どうも、CHASUKEです。
「MacBookの画面でSwitchがしたい。」
実は、ゲーム機の映像や音声をPCに取り込む「キャプチャーボード」という機器を使えば、MacBookの画面でSwitchができます。
しかし、一般的な機器では、遅延やPCへの高負荷が生じてしまいます。そのため、動きの早いゲームをするには、厳しい現状があります。
そんな状況の中、
ノートPCの画面を使って、Switchを楽しむことに特化したキャプチャーボード「GENKI ShadowCast」が登場しました。
このデバイスの最大の特長が、低遅延(0.02秒以下)でゲームが楽しめるところ。専用アプリを使って、難しい設定無しでマイク実況や録画も可能となります。

ということで本記事では、低遅延でノートPCでゲームができるHDMIキャプチャーボード「GENKI ShadowCast」の使い方や、実際に使ってみた感想を書いていきます。
▼海外クラファン、Makuakeでも大成功したアイテムです。

本記事は商品提供をいただき、レビュー記事を作成しております
「GENKI ShadowCast」の概要・他のキャプチャーボードとの違い
GENKI ShadowCastは、冒頭でも書いた通り、ノートPCでSwitchを楽しむために開発されたHDMIキャプチャーボード。
以前、当ブログでも紹介した超小型Switchドック「GENKI Dock」と同じ会社のデバイスです。
一般的なキャプチャーボードとの違い
- 小型・軽量で持ち運びできる
- 専用アプリで簡単にゲーム&録画ができる
- 20ms以下の低遅延で快適に遊べる

持ち運びできる小型・軽量設計
ShadowCastは、USB-CポートとHDMI端子を合わせ持った小型デバイス。
サイズは2.5×5.2×0.9cmで、重さはたったの10gです。
Switchドックの中に収まる薄型サイズであり、小型Switchドック「GENKI Dock」と併用すれば、ノートPCと持ち運んで使うこともできます。

専用アプリで快適にゲーム&録画ができる
ShadowCastなら専用アプリ「Genki Arcade」を使って、ノートPCにゲームを映せます。上の画像のようにゲームを開始できます。
専用アプリ以外にも、「OBS Studio」「Streamlabas OBS」「XSplit」といった人気ソフトでも使うことができます。
Genki Arcadeは、Apple Silicon「M1」とIntelプロセッサの両方に対応したMacアプリと、Windowsアプリ、Chromeアプリが用意されてます。
また、難しい設定はなく、ストアからインストールして起動するだけで使えます。詳しくは後ほどですが、ボタン1つでスクショや画面の録画を開始できます。

20ms以下の低遅延で快適に遊べる
ShadowCastとGenki Arcadeを組み合わせれば、低負荷・低遅延でゲームが楽しめます。
下記の検証画像では、HDMIスプリッターを使って、実際どれだけの遅延があるか検証しています。

1回目(左)|2回目(右)
結果は、ノートPCとモニターの時間を見ると、差は約20ミリ秒(0.02秒)となってます。
続いて、OBS Studioアプリでの検証がこちら。
画像が荒く見づらいですが、OBS Studioよりも50ミリ秒遅延が少なく、PC負荷(CPU使用率)は1/3未満とのことです。

「GENKI ShadowCast」の外観と付属品
GENKI ShadowCastのパッケージがこちら。
▼本体がとにかく小さい。薄い。
HDMIドングルにUSB-Cポートを備えます。
通電するとLEDが白く光るのみで、ボタンなどは一切なしのデザインです。
▼サイズはSwitchドックに収まる2.5×5.2×0.9cmで、重さはたったの10gです。

▼付属品はこんな感じ
付属品
- ShadowCast
- USB-Cケーブル(1.8m)
- 取扱説明書(日本語)
- ステッカー
みなさまに届く製品版では、上記に加え「USB-C to USB-A変換アダプタ 」も同梱されるとのこと。
▼マニュアルには、日本語で使い方が載ってます。

「GENKI ShadowCast」をMacBookで試してみた!
画面の大きい「MacBook Pro 16"」で、GENKI ShadowCastを使って、スマブラで遊んでみました。
これなら大人数でも並んでゲームが楽しめそう。
ShadowCastの専用アプリ「Genki Arcade」では、2つの解像度を選択してゲームができます。
- 720P/60FPS(動作優先モード)
- 1080P/30FPS(解像度優先モード)

使い方(接続/機能・設定)はめちゃくちゃ簡単
接続方法をチェック
ShadowCastの接続手順
- PCにGenki Arcadeをインストール
- ノートPCとSwitchドックを接続
- Genki Arcadeを起動

まず、公式サイトからキャプチャーアプリ「Genki Arcade」をPCにインストールします。
ポチポチっとして完了です。
続いて、MacBookとSwitchドックを繋いでいきます。
付属のUSB-Cケーブルで、MacBookとShadowCastを繋いで、
SwichドックのHDMIポートに挿し込みます。こんな感じ。
薄型設計なので、Switchドックの蓋を閉めても干渉しません。
▼Genki Arcadeアプリを開くと、専用のウィンドウが立ち上がります。
ウィンドウを最大化すれば、全画面にもできます。他のアプリと並べて使うこともできます。
そして、ドックにSwitchを挿し込むと、、、
おおぉ。簡単に映っちゃいましたね。
ちなみに、Switchドックの代わりに「GENKI Dock」を使うともっと身軽になれます。
詳しくは「【レビュー】持ち運びしやすい超小型Switchドック『GENKI Dock』を使ってみた!」をご覧ください。

機能と設定をチェック
左にカーソルを合わせると、設定が表示されます。
Genki Arcadeの4つの機能
- 設定メニュー表示
- ゲーム画面のスクショ
- (録画時)マイクON・OFF
- ゲーム画面の録画
設定メニュー表示では、動作モードやマイク選択、録画ファイルの保存場所などを変更できます。

動作優先モードで使ってみた
動作優先モード(解像度:720P/60FPS)で、動きの早いスマブラをやってみましたが、遅延は全く感じませんでした。
16インチと大きめの画面ですが、動作優先の画質でもボケを感じず綺麗な映像で楽しめます。
また、ゲームサウンドはノートPC出力となるので、ワイヤレスイヤホンを使って快適にゲームが楽しるのも良いと思った。
▼約2分あるので、サラッとご覧ください。

次に、AirPodsを耳に装着し、録画とマイクをONにして撮影してみましたが、こちらもばっちり。
YouTuberっぽくゲーム実況をした録画ファイルが、mp4形式で指定フォルダに保存されてました。
声もクリアですので、お手軽に撮影するなら、これで十分に思えるほど感動しました。

解像度優先モードで使ってみた
続いて、解像度優先モード(解像度:1080P/30FPS)で、スマブラをやってみました。
こちらの場合、残念ながらゲーム中に少し違和感を感じました。全く無理なわけではないが、たまに操作が重く感じたりで、テンポやタイミングがズレる感じです。
動きが早くない「どうぶつの森」とかのゲームであれば、全く問題ないです。

隠しコマンドによる裏メニューが使える!
なんと、Genki Arcadeアプリでは、隠しコマンドによる「裏メニュー」が存在する。
面白い機能でしたので、最後に紹介します。
その、隠しコマンドというのが、有名なコナミコマンド「↑↑↓↓←→←→BA」です。
これをキーボードから入力すると、、、
ずらっと表示された!
なんと、解像度とフレームレートが自由に選べるようになります。
あまり実用的ではないですが、1080P/60FPSを選択することができるようになった。

「GENKI ShadowCast」のレビューまとめ
以上、小型で軽量のHDMIキャプチャーボード「GENKI ShadowCast」を試してみました。
さすが、ノートPCでSwitchをするために開発されただけあり、たしかに設定簡単・低遅延で遊べるデバイスでした。
「常に持ち歩いてるMacBookでSwitchがしたい」「書斎のiMacでSwitchがしたい」「Switchに使えるテレビやモニターがない」という人におすすめしたいアイテムでした。
また、既にGENKI Dockを持っている人であれば、気軽に持ち運んで遊ぶこともできるので、特におすすめです。
▼Shadowcastと一緒にあると便利なGENKI Dockはこちら。
小型ドック比較記事も参考に