どうも、CHASUKEです。
毎日持ち運ぶモバイルバッテリーは複数所持してますが、今まで災害時に役立つ大容量バッテリーは持っていませんでした。

ということで、大容量バッテリー(ポータブル電源)を購入しました。
同様な製品は多く迷ったのですが、信頼・デザイン、そして求める能力を満たしていたAnker社の「PowerHouse(パワーハウス)」を選びました。スタイリッシュで、そこらに置いてあってもカッコ悪くありません。
買ったばかりで耐久性は未知ですが、今のところ大満足なのでレビューしてみます。また、新モデルのPowerHouse200やSmartTap社のPowerArQと迷ったので比較してます。
今回の大容量バッテリーは災害に備えて購入しましたが、庭でバーベキュー、車中泊といったイベントでも活躍する予定。購入検討されている方の参考になれば幸いです。
美しい外観のPowerHouse
重量4.2kgの『PowerHouse』が到着です。めちゃめちゃ重い。
パッケージ内容がコチラ
やっぱりカッコいいですねー。
箱の中には、本体や取扱説明書の他に以下の付属品が揃ってます。
- ACアダプタ(304cm)
- Micro USBケーブル(60cm)
- DCケーブル
本体には18ヵ月(1年半)の保証が付いてます。「期限過ぎて保証が効かない」とハズレを引いて泣かないように。
ココに注意
災害用に保管する人は、最初は大丈夫でも期限が近づいたら必ず動作確認しましょう
スタイリッシュな本体
僕は製品を選ぶときに、性能はもちろん、デザイン性も大事にしてます。愛着が湧くからね。
PowerHouseは高級感のあるアルミニウム仕上げのボティに、ブラックのマスクで僕好み。そこらに放置してもカッコいいですね。
シガーソケットは穴が丸見え。ゴム蓋があれば言うことないのに..。
▼ポータブル電源ということで、持ち運びに便利な取っ手があります。これは使わないときは奥に倒しておけます。
取っ手はゴム製で握りやすく加工されてるものの、約4.2kgはさすがに重い。長く持ち歩く用途にはキツそうだ。

1%刻みで電池残量をチェック
出力端子の上部にあるボタンを押すと「ピッ」と通電する。無駄に放電を防げる設計が良いですね。でも使い終わっても自動で解除されないので注意です。出力端子の下部にあるLEDインジケータが青に点灯するのに加え、ディスプレイから12V・USB・ACの通電確認ができる。
そして何より、電池マークと電池残量(%)が直感的で非常に見やすい。本体充電時や、消費中は数字が1%刻みでリアルタイムに増減します。

PowerHouseスペック「434Wh / 120,600mAh」
本体サイズ「約200 × 145 × 165(mm)」ですが、ポータブル電源としてはコンパクト。中身は12,0600mhA分のリチウムバッテリーが搭載されています。
【容量434Wh】3種類の出力方法
見ての通りですが、出力端子は以下の3種類が使えます。
- シガーソケット
- USB-Aタイプ(4ポート)
- ACコンセント
今回購入したPowerHouseは、容量434Whです。
容量434Whとは、電圧[V]×電流[A]で計算する消費電力[W]が434Wの電化製品を1時間使い続けることができるという意味です。(※変換効率もあるので、これは理論上の数値)
しかしながら、PowerHouseで利用できる電力上限は120Wまでです。僕はPCやモバイル関連、非常用ライトに使う予定なので問題なし。購入前に使う予定の消費電力をチェックしておきましょう!

また、同時出力にも注意が必要です。
3種類の端子ブロックで使える消費電力に以下の通り制限があります。

- シガーソケット → 120W
- USB-A → 30W
- ACコンセント → 120W
その上で製品カタログには「同時利用は合計で最大120W」とあります。
例えば、ACコンセントでノートPC、USBで複数のスマホを充電が可能です。
この場合、僕のMacBook ProがAC65W、iPhoneは最大で10Wなので、合計75Wで余裕でした。合計120Wを超える電気供給はできません。
▼それぞれを計測してみるとこんな感じした。
停電時にエアコンの利用はできないけど、夏場は扇風機、冬場は電気毛布などが十分使えます。小さめなテレビや冷蔵庫もイケますよ!
容量120,600mAhでiPhone40回分
バッテリー容量は120,600mAh。
20000mAhのモバイルバッテリーと聞くとデカいイメージですが、これが6個分。
USB端子でiPhone7(バッテリー容量1,960mAh)をゼロからフル充電してみたところ、2%消費のみでした。
12,0600mAh ÷ 1,960mAh = 61.53回
バッテリー容量の違いや充電効率を考えても、PowerHouse1台あれば40回分(40台分)スマホ充電が可能です。

災害時にスマホが使えない最悪の状況は防げます。安心です。
ちなにみ、USBポートはAnker独自のpowerIQ1.0規格(最大12W)に対応。最新規格はpowerIQ2.0(MAX18W)ですが、僕のUSB充電の用途としてはiPhone(2A)やiPad(2.4A)なので、USBによる急速充電で影響はありません。
Android端末で急速充電したいなら要注意ですね。
本体フル充電に9時間かかった
入力は付属のACアダプタで充電します。
充電を使い切ると「ピーピーピー」といった感じの音がして、出力ボタンが押せなくなった。
この状態で、PowerHouse本体を充電開始させたところ、、、
フル充電100%になるまで約9時間ちょっとかかりました。
12万mAhなので相当な時間を覚悟してましたが、ACアダプタで充電しているため思ったより充電が早く完了して驚いた。
他の製品との比較
購入時に迷った大容量バッテリー・ポータブル電源が、最新モデルのPowerHouse2と見た目がクールなSmartTapです。

Anker PowerHouse 200

2019年3月に発売されたばかりのAnker社の新モデル「PowerHouse200」です。
こちらのデザインも洗練されてますが、PowerHouseのアルミボディの方が重厚感があり僕的には好みでした。
▼スペックの比較は次の通り。
製品名 | PowerHouse | PowerHouse 200 |
---|---|---|
価格 Amazon.co.jp | 49,800円 | 39,800円 |
サイズ | 約200×145×165(mm) | 約190×138×118(mm) |
重さ | 約4.2kg | 約2.7kg |
定格容量 | 120,600mAh | 57600mAh |
定格エネルギー | 434Wh | 213Wh |
出力端子 | ・シガーソケット ・USB-A(4ポート) ・ACコンセント | ・シガーソケット ・USB-C(PD) ・USB-A(2ポート) ・ACコンセント |
最大AC (同時使用) | 120W | 100W |
USB出力 | ・USB-A:5V/2.4A ※最大30Wまで | ・USB-C: 5V/3A,9V/3A,15V/2A,20V/1.5A ・USB-A:5V/3A ※最大30Wまで |
新モデルは全体的に小型化され、使用用途がキャンプやアウトドアを想定した持ち運びやすいモデルとなっています。
出力端子に、USB PD(USB-C)が加わっており魅力を感じましたが、シガーソケットに以下の「Anker PowerDrive Speed+」を使うことで、同じようにUSB PD充電(30Wまで)が可能になります。また、シガーソケットを使うので、USBポートの拡張にもなりますね。
▼合わせて持っておきたい。
アウトドアや車中泊でも使うかもですが、僕の使用用途としては、あくまでメインは災害の備え。容量がPowerHouseの半分は辛いので、PowerHouse200は選択肢は外しました。
PowerHouseは1万円OFFクーポン(2019/5/13現在)が付いているため、同価格です。容量が大きい分お得感があります。
SmartTap PowerArQ

続いて、めっちゃ迷ったのがこちら。SmartTap社の「PowerArQ(パワーアーク)」です。
こちらが気になったポイントが、デザインと性能です。
実機を見てないので、正確性に欠けますが、お洒落で可愛さを合わせ持ったデザインです。少し取っ手が邪魔くさそうですが、デザインだけなら僕的にはPowerArQのが好きかも。
▼スペックの比較は次の通り。
製品名 | PowerHouse | PowerArQ |
---|---|---|
価格 Amazon.co.jp | 49,800円 | 64,800円 |
サイズ | 約200×145×165(mm) | 約300×193×242(mm) |
重さ | 約4.2kg | 約6.0kg |
動作温度 | -10〜40℃ | -10〜40℃ |
定格容量 | 120,600mAh | 174,000mAh |
定格エネルギー | 434Wh | 626Wh |
出力端子 | ・シガーソケット ・USB-A(4ポート) ・ACコンセント | ・シガーソケット ・USB-A(3ポート) ・ACコンセント |
最大AC (同時使用) | 120W | 300W |
USB出力 | ・USB-A×4口:5V/2.4A ※最大30Wまで | ・USB-A×1口:5V/2.4A ・USB-A×2口:5V/1A |
LEDライト有無 | なし | あり |
バッテリー容量は174,000mAh、そして最大ACが300Wとズバ抜けた性能に驚いた。それにLEDライトが装備されてるのも良い。
しかしながら、USB端子が3ポートと少なく、2.4A出力が1ポートのみなのは物足りない。容量や最大出力は申し分ないですが、僕の用途では300W出力は不要です。容量は大きいに越したことはないが、6kgは持ち上がりませんw
使い道を考えた結果、信頼のAnkerを選びました。
PowerHouseには1万円OFFクーポン(2019/5/13現在)が付いているため、PowerArQよりも2.5万円安いです。
PowerArQがLEDライト付きなのが羨ましかったのですが、今やダイソーに行けばUSB電源のLEDライトが100円で購入できる時代です。
これモバイルバッテリーでも使えるので持っておくと役立ちます。
最後に
Anker社の超大容量バッテリー・ポータブル電源『PowerHouse(パワーハウス)』を購入してみました。早く買わなきゃとは思ってたので、1台お家に置けて安心してます。
バッテリー容量12万mAhで4万円。
この前、ハウスメーカーで太陽光に接続するための蓄電池の見積もりをとったのですが、クソ高いんですよね。できることは全然違うものの、それと比べちゃうと安いもんです。
▼まとめるとこんな感じ。
まとめ
- スタイリッシュなデザイン
- 電池残量を1%刻みで画面表示
- なんとか持ち運びができる4.2kg
- iPhone40回分のバッテリー容量
- 最大ACは120Wが利用可能
- 最大2.4AのUSB端子が4つ
このPowerHouseは別売りの60Wソーラーパネルで充電ができます。
「これで充電できたら電気代タダじゃん」なんて夢を抱いきながら購入してみました。大災害に備えての購入ですが、事前にどれほど使えるのかチェックする予定。あまり期待してませんが、この結果は次回また!
それではまた。