どうも、CHASUKEです。
キャンプや車中泊、災害時に役立つがポータブル電源。1台は持っておきたいアイテムです。
今までのポータブル電源と言えば、無骨でずっしりしたデザインが多いイメージでした。だが、そんな常識を覆すお洒落さで普段使いしたくなるポータブル電源が登場しました。
それが今回紹介する「PowerStudio」です。
最小・最軽量のPD100w充電器「Omnia」を展開する、AUKEY製のポータブル電源です。
定格出力400Wでガチなポータブル電源には劣るが、3.6kgと子供でも持てる軽さに加え、iPhoneを23回分充電できるバッテリー容量297Whを持つ実用性バリバリなポータブル電源です。
現在Makuakeにて、支援を募集中の製品ですが、メーカー様よりサンプル機を少しだけお借りすることができました。
ということで本記事は、実用性の高いお洒落なポータブル電源「AUKEY PowerStudio」をレビューしていきます。
PowerStudio デザイン・サイズ感
とにかくお洒落な見た目のAUKEY PowerStudioですが、大容量297Wh・高出力400Wに対応。まさに、デザインと実用性を兼ね揃えたポータブル電源となっています。
丸みのある可愛らしいフォルムで、表面はつるっとした外観をしています。
サイズは「15.6×26.2×16.0cm」で、重さは3.6kgになってます。手に持つとこんな感じ。
ちょうどA4用紙の上に収まるサイズ。コンパクトで省スペースです。
上から横からの見た目はこんな感じ。
カラーは「レトロブルー」と「クラシックグレー」の2色が選べます。
今回お借りしたのはレトロブルーですが、生活空間に馴染む絶妙に良い色だった。
持ち手は、牛革ベルトで手に馴染みます。
また、所々にある金色のパーツがアクセサリのように高級感を醸し出します。
▼背面には「PowerStudio」という文字。
底面には滑り止めのゴム足があるので、床が傷つく心配もない。
IN/OUTのスペックと、安全認証であるPSEマークはここに有ります。
付属品には、PowerStudioを充電するためのケーブルが同梱されています。
付属品
- AC充電ケーブル
- シガーソケット充電ケーブル
- ガジェットポーチ
▼ガジェットポーチがこれまたシャレてる。
いざと言うときに失くしがちな、ケーブル類もこれで安心です。持ち歩きにも便利。
PowerStudio 多彩な出力インターフェース
PowerSduioには、完全正弦波のACコンセントが2つ。それ以外に、USBやDCポートと多くのインターフェースが備わっています。
各ポートの最大出力
- USB-C ×2:出力100W
- 急速充電USB-A ×2:出力12W
- USB-Aポート ×2:出力18W
- DC出力ポート:出力96W
- 車用出力ポート:出力120W
PowerStudio 使い方
PowerStudioの使い方を紹介していきます。
ボタンを押して挿し込むだけ
正面パネルは、AC/USB/DC/LEDと各セクションに分かれており、利用する箇所のボタンを押してから利用します。
▼例えば、ACプラグを使うならここ。
これでACが有効になり、給電が開始されます。
▼給電・充電中は搭載された液晶に出力ワット数が表示されます。
▼表示内容は下記の通り。
入力・出力ワット数、有効ポート、バッテリー残量、アラート情報が一目で確認することができる。
緊急時に役立つLED照明
LEDセクションのボタンを押すと、懐中電灯の代わりになります。押すたびに点灯パターンを変化させることができます。
点灯パターン
- 1回目:常時点灯
- 2回目:SOS点滅
- 3回目:注意喚起点滅
SOS点滅とは、遭難信号のSOSを意味し、「・・・ --- ・・・」(トトトツーツーツートトト)のリズムで点滅します。
さまざまな充電方法
大容量なポータブル電源ですが、最速2.5時間でフル充電することが可能です。
本体の充電方法
- USB-C充電器(100W):3時間
- ソーラーパネル(100W):5時間
- コンセント(60W):3時間
- シガーソケット(48W):7時間
USB-C充電器やソーラーパネルは別売りオプションとなるが、多彩な充電方法が用意されているのは嬉しいこと。
この中で手軽でおすすめなのが、オプションにある「100W GaN充電器」を使ったUSB-C充電。これだけで100Wの高速充電ができます。
さらにAC電源と組み合わせれば、100+60Wで最速2.5時間で充電が可能とのこと。
PowerStudioは充電しながら、他デバイスへも充電できる「パススルー」に対応しています。
▼液晶の表示はこうなる。
車の中ではシガーソケットで充電しながら、コンセントを使うこともできて便利です。
PowerStudio 普段使いしたくなるポータブル電源
PowerStudioが1台あれば、パワフルに9台以上のデバイスを同時充電できます。
それでいて、無駄に使いたくなるほど可愛くてお洒落なデザイン。省スペースなA4サイズで実用性も抜群です。
近くにコンセントが無くて諦めてた場所でも、これがあれば問題ない。最近、4Kプロジェクターを購入したのですが、屋根裏でも楽しめます。
ちなみに、上のプロジェクターは消費電力が93Wとなってます。
PowerStudioのバッテリー容量は297Whですので、フル充電してあれば、297Wh÷93W=約3.2時間使える計算になります。
9台以上のデバイスを同時給電
複数台 のデバイスに同時給電できます。
▼注意したいのが、縦並びのACコンセント。
見ての通り、MacBook Proなどの電源アダプタをそのまま付けると、もう1口が潰れてしまう。
▼これは短い延長ケーブルで問題なく解消した。
MacBook Pro 2台で175wです。まだ半分以上の余力があります。
8台のデバイスを接続して、同時に給電できることを確認しました。
これでもまだ220W程度。PCやスマホなどだけなら出力上限を超えることは無さそう。
充電回数・使用時間の目安
- テレビ:4時間
- 電気毛布:3.5時間
- 扇風機:5時間
- LEDライト:53時間
- 任天堂スイッチ:16回
- iPhone 11 Pro:23回
- iPad mini:14回
- MacBook Air:5回
USB-Cは1ポートのみ
MacBook・iPad Pro・Nintendo Switchなど最近のデバイスは、USB-CによるPD充電が基本となってきている。
スペック時点から薄々感じてはいたが、使ってみて思ったのが、USB-Cが1ポートは少ないという点。入出力兼用なので、充電中は使えなくなってしまう。
▼PD対応のカーチャージャーを使って、USB-Cポートを増やすことができた。
見た目が悪いが、USB-Cデバイスが多い人は、少し工夫が必要となる。
PowerStudio レビューまとめ
以上、ポータブル電源「AUKEY PowerStudio」をレビューしました。
所有欲を満たすお洒落で可愛いデザインで、無駄に使いたくなるほどのポータブル電源でした。また、USB-Cが1ポートではあるが、十分な機能と性能で抜群の実用性を感じました。
その他、BMS(バッテリーマネジメントシステム)搭載で、安全性能も問題なし。2年間の保証付きなので安心できます。
キャンプや車中泊、災害時の備えとして、近くに置いておきたい1台です。ポータブル電源をまだ持っていない人、特にデザインにこだわりたい人におすすめです。