どうも、CHASUKEです。
「いつも音楽を聴いているイヤホンが翻訳機だったらな。」
以前、街で外国人に道を聞かれた時に、そんなことを思ったことがある。

そんな要望を現実にしてしまう画期的なイヤホンが登場した。それが93言語対応の翻訳機付きイヤホン「Timekettle M2」です。
普段は音楽や動画用イヤホンとして使え、いつでも翻訳機になるのが、最大の特徴です。まさに、僕が欲しいと思ったやつ。
開発メーカーのTimekettleはAI翻訳を専門とするグローバル企業であり、これまでにも高精度で持ち運びに優れた翻訳機をリリースしています。
以前紹介した充電不要の小型翻訳機もその1つ。
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【レビュー】仕事や海外旅行に。超小型の翻訳機「ZERO」が手軽で使いやすい!
ただ翻訳するだけなら、GoogleやDeepLアプリで十分。けれど、外国人との会話が目的なら持っておきたいアイテムです。
ということで本記事では、外国人とスムーズに会話ができる翻訳機付きイヤホン「Timekettle M2」をレビューしていきます。

本記事は商品提供をいただき、レビュー記事を作成しております
Timekettle M2の外観とサイズ感
Timekettle M2は翻訳機付きのイヤホンです。
イヤホンケースは63×63×35mmで、重さは中身込で62.9gとなってます。他のワイヤレスイヤホンより若干大きめ。
▼USB-Cケーブルで充電ができます。
▼蓋は開け方が独特でこんな感じに、ケースごと2つに分かれます。
詳しくは後ほどですが、会話相手と片耳ずつで使う翻訳モード「タッチモード」で、相手にケースごと渡せます。
左右のケースはマグネットで張り付きます。
イヤホンもマグネットで吸い付くので、取り出しやすく、収納しやすい作りとなってます。
イヤホンサイズは43×20×12mmで、重さは5.4gとなってます。
▼同じインナーイヤー型のAirPodsと並べるとこんな感じ。表面の質感はほぼ同じ。

AirPods | Timekettle

AirPods | Timekettle
イヤホン形状は、AirPodsと同様、耳に載せて使うインナーイヤー型です。
耳穴を密閉しないので、耳に負担がかからず、周囲の音を聞きながら使うことができます。
▼モデルさんですが、耳に着けるとこんな感じ。
耳への着け心地は非常に良い。3時間着けたままでも痛くなりません。また、着けたまま首を振ったり、走っても、落ちる事なく安定してます。
Timekettle M2のペアリングと操作方法
Timekettle M2は、2つの使い方ができます。
- 通常のイヤホン機能(音楽・動画再生・通話)
- 翻訳機能(専用アプリ接続)
ここではiPhoneを例にして、それぞれのペアリング・操作方法を紹介します。
通常のイヤホン機能(音楽・動画再生・通話)
充電ケースからイヤホンを取り出し、Bluetooth設定から「Timekettle M2」を選ぶだけ。
これでiPhoneとペアリングされ、音楽アプリやYouTube再生して使えます。
1度ペアリングすれば、次回から自動接続されます。もし、ペアリング解除したいときは、各イヤホンを4回ずつタップすればリセットされます。
音楽操作
左 | 右 | |
1回タップ | 再生/一時停止 | 同左 |
---|---|---|
2回タップ | 前の曲 | 次の曲 |
3回タップ | 音声アシスタント呼出 | 音声アシスタント呼出 |
待機中操作
左・右共通 | |
2回タップ | 電話応答/切断 |
3回タップ | 音声アシスタント呼出 |
2秒長押し | 着信拒否 |
8秒長押し | イヤホン電源OFF |
音声アシスタントは、iPhoneであればSiriを呼び出すことができます。
その他、詳細なスペックは下記の通り。
Bluetooth | 5.0 |
---|---|
コーデック | aptX(Android) AAC(iPhone) |
到達距離 | 最大20m |
防水規格 | IPX4 |
連続再生 | 6時間(イヤホン単体) 30時間(ケース込み) |
充電時間 | 90分 |
メイン機能が翻訳機ではありますが、バランスの良い音質で音楽鑑賞用としても十分使えます。最新のBluetooth規格に対応しており、音飛びや接続不安定などもありません。

翻訳機能(専用アプリ接続)
続いて、翻訳機能について。
この機能を使うには、専用アプリを起動する必要があります。と言っても、既にスマホのBluetooth接続していればペアリングボタンを押すだけで完了です。次回からはアプリを開けば、自動接続され、すぐに使えます。

Timekettle M2の翻訳機能を試してみた
Timekettle M2で使える翻訳機能は3つ。
- タッチモード
- リッスンモード
- スピーカーモード
いずれの翻訳機能もアプリを起動し、ペアリングした状態で使う必要があります。アプリを開かずイヤホン単体では使えません。
翻訳機能は、40種類93言語のオンライン翻訳と、別途料金がかかるがオフライン翻訳(日本語⇔英語は2020年内リリース予定)が使えます。
また、肝心の翻訳エンジンには、下記のものが使われています。
- Microsoft
- iFlytek(中国のAI翻訳機)
- DeepL
- AmiVoice(日本国内シェアNo.1)
- Timekettle社独自

タッチモード
タッチモードは、左右それぞれのイヤホンで聞き取り&翻訳を行うモードです。2人で片耳ずつTimekettle M2を装着して使います。
▼アプリメニューから「タッチモード」を選び、各イヤホンの言語を設定します。
上記設定では、イヤホン右が「英語」でイヤホン左が「日本語」を聞き取ります。
話す側のイヤホン(もしくはアプリ画面)をタップしてから喋ると、イヤホン搭載のマイクで聞き取り、すぐに翻訳内容が両方のイヤホンに再生されます。
▼試しにやってみたのがこちら。
適当に喋ってみましたが、結構サクサクで驚いた。
多少意識してはっきりと話す必要はあるものの、聞き取り&翻訳ともに精度が良く、十分に実用レベルで使えると感じました。
自分が話した内容や翻訳内容がテキスト化されるので、間違いにすぐ気付けるのもナイスです。それに、1度タッチで切替すれば、喋るたびにタッチする必要がないのも使いやすく好印象だった。

リッスンモード
リッスンモードは、スマホのマイクから聞き取り、イヤホンで翻訳を聞くモードです。
イヤホン側は聞く専用で、会話はできません。
▼AbemaTVで日本語翻訳するとこんな感じ。
他にも、オンライン学習サイト「Udemy」などで外国の授業を翻訳できたら便利だと思って試してみたのですが、結果は残念ながらイマイチ。
話すスピードが早くて翻訳が追いつきません。一時停止しながら使うこともできますが、現実的ではなく非効率です。
製品ページでは教室などのシーンが想定されていますが、話し手はTimekettle M2を使っている前提でゆっくり喋る必要がありそう。また、聞き取りのマイク性能はスマホに依存するのにも注意です。
スピーカーモード
スピーカーモードは、自分はイヤホン、相手はスマホで、それぞれで聞き取り・翻訳再生を行うモードです。
タップモードのように見知らぬ相手にイヤホンを渡したくない場合は、こちらのモードでスムーズに会話ができます。
以前の小型翻訳機「ZERO」では、スマホの距離感が大事でしたが、今回のM2はそれを考えなくて良い分、使いやすいと感じた。
Timekettle M2 まとめ
以上、翻訳機付きワイヤレスイヤホン「Timekettle M2」でした。
音楽や動画再生用のワイヤレスイヤホンとして日常的に持ち運びができ、必要に応じてすぐ翻訳機として使えるのが最大の特徴でした。
使い方は非常に簡単で、特に言葉の通じない人と会話する「タッチモード」や「スピーカーモード」には、高い実用性を感じました。様々な外国人と会話する機会があり、常に持ち運びできる翻訳機をお探しの人にぴったりなアイテムです。
