,最大,最大+
- 水量調節:低,中,高,超高
それに対し、ルンバ i7+でも仮想壁やエリアごとの清掃指示は可能。しかし、範囲指定清掃や吸引力変更といった細かい指定はできなかった。
▼両モデルとも、いつでも掃除ログを確認できます。

DEEBOT N8+

ルンバ i7+
ルンバの履歴のが情報量が多い。また、マップもギザギザがなくシンプルで、掃除箇所は緑色に塗られた箇所で判断できる。

掃除性能|DEEBOTのが動作音が小さく衝突も少ない
DEEBOT N8+の吸引力の変更もできるが、標準モードで不満なく使えます。
▼うちにはカーペット、1cm以上の段差はないが、難所となる玄関側の崖も全く問題なし。
結構ギリギリをせめて掃除をしてくれる。
それと、こんな収納エリアにドライヤーが置いてると、垂れたケーブルを吸い込んでしまう。
ルンバに関してもケーブルの吸い込みは同じだが、付属の「デュアルバーチャルウォール」が使えそう。こういう場所はアプリで仮想壁を設定しづらいので。
ここからは実際に使ってみて感じた、DEEBOT N8+がルンバ i7+よりも優れている2つのポイントを紹介します。
1つ目にDEEBOTの方が、動作音が静か。

DEEBOT N8+

ルンバ i7+
DEEBOTのが動作音が静かです。測定してみると、大体10dB程度ほどの違いがあった。
2つ目にDEEBOTの方が、衝突回数が少ない。
見渡しの良い場所では、このようにうまいこと衝突を回避して掃除をしてくれます。
しかし、ルンバは激しい衝突ではないものの、ぶつかる前提で掃除をしている気がします。
バンパーで衝撃は和らいではいるが、傷や汚れの原因になりかねない。

それと両モデルに言えるが、椅子の脚を避けるのが苦手。この辺りは確実にぶつかります。
僕が見ていた限りだと、DEEBOTはコツコツと衝突しながらも、椅子の真下も掃除できていた。それと比べてルンバは、椅子の下に潜り込むのは諦めて別の場所に行ってしまった。

DEEBOTなら吸引+水拭きが同時にできる
DEEBOT N8+ではあれば、吸引+水拭きが同時に使えます。ルンバi7+にはない機能です。
▼使い方も簡単です。
タンクに水を注ぎ、モッププレートを装着します。
使い捨てモップも付属しているので、ここでもメンテの手間が要りません。
DEEBOT N8+に装着すると、アプリ側では自動で「モップがけモード」に切り替わる。
▼このように食卓付近のみを水拭きしてみました。
水量はデフォルトの「中」設定

▼エリア指定なので、椅子を隅に寄せてから掃除スタートしてます。
DEEBOTの通過後、すぐに手を当ててみると、床が湿っているのが感じられた。3分も経てば、さらさらに乾く程度の水量です。
何度も擦り洗いするわけじゃないので、汚れの塊を完全に除去することはできません。
あくまで吸引掃除後の仕上げ感覚ですが、掃除後に裸足で歩いてみると、より一層、清潔感を感じます。
▼小エリアですが、モップがこんなに黒く汚れた。
使い捨てモップなら、そのままゴミ箱にポイっとするだけです。
使い捨てクリーニングモップは、25枚入りで2,700円。1枚100円するのは覚えておきたい。
DEEBOT N8+のレビューまとめ(ルンバi7+比較)
以上、自動ゴミ捨て機能付きのロボット掃除機「ECOVACS DEEBOT N8+」でした。
最後に、DEEBOT N8+とルンバ i7+のそれぞれの良い点をまとめます。
DEEBOT N8+の良い点
- 清潔感のあるホワイト外観
- 充電ベースがコンパクト
- 自動ゴミ収集を後からできる
- リアルタイムに掃除状況がわかる
- お掃除設定が細かく指定できる
- 吸引+水拭きが同時にできる
- 衝突回数が少ない
- 掃除中の動作音が小さい
- 目が疲れにくく集中力が増す
- 2021年モデルで価格が7万円台
ルンバ i7+の良い点
- 高級感のあるブラック外観
- ゴム製のメインブラシでメンテが楽
- デュアルバーチャルウォールが使える
- IFTTTでスマートホーム連携しやすい
どちらもランニングコストやゴミ収集時の動作音に関しては、同じでした。
もちろんルンバの方が優れている面もあるが、トータルでみるとDEEBOT N8+のが満足度が高かった。それでいて、価格が半分という点も大きい。
「ロボット掃除機といえば、ルンバ。」が定着しているが、ECOVACSも十分に高性能といえます。本記事が、自動ゴミ捨て機能付きのロボット掃除機選びの参考になれば、幸いです。
2021年9月6〜12日に15%割引セール実施。さらに、4500円割引クーポン「OAZV2ACL」も使えておトクです。
