どうも、CHASUKEです。
本記事では、以前紹介した屋外カメラ「Tapo C310」をHomeKit対応させる方法を書きます。
「HomeKitってなに?」という人向けに、簡単にいうと、Apple純正のスマートホーム基盤のこと。HomeKit対応の製品(アクセサリ)は、ホームアプリを使って、あらゆるAppleデバイス上でどこからでも操作することができます。
▼こちらにもツイートしてますが、iPhoneやApple Watchなどカメラの映像がチェックできます。
そういえば、先日の屋外カメラをホームアプリに登録したら、Apple Watchからでも外が見えるようになった⌚️ https://t.co/xS7dX7gdud pic.twitter.com/kBJUgmBrbQ
— CHASUKE@物欲ガジェッター (@chasuke__) May 26, 2021
実は、今回の屋外カメラ「Tapo C310」は正式にHomeKit対応していません。ですが、「Homebridge」という仕組みを利用すれば、あたかも対応しているかのように使えます。今回は、こちらの方法を解説していきます。

HomeKit製品はこちらにまとめてます→「ホームアプリで操作できるHomeKit対応製品まとめ」
HomeKit対応できる「Homebridge」とは?
Homebridgeって?
これを自宅で稼働させ、対応のプラグインを追加します。こうすることで、HomeKitに正式対応していない製品でも、ホームに追加して操作できるようになります。
▼Homebridgeには、ブラウザベースの管理画面が用意されてます。初心者でも使いやすいです。
Homebridgeは、常に稼働させておかなければ、思ったときに家電の操作ができません。ノートPCにも構築できますが、常に自宅で動かし続けるので非現実的です。今回はサーバー用途に適したラズパイを使ってます。
HomeKit対応するために必要なもの
必要なものと言うか、今回使ったものがこちら。
サーバーを常時稼働させるため、ラズパイ(上写真)を使ってます。あとカメラですね。
ラズパイのOSインストールなど初期設定の説明は省きますが、今から購入するならOS入りのSDカードや電源がセットのスターターキットがおすすめです。
NasにHomebridgeを入れる方法もある
Tapo C310をHomeKit対応させる方法
前置きが長くなってしまいましたが、実際に屋外カメラをホームアプリに追加していきます。
- Homebridgeの追加
- プラグインの追加
- ホームアプリへ追加

Homebridgeの追加
ラズパイにHomebridgeをインストールする方法は、こちらの記事を参考にしてください。
これで、ブラウザでのHomebridgeの管理画面「Homebridge UI」が使えるようになります。
Synology NASを使う場合は、こちらの記事「Synology NASにHomebridgeを追加する方法」を参考に!
プラグインの追加
冒頭でも紹介しましたが、Homebridgeの管理画面はこんなイメージ。
上記の「プラグインタブ」からプラグインを追加できます。
今回追加するのは、「Homebrdige Camera Ffmpeg」というもの。RTSPプロトコル対応のネットワークカメラで使えます。
▼検索してインストールします。
▼プラグイン一覧に追加されるので、設定を変更していきます。
設定ボタンを押すと、たくさんの項目が表示されますが、必要なのは3箇所です。
▼こんな感じに入力します。
- Name:屋外カメラ
- Video Source:-i rtsp://username:password@IPaddress:554/stream2
- Enable Audio:ON
Video Sourceにある「username」「password」「IPaddress」は、実際のTapo C310に合わせる必要があります。どれもTapoアプリから設定・確認ができます。
▼「username・password」については、「カメラの高度な設定」からアカウント作成ができます。

▼次にIPアドレスの確認です。カメラの設定から確認できます。
あとはさきほどのコマンドを置き換えて設定し、Homebridgeを再起動します。
ホームアプリへ追加
ここまで来たら、iPhoneのホームアプリにデバイスを追加していきます。
アクセサリ追加から、Homebridge管理画面のQRコードを読み込みします。
そうすると、、、
ブリッジ(Homebridge)と屋外カメラ(Tapo)が追加できるはずです。

ホームアプリの映像をチェック
こんな感じに、庭が見えます。
よく見るとホームアプリの映像は、Tapoアプリより画質がちょい悪です。これはプラグインの画質設定をいじれば改善するかも(まだ試せてない。)

ホームアプリ

Tapoアプリ
それと、Tapoアプリの方が動作が安定していてスムーズな印象でした。
このようにApple WatchやMacBook、iPadからも見えるようになるのがメリットかと思います。

最後に
屋外防止カメラ「TP-Link Tapo C310」をHomeKitに対応させる方法を紹介しました。
今回の方法は、Tapoの別のネットワークカメラにも使えます。すでに製品をお持ちの方や低価格でHomeKitの屋外カメラが欲しい人は、是非試してみてください。
