どうも、CHASUKEです。
Nokiaから発売されたSleepセンサー『スマート睡眠パッド』を使って、ベッドをスマート化してみました。スマートウォッチ無しで睡眠ログが取れちゃう凄いやつです。
マットレスの下に睡眠パッドを敷いておくだけで、センサーが自動で睡眠記録を取ってくれます。僕のようなログマニアにとったら、それだけでも面白いのだが、その結果をもとに100点満点で睡眠の質を評価してくれたり、アドバイスまでくれる。
さらに、IFTTT(イフト)対応により「布団に入る」「布団を出る」という動作を検知して、電気を消したり付けたりといった、ホームオートメーションが実現できる。まさに、ベッドIoTだコレ。
購入前は疑問の多かった製品でしたので、実際に購入して試してみました。とりあえず、開封設置して、一晩寝てみたので所感を含めレビューしてみます。
では、いってみましょう♪
睡眠サイクルを可視化できる『Nokia Sleep』
品薄状態だったが、なんとか購入できた!!
アンボックス(開封)
パッケージには「Sleep Sensing & Home Automation Pad」と記載されてた。
▼中箱に高級感が漂う。
蓋がマグネット仕様となっており固定されています。
▼センサーパッド登場。肌触りの良い感じです。
左側の箱には、USB変換アダプタのみが収納されてました。
▼パッケージ内容をチェックしていきます。
- 睡眠センサー本体
- USBケーブル(本体付属)
- USB電源アダプタ
本体は『長さ63.7 × 幅19cm』の長細いパッドです。USBケーブルは、柔軟性のある高耐久ナイロン素材で、ケーブル長は『約240cm』あります。
▼USBケーブルが伸びている先に、処理装置があります。
センサーパッドの端に処理装置があり、残りはエアープラダーと呼ばれる空気がたまる構造になっている。初期設定すると、ここに空気が入ってパンパンに膨らむ。
▼処理装置がある場所は、結構分厚くて硬いです。
ベッド外側に処理装置が設置されるため、寝転んでも体に当たる心配はない。
ベッドに設置
実際に、我が家のベッドで試してみた。ダブルベッド。
このベッドとマットレスの間にセンサーパッドを敷くだけ。ちなみにマットレスの厚さは10〜40cmのものに対応しているとのこと。
▼ベッドフレームはこんな感じになっています。
ちなみに、この黒すのこベッドは、Armonia『SALONE 1400』という140cmローベッドです。通気性が良くてお気に入り。
▼ちょうど寝たときにセンサーパッドが胸の位置になるようにセットします。
ベッドフレームがツルツル滑るので、100円均一とかで売ってる滑り止めを敷いた。これでズレる心配はなくなった。
ダブルベッドで睡眠パッドを敷いて、ベッド半分くらいまでセンシングが可能。当然だが、パッド上で寝た人の睡眠ログしかとれないので、2人分のログが欲しければ、2台購入して並べる必要がある。
アプリで初期設定
初期設定は、下記の専用アプリで行います。
アプリ初回起動の場合、アカウント登録が必要です。
僕の場合、同アプリで管理できるスマート体重計『Smart Body Analyzer』を使っているため、会員登録は特に不要だった。
▼現在は、新モデル『Nokia Body Cardio』
初期設定はアプリに従って操作すれば、初期設定が簡単に完了するはずなのだが、、、そんなうまくは行かなかった。WiFi設定で少しハマったので共有しておきます。
▼スマホをBluetoothオンにした状態で、睡眠パッドに近づきペアリングします。
▼続いて、問題のWiFi設定です。
対応している2.4GHzのSSIDを選び、WiFiパスワードを入力後、自動設定で確定したのだが、、
▼これ何度やっても「HTTPエラー」と「DNSエラー」のどちらかになってしまう。うげー。
途方に暮れそうになったのですが、NOKIAの公式Q&Aページで同じような事象の解決策を発見。→それがこちら
ここに記載してある通り、手動設定を実施。
▼iPhoneであれば、WiFi設定から接続するネットワークの構成を確認し、手動設定項目に入力していきましょう。
IPアドレス | 第3オクテットまでWiFi設定と同じ 第4オクテットは「250」を設定 |
---|---|
サブネットマスク | WiFi設定と同じ |
ルーター | WiFi設定と同じ |
DNS | 8.8.8.8 |
これで上手く行くと思ったのですが、またもやHTTPエラーが発生。。。
結局、ルーター設定を見直したところ、DHCPのIP降り出しが第4オクテット「100」までとなってて設定できてなかったのが原因でした。しょぼ。
何はともあれ、これでWiFi設定は完了!!
▼その後、端末調整(キャリブレーション)が自動で行われ、無事に設定が完了しました♪
無事にアプリ『Health Mate』のマイデバイスに追加されてますね♪
睡眠パッドを敷いて寝た結果
とりあえず、どんなものか試してみました。
IFTTTの動作チェック
スマート睡眠パッドは、IFTTT対応機器のため、以下のIFTTTアプレットの実験もかねて寝てみた。「Nokia Sleep」というIFTTTチャンネルで利用できます。(※IFTTTの利用方法はこちら参照)
- 布団に入ったら、LINEで通知する
- 布団から出たら、LINEで通知する
▼一晩寝てみた結果がこちら
まずは、IFTTTの動作確認ですが、布団の出入り時のタイミングで、ちゃんとLINE通知がきてますねー。よく見ると3:53あたりに同時刻にLINE通知がある。センサーパッドから外れるとこうなります。寝相の問題w
睡眠分析の結果をチェック
睡眠スコアは「81/100点」でした。すげー優秀だな!!
画像左では、「起きている状態」「深い眠り」「浅い眠り」「とても浅い眠り(※レム睡眠)」といった睡眠サイクルが可視化されます。棒グラフをタップして時間帯を確認可能。
睡眠前後に、布団の中でスマホをイジっている時に、どう判定されるかチェックしてみた。結果は、睡眠前は「0:32〜0:42」までスマホをイジってたので、「起きている状態」でちゃんと判定されてた。反対に、起床後は、「7:15〜7:25」までスマホをイジってたが、ここでは「浅い眠り」と判定されてしまった。あまり動かずにスマホをイジってると誤判定されるかもです。
試しに身体を動かし気味にスマホいじりをしたところ、「起きている状態」として記録されてました。やはり、イジり方です。
睡眠記録について、各項目の詳細に確認したり、アドバイスがもらえます。下記のように、「いびき」や「心拍数」までも可視化されてて面白いですねー。
「今日は深い眠りで沢山回復したなー!!」とか「今日は浅い眠りが多かったので疲れやすい」など自分の睡眠を毎日振り返ることが可能になった。
睡眠スコアとアドバイスについて
こんな感じに週間や月間でスコア一覧を見ることができる。
平均スコアそんなに良くないなぁ〜。
睡眠スコアが89点だった7月2日がどうなってたかチェックしてみた。
睡眠スコアを伸ばすためには、画像右にある6項目を改善すれば良い。これを常に意識していれば睡眠マスターになれるのです♪
睡眠時間と深さ
他の方法で補うことができない「睡眠時間」は最も重要なパラメータのようだ。7〜9時間を目指すと高得点となる。
睡眠の「深さ」は2番目に重要なパラメータ。レム(深い)睡眠が約20%、ノンレム(浅い)睡眠が25%の割合が良いようだが、コレばかりはどうにも自分で操作できないw
規則性と中断
規則的な就寝と起床は、睡眠の質に大きく影響するようだ。できるだけ前日とズレのない時間帯をキープするのが大事。
中断に関して、ごく短い中断は考慮されないが、途中で目が冷めてしまいスマホなどをいじる行為は、睡眠サイクルがリセットされてしまうので、絶対にNGです。
眠るまで、起きるまでの時間
この2つのパラメータは、短ければ短いほど良い。だが、どうしてもベッドでだらだらスマホをいじるのがやめられない。このあたりは、アドバイスにも書いてあるように考え方を変えていく必要がありそうだ。
こんな感じで各項目でアドバイスがあるので、睡眠による健康を考えるきっかけになる^^
最後に
スマート睡眠パッドで、我が家のベッドを簡単にスマート化できました。睡眠記録を毎日確認して、睡眠から健康状態を維持する考え方が生まれた。
この製品の面白さの一つに、自動化サービス「IFTTT」利用がある。これを上手く使えば、布団に入ったら「照明を消す」や「玄関をロックする」といったスマートな生活が実現できる。また、サーバーアクセス用のAPIも公開されているようだ。今度試してみようかな。
僕は「Apple Watch」でも睡眠ログを取っているが、これに慣れない人も多いみたい。スマート睡眠パッドなら、腕にストレスを与えることなく、気軽に睡眠記録が取れるのでオススメだ。興味を持った方はチェックしてみるべし。
それではまた。