どうも、CHASUKEです。
以前に、Thunderbolt3ドッキングステーション「Belkin Thunderbolt3 Dock Pro」を紹介しました。最強クラスのドックでしたが、約2.7万円と手軽に試せる価格ではなかった。それに、大きく重いAC電源の扱いも大変でした。
そんな中、Dock Proのお手頃版とも言えるThunderbolt3ドック「Belkin Thunderbolt3 Dock Core」が登場しました。
▼主な特徴がこちら。
Thunderbolt3 Dock Core の特徴
- コンパクトなスクエア型
- AC電源不要で使える
- USB PDで60W給電が可能
- Mac・Winどちらでも使える
- ケーブル1本で7ポート拡張
- USB3.1 Gen2(最大10Gbps)
- デュアル4K60Hzに対応
AC電源なしでポータブルThunderbolt3ドックとして使えるのが最大の特徴です。コンパクトなので外出先でも持ち運び利用できるアイテム。
ということで本記事では、AC電源不要で使えるThunderbolt3ドック「Thunderbolt3 Dock Core」をレビューしていきます。
ポータブルThunderbolt3ドックをお探しの人、Dock Coreの購入検討してる人の参考になれば幸いです。
本記事は商品をお借りし、レビュー記事を作成しております
Belkin Thunderbolt3 Dock Core の外観・インターフェース
外観・サイズ感
Thunderbolt3 Dock Coreの外観やサイズ感を紹介していきます。
コンパクトでスクエア型(10cm×10cm×3cm)のドッキングステーションで、約20cmのThunderbolt3ケーブルが直付されています。
▼表面は金属製ではなく、マット加工されたプラスチック素材。約214gと軽量です。
シンプルな見た目ながら、上部と下部に排気口があり、排熱が考慮された作りをしています。
▼iPhone12 Proと比較したサイズ感がこちら。
天辺には、ロゴとLEDステータスがあります。
▼底面は、四隅がしっかり滑り止め加工されてます。
搭載インターフェース
▼上記の番号順に並べてみます。
▼各インターフェース詳細は下記の通り。
1 | Thunderbolt 3ケーブル |
2 | オーディオジャック(入力/出力) USB-A 3.2 Gen 2(10Gbps) USB-A 2.0 |
3 | Displayport(DP 1.4) HDMI(HDMI 2.0) Gigabit Ethernet |
4 | USB-C(PD60W入力のみ) |
全部で7ポート搭載です。
USB-Cポートは、充電のみでデータ転送や画面出力に使えません。60W以上の充電器とつないで、接続デバイスにパススルー給電ができます。
また、SDカードスロットは無いのでご注意を。
Belkin Thunderbolt3 Dock Core の使用感
Belkin Thunderbolt3 Dock Coreを実際に設置して試してみました。
Thunderbolt3が内蔵されたMac/Winのどちらにも対応していますが、今回はMacBook Proで使ってます。
設置してみた
配置するとこんな感じ。
ドックの割には小さな本体で、スペースはそれほど要らない。滑り止めが効いて簡単にズレないのも良い。しかし、全方向に伸びるケーブルがやや気になる。
たった1本のケーブルで周辺機器を一括接続できるのは、ドックを使うメリットですよね。
▼本体から直接生えるケーブルは20cmなので、MacBookの近くに配置する必要があります。
設置の向きは色々と試してみたが、個人的にはHDMIやLANを背面するスタイルで落ち着いた。
▼USB-Aが前面になる配置も試したけど、やはりケーブルがゴチャゴチャして見えてしまうのが残念。
USB3.2 Gen2で高速データ転送
USB-Aは2ポートありますが、USB3.2 Gen2仕様は1ポートのみです。
▼USB3.2対応のポータブルSSDをUSB3.2(左側ポート)につないで、速度テストした結果がこちら。
めちゃめちゃ早いですね。
▼続いて、USB2.0(右側ポート)がこちら。
仕様通りですが、遅いです。
また、iPhoneの充電も可能ですが、実測で2Wと弱めの出力でした。こちらのポートは、キーボードやマウスなどの給電に回した方が良さそう。
デュアル4K60Hzで映像出力
▼映像出力は下記の通り。
- HDMI 2.0(4K60Hz対応)
- DisplayPort 1.4(8K30Hz、5K60Hz、4K60Hz対応)
シングルモニターであれば、最大8K30Hzまで。2端子を使えば、最大4K60Hzまでのデュアルモニター出力が可能です。
残念ながら、ドックにあるUSB-Cは充電専用のため映像出力には使えない。僕が今使ってるPCモニター「DELL U2720QM」はUSB-C出力対応だが、上写真では、HDMIで接続しています。
有線LANで高速通信
普段は、手軽に使えるWi-Fiを利用しがちですが、ドッキングステーションなら有線LANの接続に手間がかかりません。
もちろん通信速度は、爆速でした。
電源不要で持ち運び便利
繰り返しになるが、Dock CoreはACアダプタ不要で使えるThunderbolt3ドックです。
▼2通りの方法で、接続デバイスへ給電します。
ノートPCに接続し、USB-Cからパススルー給電すると、両方のLEDが点灯します。
USB-Cからは最大60Wまでのパススルー給電が可能で、ノートPCへ給電できます。実際に、ワット数を測定するとMacBookへ50Wで給電されてました。残りの10Wは他の機器で使われるようです。
▼パススルー給電なしの状態では、約6Wがドック方向に流れてました。
パススルー給電なしで使っていて気になったのが、クラムシェルモードでの挙動の違い。
MacBookを開いた状態なら、問題なくHDMIで映像出力できるのに、クラムシェルモードでは、映像出力ができない。これは何度か試したが、僕の環境では1度も出来なかった。
DisplayPortやデュアルモニターでは試せていないので、他にも違いがあるかもしれない。
Thunderbolt 3 Dock CoreとDock Proと比較
最後に、Belkin Thunderbolt3 Dock ProとDock Coreをスペック比較していきます。
Dock Pro | Dock Core | |
サイズ | 19.8×8.1×2.5cm | 10×10×3cm |
重さ | 422g | 214g |
AC電源 | 必要(デカい) | 不要 |
PC接続ケーブル | ケーブル別 | 直付ケーブル |
PC給電 | 最大85W | 最大60W |
映像端子 | Thunderbolt3 DisplayPort | HDMI DisplayPort |
映像出力 | シングル:最大8K30Hz デュアル:最大4K60Hz | 同じ |
SDカード | UHS-II ×1 | なし |
USB | USB-A 3.1 Gen2 ×1 USB-C 3.1 Gen2 ×1 USB-A 3.0 ×4 Thunderbolt3 ×2 | USB-A 3.1 Gen2 ×1 USB-A 2.0 ×1 USB-C PD × |
LAN端子 | ギガビット | 同じ |
オーディオ | あり(入力/出力) | 同じ |
対応OS | Mac/Win | 同じ |
Amazon価格 2020/11/16時点 | 27,364円 | 12,355円 |
Belkin Thunderbolt3 Dock Core のまとめ
以上、ドッキングステーション「Belkin Thunderbolt3 Dock Core」をレビューしました。
▼再度、特徴のおさらいです。
Thunderbolt3 Dock Core
- コンパクトなスクエア型
- AC電源不要で使える
- USB PDで60W給電が可能
- Mac・Winどちらでも使える
- ケーブル1本で7ポート拡張
- USB3.1 Gen2(最大10Gbps)
- デュアル4K60Hzに対応
搭載ポートこそ、7つで少なめですが、手頃な価格と持ち運びやすさが魅力の1台。利用用途がバチッと合った人向けです。
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