どうも、CHASUKEです。
スマホから使えるネットワークカメラを色々と試してきたが、2020年も残りあと少しのところで最強の1台を見つけてしまった。
それが、全方位に首振りできるカメラ「Anker Eufy IndoorCam 2K Pan & Tilt」です。
Anker Eufyってどんなブランド?
同ブランドの首振り非対応の「Anker Eufy IndoorCam 2K」の完成度が高く、首振りバージョンも試したくなった次第です。
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【Anker Eufy IndoorCam 2Kレビュー】コスパ抜群のHomeKit対応ネットワークカメラ!
ちょっと前に試した首振りカメラ「TP-Link Tapo C200」の弱点もちゃんとカバーしてます。
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【TP-Link Tapo C200レビュー】設定簡単。アレクサ対応のスマートカメラ【スマホで見守り】
ということで、
本記事では、個人的に最強だと思った首振り屋内ネットワークカメラ「Anker Eufy IndoorCam 2K Pan & Tilt」をレビューしていきます。
「今買うならどれ?」と聞かれれば、「コレ」と答えます。すでに何人かに薦めてますが。

Anker Eufy首振りカメラ で特徴・できること
Anker Eufy 首振りカメラ できること
- 全周囲監視(水平360度/垂直96度)
- 自動トラッキング(水平追尾)
- フルHDより高画質(2304×1296)
- 自動ナイトモード
- 人やペットを自動認識して録画
- 画像付きでスマホ通知
- ペットへの自動呼びかけ
- 外出先から声掛け
- 防犯用の警報
- Apple HomeKit対応
- アレクサ・Googleアシスタント対応
- NASやSDカードに録画保存

Anker Eufy首振りカメラ の外観と付属品
こちらが「Anker Eufy IndoorCam 2K Pan & Tilt」です。製品名が長いw
首振りカメラとしてはコンパクトな高さ10.8cmで直径7.5cm、重さは217gというサイズ。正面にはEufyロゴとステータスLEDがあり、設定でLEDオフにも出来ます。
▼Tapo C200と並べるとこんな感じ。

Anker Eufy | TP-Link Tapo
くびれがなくスタイリッシュな印象を受けます。
上から見るとフォルムは同じですが、コンパクトさがわかると思います。
▼本体左右には、声掛け、警報を鳴らすためのスピーカーがある。
そして、背面には給電用のUSB端子とセットアップボタン。
充電式ではなく、ケーブルレスな使い方はできない。
▼正面のレンズを上にズラすと、microSDカード挿入口が現れます。
microSDカードが無くても使えるが、その場合、イベント録画ができない。
▼底面は、設定で読ませるQRコードがある。
天井に吊り下げ固定できる機構も備わってます。
▼その他、付属品はこちら。
付属品リスト
- ACアダプタ
- MicroUSBケーブル
- 取付プレート(ネジ付)
- 位置決めカード
- クイックスタートガイド(英語)
取扱説明書に日本語がなかったけど、Web上に「日本語の設定ガイド」がありました。

Anker Eufy首振りカメラ を使ってみた感想

設定はQRコード読込で楽々
Anker EufyのネットワークカメラはEufyアプリを使って設定できます。
この手のスマート製品は、まずスマホとカメラを接続する必要があるが、これを底面にあるQRコード読み込みで行います。スマホのカメラでかざします。
それから、自宅のWi-Fiを覚えさせるだけ。

基本性能の高い。ナイトモードで暗闇でもはっきり見える
こちらが実際のカメラの様子です。アプリを起動すると、2,3秒でライブ映像に繋がります。
この価格帯でのネットワークカメラでは、フルHD画質(1920×1080)が多いですが、このカメラは、最高2K(2304×1296)までの画質で閲覧できます。上の画像では圧縮により劣化してますが、それでも鮮明でくっきり映像が確認できます。また、視野角は125度でワイドにみえます。
Eufyアプリは、操作しやすい画面構成です。映像下のパネルから、録画やプッシュトーク、映像のスクリーンショットなど直感的に操作できます。
撮影の保存先は?

▼周囲が暗くなれば、自動でナイトモードに切り替わります。真っ暗闇でもここまで見えます。

照明ON

照明OFF(暗闇)
ネットワークカメラはどれも同じですが、やはり少し遅延があります。通信環境にもよりますが、だいたい2秒ほど音声・映像が遅れます。一秒一刻を争う用途には向いてない。
そして、もう1つ。「話す」ボタンを押している間のみ話かける事ができる。押してる間は向こうからの声が聞こえず、双方向会話できないのが使いづらく感じた。
首振り自動追尾(トラッキング)機能が面白い
首振りは、水平360度+垂直36度の範囲で動かせます。スマホから簡単に映す向きを変えれます。
映像遅延があるので、ボタンを押してからのラグに慣れが必要ですが、動きはスムーズ。設定から首振り速度を遅く・早くすることができます。
▼子供の見守りに使えます。ズームも余裕。
子供のお昼寝タイムは、僕にとって自由時間。動くとスマホに通知がくるので、起きてボーッとしている間に、迎えに行けます。
それと、面白かったのが、自動追尾(トラッキング)機能です。
この機能をONにすると、動く被写体を追って撮影できます。動作音もそこまでうるさくないし、留守中はオンにしておくと面白いかも。
人工知能(AI)により無駄な通知や録画を減らせる
「人工知能なんて。」と思ったかもしれない。
だが、これが侮れない。
Eufyアプリから、動作検知や音声検知による、自動録画やスマホ通知を設定できます。ここまでなら普通のネットワークカメラと同じですが、そこから人工知能が内容を振り分けてくれます。
▼具体的には、動作検知では「人物やペット」、音声検知では「泣き声」を自動判別できます。
また、6つの点で動作検知ゾーンを作成して、どうでも良い場所の動きは無視できる。
このゾーンと人工知能(AI)の組み合わせで、カーテンの揺れや光の差し込みによるどうでも良い通知を無くせます。自動録画のゴミを減らせるし、「人」「泣き声」でフィルターして過去の録画内容を確認しやすくなります。

セキュリティモードの切替が手軽
セキュリティモード機能とは?
- 在宅
- 外出
- 警戒解除(全て無効化)
- ジオフェンス(Bete)
- スケジュール
- カスタマイズ
ジオフェンスはβ機能ではあるが、スマホのGPSを利用して、「家から離れる」と「家にいる」のモードを自動で設定変更できまs。
僕の場合、ジオフェンスまで利用してませんが、手軽にモード変更できるだけでも十分使いやすい。
アレクサやGoogleアシスタントなどスマートディスプレイに対応
リビングのテーブルで活用してる「Google Nest Hub」で呼び出すとこんな感じ。
やや画質は落ち、首振り機能は使えないのが弱点になります。個人的には、スマホが使えない時に、補助的に使う感覚です。
▼Amazonアレクサだとこんな感じ。
使い勝手はGoogleと同じ。ズームはできますが、レンズの向きを動かすことはできない。
Synology NASと組み合わせて使える
撮影した動画が、クラウドに保存されることはない。
基本的には、SDカード(128GB)を使って、データ保存します。
容量の目安
容量 | 保存可能期間 |
16GB | 36時間(1.5日) |
32GB | 72時間(3日) |
64GB | 144時間(6日) |
128GB | 288時間(12日) |
Amazon限定のTranscendのSDカードで問題なく使えました。
SDカード以外に、撮影したデータをNASに保存することもできます。
NASとは?

ここでは詳しい説明は省きますが、RTSPプロトコルをサポートしているNASで使えて、Synologyでの動作検証済みとのこと。
▼こんな感じでMacBookのデスクトップ上から映像を見ることができた。
NASの豊富なハードディスクが使えるし、アプリの機能も拡張されます。Synologyブランドのエントリー向けNAS「DS220j」はこちら。
Apple HomeKitの対応カメラ
最後になってしまったが、Anker Eufyカメラは、Appleユーザーからの要望の声が高い「Apple HomeKit」に正式対応している。
Apple純正のホームアプリからシームレスにカメラ映像をチェックでき、iPhone・iPad・MacBookユーザーとの相性も良いです。
▼ホームアプリの方が、Eufyアプリより動きや音の遅延が少ない。
ただし、ホームアプリでは定点カメラのような使い方となり、Eufyアプリでは機能が低下します。
- 画質はフルHDまで
- 動作検知ゾーンが無効
- 音声検知が無効
- 呼びかけボイスが無効
- NASストレージが無効
HomeKitカメラとしての利用が目的なら、もっと手頃な価格で手に入る首振りなしのEufyカメラをチェックすべしです。

Anker Eufy 首振りカメラ まとめ
以上、首振りネットワークカメラ「Anker Eufy IndoorCam 2K Pan & Tilt」をレビューしました。
基礎能力が高く、スマートホームに興味のあるAppleユーザーにもおすすめできる1台。それに「呼びかけボイス」など、紹介しきれなかった機能もあるほど多機能でした。
良い点はココ
- 映像がはっきり綺麗
- 人工知能が搭載
- 自動追尾で逃さない
- サムネイル付きで通知
- 警戒モード切替が手軽
- スマートディスプレイ対応
- NASで管理ができる
- Apple HomeKit対応
注意点はココ
- プッシュトークが使いづらい
- スマートディスプレイやNAS連携では画質が落ち、首振りできない
- HomeKit有効化で機能が制限される
ネットカメラ購入前の参考になれば幸いです。