どうも、CHASUKEです。
ラズベリーパイ4B(メモリ4GB)のスターターキットを購入してみました。

スターターキットとは、ラズパイ起動に必要な電源ケーブル、SDカード等がセットになったもの。ラズパイ4単品の購入も可能だけど、まとめて購入すればトータル価格も抑えられます。
以前、「ABOX ラズベリーパイ3B+セット」を購入し、レビューをしました。
-
【初心者におすすめ】ラズパイ3B+ スターターキットを導入・リモート活用方法
しっかりした外箱にラズパイと付属品が丁寧に収納されており、好印象でした。今回購入したLABISTSのキット品も、調べてみるとABOXと同じ製造元でした。スターターキットはいくつかあったので実績のあるものを選びました。

ということで本記事では、LABISTS ラズベリーパイ4B(メモリ4GBモデル)の開封レビューを書いていきます。
現在、ラズベリーパイを購入検討してる方の参考になれば幸いです。
ラズパイ4Bとは(スペック比較)
Raspberry Piは、シングルボードコンピュータであり、ラズパイ4B(正式:Raspberry Pi 4 Model B)は、旧モデルから大幅に性能がパワーアップしたモデルです。
開封前にのスペックを確認しておきます。
▼ラズパイ4Bとラズパイ3B+(1世代前)の主なスペック比較がこちら。
ラズパイ4B | ラズパイ3B+ | |
SoC | Broadcom BCM2711 | Broadcom BCM2837B0 |
CPU | 4コア/1.5GHz Cortex-A72 | 4コア/1.4GHz Cortex-A53 |
GPU | デュアルコア VideoCore IV 500MHz | デュアルコア VideoCore IV 400MHz |
メモリ | LPDDR4-2400 SDRAM 1GB/2GB/4GB | LPDDR2 SDRAM 1GB |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
有線LAN | ギガビットイーサネット | 最大480Mbpsまで |
Wi-Fi | IEEE 802.11.b/g/n/ac 2.4GHz/5GHz | 同左 |
映像出力 | HDMI Type-D×2 | HDMI Type-A×1 |
電源ポート | USB Type-C(5V3A) | microUSB(5V2.5A) |
USBポート | USB3.0×2 USB2.0×2 | USB2.0×4 |
入出力端子は、上記以外にもGPIOヘッダー(40ピン)、DSI、CSI、3.5mm 4ピンオーディオ・コンポジットビデオ端子が備わってます。HDMI端子は最大4K60pをサポートしており、高解像度な映像を楽しめるようになりました。
必要電源が最低3Aとなっており、USB-C端子に変更されています。これらの形状・配置変更に伴い、これまで互換性のあったラズパイケースが使用できなくなったので注意してください。
また、メモリが「1GB/2GB/4GB」から選べるようになってます。よりPCライクな使い方が可能になりました。

LABISTS ラズパイ4Bセット開封
外箱をパカっと開くと、まず現れたのが赤いパッケージの主役「ラズパイ4B」です。
今回僕が購入したのは、メモリ4GBでSDカードが32GBのセットです。メモリとSDカードのセットで価格が変わるので、自分に必要な組み合わせを選びましょう!
▼パッケージ裏面にシールではありますが、技適マークがありました。
なんか他にもいっぱいマークがありますねー。
▼ラズパイの蓋をとると、下層に付属品がワンサカ入ってます。
どれも丁寧に小包装されており、気持が良いですね。
▼中身を全て取り出すとこんな感じ。
- ラズベリーパイ4B (4GB)
- microSDカード(32GB)
- SDカードリーダー
- USB-C電源アダプタ(5V3A)
- MicroHDMI to HDMIケーブル×2
- ヒートシンク×3
- 冷却ファン
- ラズパイケース(ドライバー付)
- 取扱説明書(日本語)
- 24ヶ月保証

ラズパイ4B(4GB RAM)
紙の箱に、そのまんま入ってます。
▼こちらが「Raspberry Pi 4 Model B 4GB RAM」です。画像をスライドすると、部品名のメモが見えます。


サイズは「88mm × 58mm × 19.5mm」となってます。
▼LAN端子、USB2.0端子が2つ、USB3.0端子(中が青色)が2つあります。
▼microMDMI端子が2つ、USB-C端子となってます。形状が前モデルとは変わってます。
付属のMicroHDMI to HDMIケーブルが2本を使えば、デュアルディスプレイで使えます。もちろんモニターは2枚必要ですが..
▼LABISTSオリジナルのラズパイケースです。
高性能なラズパイ4B本体は、使用時に高温になるため排熱設計されたケースになってます。
また、上蓋にはカメラモジュールが取り付け可能になってます。
▼全てブラックでカッコいい見た目ですね。
今回から搭載されたMicroHDMIやUSB-Cの形状に対応されてます。
また面白いのが、カメラ三脚などでおなじみのネジ穴がついてること。
▼こんな感じになります。
ややコードが邪魔くさいですが、カメラとの相性が良さそうなケースですね。
▼ヒートシンク3つと冷却ファンはこんな感じ。
冷却ファンのコードは隣同士になっているため、4番と6番ピン(5V)で使います。
▼microSDカードはSanDiskのモノが同封されています。
また、USB-CまたはUSB-Aで使えるmicroSDカードリーダーも便利に使えます。
▼取扱説明書は日本語で書かれてます。
機器の接続方法や、初期設定のことが記載されてました。
ラズパイ4 スターターキットの初期設定
ヒートシンクを3箇所貼り付けて、専用ケースにセットします。少し面倒ですが、付属のネジで固定します。
初期設定にはモニターやキーボード、マウスがあった方が良いです。モニターはテレビでも代用可能ですが、キーボードやマウスはコスパの良いものを用意しておきましょう。

▼SDカードには既にOSがプリインストール済みなので、HDMIでモニターに接続して電源ONしてみると、、
虹色の画面でずーっと止まっちゃいました。

ということで、一旦SDカードをフォーマットし、最新のOS「Raspbian Buster with desktop」を書き込みました。
これで再度電源ONにすると、、
キタキタ!
今度は無事に立ち上がってきました。
初回起動のタイミングで、言語設定、Wi-Fi設定などの初期設定が一括で行えます。
ラズパイ3B+の時は、最後のソフトウェアアップデートにもの凄く時間がかかったけど、今回はそれほどかからなかった。全体的にサクサク動く。これがラズパイ4の性能なのか。ワクワク!
▼全て終わったら、念の為、ターミナルから以下のコマンド(お決まりのやつ)を実施して完了です。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade $ sudo rpi-update
こちらもすぐに終わりました。
これでブラウジングなり自由に遊べます。ブラウジングもサクサクでいい感じ。
僕は13インチのモバイルモニターを使ってます。こういうのを1台持っていると便利です!
その他の設定として、FTPやSSH、VNCが使えると、ノートPCからリモートアクセスできて便利です。
YouTube再生はストレスフリー!
付属のmicroHDMIを2本使って、デュアルディスプレイ環境が簡単に構築できました。
YouTube(1080p固定)を再生してみたところ、1台のみであれば、ストレスなくサックサクで見れました。

しかし、2台同時(1080p固定)に再生してみると、カクカクして動きが突如ノロマに。見れないことはありませんが、、、
以下コマンドでCPU温度をチェックできます。2台再生中は73度まで加熱されてました。
$ vcgencmd measure_temp $ temp=73.0℃

僕も付属の冷却ファンは取り付けて様子見しようと思います。
最後に
LABISTS ラズパイ4B(メモリ4GB)セットを開封してみました。
SDカードのOSが使えなくて残念だった点はあったものの、それ以外は、付属品を使って問題なく使えたので安心できるスターターキットだと思います。それにしても、ラズパイ4の処理速度には驚きだ。
熱対策はしっかりする必要がありますが、YouTubeやブラウジングといったライトな使い方ならPCの代わりに使えます。
ストレスなくラズパイを使いたい人、ラズパイに性能を求めている人にはオススメです。
▼僕が選んだメモリ4GB×SDカード32GBはこちら。
旧モデルと比べると価格は上がりますが、圧倒的にパワーアップしているので仕方ないですね。
また1台ラズパイが増えたので、何か活用したいなと思います。それではまた。